どんなに偉い人でも多かれ少なかれ、
生きている限り業を積んでいます。
前世で善行と呼ばれる行いをしていた人でも、
業があります。
そんなこと、ありませんよ。
私は何も悪いことをしていません。とおっしゃる皆様へ。
一番の業は、
食べられる食材を惜しみなく、捨てる行為です。
賞味期限切れと称して、何でも捨てたがる日本人。
沢山作っては余らして捨てる行為。
食べ物は、人間に食べて欲しくて生きていたわけではありません。
みんな、子孫を残すために命を繋いでいるのです。
また、きれい好きな日本人は様々な洗剤を使い、
大量に水を汚し海を汚染しています。
植木や草を取り除き、
鳥や小動物の生き物の住処をなくしています。
雑草は要らないと、除草剤をまき散らし、土壌を汚染しています。
ゴキブリ、蜘蛛、ムカデ、蜂、蟻、田畑の虫など
自分たちの食料となるものを食べる生き物は悪物扱い。
害虫と呼ばれる多くの生き物を必要をしている別の生き物がいるのですが、
人間されよければ、自分されよければの元、
害虫の駆除は当たり前の日本。
業は生きている限りつくもの。
当たり前のことなのです。
それを現世の生き方でどう少なくするか。
また、先祖代々積んできた業をどうはかしていくのか
それが大事なのです。
当山の霊界施餓鬼一粒萬福法要では、故人の作った
多くの業をはかすことが可能です。
しかし、全ての業をはかすことは不可能です。
なぜなら、我々は生きているからです。
生きている限り業は作られるものなのです。
合掌