命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

『幸せ』と『悲しみ』③

2023年06月27日 17時08分53秒 | 心に響いた言葉

前回のブログの続き・・・

 

              

 

人間は、見た目には明るく振る舞っていても、

その内側には深い悲しみがあるものです。

 

だれにだって あるんだよ

ひとにはいえない くるしみが

だれにだって あるんだよ

ひとにはいえない かなしみが

ただ だまっている だけなんだよ

いえば ぐちになるから

(相田みつを)

 

死別の悲しみは、ひとりひとり違います。

みんなが同じ方法で悲しむわけではありません。

故人との関係、別れ方などによって

悲しみの体験は異なってきます。

 

だから、他の人と比べても無意味です。

自分自身の感情で悲しんでください。

 

どれくらいの期間が過ぎたら、悲しむのはもう終わり、

なんてことはありません。

一日、一日、自分のペースで過ごして下さい。

 

ただ、どんな悲しみにも、それにふさわしい

深い幸せがきっと訪れてくるものです。

 

「自分は不幸だ」と思ったときから、

不幸は始まります。

けれど、不幸なこともいつまでも続くことはありません。

 

やがて好転するということを信じて、

明るく生きてください。

 

ある小学生の詩です。

「不幸がたくさんたまると、幸せと交換できるんだよ」

 

寒い冬の季節、朝から外は猛吹雪です。

窓から見える景色は白一色で、ほとんど何も見えません。

こんな寒い日に、思い出す歌があります。

 

「寒いね」と話しかければ

「寒いね」と答える人のいるあたたかさ。

 

苦しい時は、この闇が永遠に続くような気がするものです。

しかし、そうではない。

冬は必ず春になります。

永遠に続く冬はないのです。

 

[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]

 

              

 

 

人は一人で生きていくことはできません。

 

どんな時でも、神様、仏様、ご先祖様は

我々の『悲しみ』にそっと寄り添い、いつも温かく見守り、

心に光が差すように導いてくださっていますよ。

 

そして数年後、その時のご自分を振り返ってみてください。

 

この為ににあの出来事があったのだと思えたら、

ご自身の心の成長に繋がっています。

 

 

合掌


『幸せ』と『悲しみ』 ②

2023年06月24日 19時12分00秒 | 心に響いた言葉

前回のブログの続き・・・

 

              

 

悲しみはみんなに

「デンデンムシノカナシミ」は、

昭和十年に執筆された新美南吉の童話です。

 

「一匹の、デンデン虫がいました。

ある日、そのデンデン虫は、大変なことに気が付きました。

『私は今までうっかりしていたけれど、

私の背中の殻の中には、悲しみが、いっぱい、

つまっているではないか』

 

この悲しみは、どうしたらよいでしょう。

デンデン虫は、お友達のデンデン虫のところに行きました。

 

『私はもう生きていられません』と、

そのデンデン虫は、お友達に言いました。

 

『何でですか』と、

お友達のデンデン虫は聞きました。

 

『私は、何と言う不幸せな者でしょう。

私の背中の中の殻の中には、悲しみがいっぱい、

つまっているのです』と、

はじめのデンデン虫が、話しました。

 

すると、お友達のデンデン虫は言いました。

『あなたばかりではありません。

私の背中にも、悲しみはいっぱいです』

それじゃ仕方ないと、はじめのデンデン虫は、

別のお友達のところへ行きました。

 

すると、そのお友達も言いました。

『あなたばかりじゃありません。

私の背中にも悲しみはいっぱいです』

 

そこで、はじめのデンデン虫は、

また別のお友達のところへ行きました。

 

こうして、お友達を順々に訪ねて行きましたが、

どの友達も同じことを言いました。

 

とうとう、はじめのデンデン虫は、気がつきました。

『悲しみは誰でも持っているのだ。

私ばかりではないのだ。私は私の悲しみを

こらえていかなきゃならない』

 

そして、このデンデン虫はもう、

なげくのをやめたのです。

 

人間は、見た目には明るく振る舞っていても、

その内側には深い悲しみがあるものです。

続く

 

              

 

[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]

 

 

 


『幸せ』と『悲しみ』①

2023年06月23日 16時12分35秒 | 心に響いた言葉

本日のニュースで

沖縄全戦没者追悼式の中継が

報道されていました。

 

ロシアとウクライナの戦争のニュースも

何年もの間毎日繰り返し報道されていると、

いつの間にか“当たり前”のような感覚になってしまっています。

 

“平和”や“死”について考えていると、

ある文章に辿り着きました。

 

人間にとっての『幸せ』とは何か・・・

大変心に響きましたのでご紹介いたします。

 

皆様の心の悲しみが少しでも軽くなることを願って・・・

               

【家庭が大事】

マザー・テレサにある記者が質問しました。

「世界平和の為に、いちばん大切なことはなんでしょうか?」

マザーはこう答えました。

 

「まず、あなたが早く家に帰って、家族を充分に愛することです」

納得ですね。

 

もう一つ、マザー・テレサの言葉を紹介します。

「私は、最後の最後に、この人達に、

『人間として生まれてきてよかった。

この世に生をうけてよかった』と言って、

死んでいってもらいたい為にやっているのです。

この人たちの命を助けたいと思って

やっているのではないです。」

 

末期に優しさによって心を癒されると、

たとえその人の人生が暗かったとしても、

幸福感に満ちて旅立つことができるでしょう。

 

悲しみはみんなに

「デンデンムシノカナシミ」は、

昭和十年に執筆された新美南吉の童話です。

 

「一匹の、デンデン虫がいました。

ある日、そのデンデン虫は、大変なことに気が付きました。

『私は今までうっかりしていたけれど、

私の背中の殻の中には、悲しみが、いっぱい、

つまっているではないか』

続く

               

[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]

 

 


地震・豪雨などの天災の意味とは

2023年06月02日 16時38分49秒 | 心に響いた言葉

最近、全国各地で地震が多発しておりますが、

地震速報が流れる度に、全国にいらっしゃる

信者様皆様のご無事を祈る日々です。

 

本日、関西地方では豪雨による注意報が

繰り返し報道されています。

 

なぜ地震や災害がこんなに多発しているのでしょうか?

昔は、天からの戒めのメッセージであると

よく言われました。

 

私たち日本人のルーツである神道は

山、海を神として祀ったのが起源であり、

その歴史は1億年にも及び、

日本は世界最古の国なのです。

 

そして、我々の先祖である大和民族は

なにか天災がある度に、国民の命を守るため

神社、仏閣で『祈り』を捧げてきました。

 

昔は豊作の『感謝』や『生きるため』であった祈りが、

現代では『ご利益』の祈りに変わってきていますね。

 

生きるために必要な食べ物や水、空気に対しても、

無限に当たり前のように存在するととらえがちですが、

地球が生きているから空気があり、水があり

私たち人間、植物、動物などの

生命も生きていられるのです。

 

当たり前のようにあるもの程

どれほど尊いものなのか・・・

昔の人の方が悟っていたのかもしれませんね。

 

山主が以前、地球の声を聞いたとお話されました。

 

 

【もうこれ以上やめて

地球を破壊せんといて

地球をほじくりかえさんといて

人間を増やさんといて

都市に人を集中させんといて

ごみを捨てんといて】

 

と言っていたそうです。

 

これを聞いて

皆さんはどう感じますか?

 

合掌


謙虚な心

2017年12月06日 18時43分25秒 | 心に響いた言葉

お釈迦様の思想は、人は行いによって、

尊くも賤しくもなると、言っておられます。

 

また、お釈迦さまは、

「修行には、限界は無い。謙虚な心で、修行の道を進め。

その大は外無く、其の小は内無し。」

と説いておられます。

 

高い境地にいる人ほど、謙虚な心を持ちます。

謙虚な心が更なる道を開いてくれ、

謙虚こそが更なる上昇を生んでくれるのです。

南無大師遍照金剛