ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

市民大学講座~古典芸能に親しむ能楽の魅力

2018年10月10日 17時10分41秒 | 田舎暮らし
市民大学講座に行った。
今回は「古典芸能に親しむ能楽の魅力」
この市は実は能にとっても縁があるところ。
能の流派の一つ、福王流の地元。
世阿弥のお母さんが生まれたところでもあるらしい・・・
今日の講座は能楽師福王流ワキ方・江崎欽次朗先生のお話。
毎年楽しみにしている講座の一つだ。
今回は同じ市・室津の加茂神社が舞台の能「室君」の話。

加茂神社の宮司が室津の遊女たちを呼んで、春の宴を楽しもうという。
遊女たちは船でやってきて、「棹の歌」を歌う。
すると室の明神も現れて夜通しいっしょに舞う。
やがて空が明るんで明神も遊女たちも去っていく。

というだけの曲で今ではほとんど演じられることもない曲だとか。
でもなぜだか魅力的だ。
この曲に出てくる「棹の歌」、
これは地元の保存会でずっと歌われ続けているとか。
能とは違い、神楽風な歌でこちらの方が親しみやすい。

瀬戸内海には点々と昔の風情を残した港があるけど、
広島・福山の鞆の浦が好きだけど、室津もとっても魅力的な港町だ。

ところで今回ちょっと気になったのが、袴は左足から履くということ。
なんでも左は前進、右は後退、らしい。
それで左から履かないといけないらしい。
そこで気になったのが、じゃぁ~脱ぐときは?
そう、とっても気になったので、後で(こっそり?)お聞きした。

そこでクイズです!
脱ぐときは右足からか?左足からか?

いつものことなので今まで気にしたことはなかった。
ズボンは右足から履くか?左足から履くか?脱ぐときはどちらからか?
靴下は右足から履くか?左足から履くか?脱ぐときはどちらからか?
歩き始めるときは右足からか?左足からか?
自分では、どうもズボンは左足から履くような気がする。
靴下も左足から履くような気がする。
脱ぐときは?
う~~~ん、よくわからないけど、右足から脱ぐような気がする。

そこでこのしょうもない質問に、真面目に答えてくれました。
「どちらでもいい」と。
「急いで脱ぐので・・・」と。
「でも・・・右足からのような気がする」と。

この答えに、まったく納得した。
自分自身ズボンは左足から履くような気がするけど、これはきっと効き腕の関係だろう。
もともと左利き。
でも子供のころ、無理やり、書くのと箸は右に直されたので、今でも字が下手、悪筆、自分よりも字が下手な人に出会ったことがない!
左から履くのも能の心がわかっているというのではぜんぜんなく、利き手のせいかもしれない。





加茂神社
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ポポー

2018年10月09日 17時49分26秒 | 田舎暮らし
ポポー食べるかな?
と思ってちょっぴり傷んだポポーを鶏にやったら、
ちょっと啄んで、あとは無視。
どうやらポポーは我が家の鶏からもすっかり嫌われてしまったようだ。

はてさて、残ったポポー、どうしたもんだろう?
美味いんだけどねぇ~~~~
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2018年10月09日 16時25分42秒 | 田舎暮らし


柿は色づき、葉も枯れてきた。
それで試しに甘柿を2個ほど収穫した。

田舎暮らしを始めたころとっても不思議だったのは集落の人が柿を収穫しないこと。
たいていの家には柿の木がある。
でももっぱらカラスの餌。
そのうちカラスさえも食べ飽きて、ただ熟して落ちていく。
ほとんどの家では干し柿にもしない。
それがとっても不思議だった。

でも今では我が家でもほとんど収穫しない。
甘柿が5~6本、渋柿が10数本あるけど、収穫するのはそのうち10本もない。
甘柿のうち売り物になる柿がなるのは2~3本。
あとは昔、昔の、漫画昔話に出てくるような昔懐かしい小さな小さな柿。
渋柿もそう、立派な実がなるのは3~5本。
渋抜きしてそのまま食べられる大きな実をつけるのは2本。
とってもいい干し柿になるのは数本。
あとはせいぜい正月の餅飾りになるほかないような小さな柿。
というわけで今では我が家でもほとんど収穫していない。

そこでせめて秋の風情、
 
 柿食えば鐘がなるなり法隆寺

夕方になるとカラスが山に帰っていく、
そこに寺の鐘の音が、「ご~~~ん・・・」
なんて期待したいけど、
里山の風情がここに来た時にはもう、なくなっていた。
寺は鐘をつかなくなっていた。
そのうち個々の氏寺も廃寺になった。

 「か~~~か~~~か~~~」

 「ご~~~ん」

こんな里山の風情はもうここでは漫画昔話の世界。
今年もまた柿の実が侘しく実り、侘しく熟し、侘しく落ちていくのだろう。

  
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半蔵門

2018年10月08日 18時34分48秒 | 本の中から
ある時ある朝、
皇居を歩いて1周したことがある。

皇居はどこも厳重、攻めることは不可能。
でも1っか所だけ無防備なところがあった
それが半蔵門。
他の門はみな橋で掛かっているのに、ここの門だけは土手。
門も小さく厳重ではない。

こんな門すぐに破れそうに思った。
でも「日本史の謎は地形で解ける」という本を読んで初めて分かった。
実は今では裏門みたいな雰囲気だけど、昔はこの門が正門だったのだ。
皇居の正門というとそれは誰でも思う、そう二重橋。
でも昔は違う。

メーンストリートに面したところが正門。
二重橋の先は当時は海しかなかった。
というわけで甲州街道に面した半蔵門が正門。
通りやすくするように橋でなく土手にした。
その代わり警備を厳重に、当時の警察や近親の大名や譜代大名の屋敷を配備した。

なるほどなるほど、納得。
今でもこの門を使うのは天皇陛下とか宮内庁の正式の使者とからしい。
門の前には今でも警視庁があるらしい。
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ナマケモノ

2018年10月08日 17時10分37秒 | 本の中から
「ホントにすごい!生き物図鑑 地球生物・生き方コレクション」という長い題名の本を読んでいる。
現代・過去の変わった生物の話がいろいろ書かれているけど、特に興味を持ったのは、全体の中ではたいして変わっていないナマケモノの話。
ナマケモノは本当に怠け者。
ナマケモノは一日20時間も寝て過ごす。
クマは冬眠するとはいえせいぜい冬の間だけ。
あとはあくせく動き回る。
ところがナマケモノは年中冬眠している。
そして一日の食事はというとなんと8グラム程度。
葉っぱ数枚、あるいは自分の体に生えた苔を食べる程度。
でも恒温動物は自分の体温を維持するためだけに本来不要なエネルギーを摂らないといけない。
ところがナマケモノはなんと逆進化、その怠け癖を維持するために変温動物になってしまった。
それで一日数枚の葉っぱで命を維持していけるのだ。
しかもその葉っぱを完全に消化するまでに1カ月もかかるらしい。

でもバカにしてはいけない。
ナマケモノはたま~~~に移動する時もあるのだ。
それなりに、ゆったりまったり・・・ではあるけど。
時速18メートル!
亀よりはるかに遅!!
それでもせいいっぱい急いでいるのだろうね。

このナマケモノの生態を知るにつけ、これこそ人類の最高に進化した姿ではないだろうか?
と思えてくる。
このナマケモノのようにみんなが暮らしたら現代の問題はすべて解決する。
地球温暖化も少子化対策も高齢者問題も年金問題もみんなみんな解決する。
みんながナマケモノになったらいい。
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多肉植物

2018年10月07日 17時15分05秒 | 花便り
この前またも図書館で多肉植物をもらってきた。
そのうえここでも増やしている。
多肉植物はどんどん増えるので、面白いし、とっても得した気分。
でも・・・でも・・・ふと正気に返ると・・・
いったいこんなに増やしてどないすんねん!
それに怖いのは冬。
これだけの鉢を室内にいれる・・・?
入る??
ぞ~~~!

2月のこの町の公民館祭りで手作りの鉢に植えて「売ろう!」
そしてそれを「酒に変えよう!」という邪なこと考えてるけど、
はてさてそれよりも、冬越し!
はてさて、どうしたものだろう?
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ポポー

2018年10月06日 17時33分38秒 | 田舎暮らし
台風は遠くを通り過ぎたのに、風は強かった。
それでとっても気になって6本のポポーの木を見て回った。

すると・・・
やっぱり・・・
いっぱい実が落ちていた。



そして今年初めて食べてみた。
うん、美味いんだよね、甘いんだよね。
いろんな味がこもったクリーム。
う~~~ん、嫌いじゃない。
でも・・・やっぱり癖がある。

さて・・・
このポポーを・・・
どうしたものか・・・

もちろんすきな人もいるので、あげるのだけど・・・
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ミョウガ

2018年10月05日 12時41分06秒 | 田舎暮らし
もう終わったかな?と思いながら、
恐る恐るミョウガのジャングルに踏み入った。
とりあえず30個ほど収穫したけど、まだまだたくさんとれそうだ。
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(サンスクリット版縮約)法華経

2018年10月05日 10時16分45秒 | 本の中から
「(サンスクリット版縮約)法華経」(植木雅俊・訳)を読んだ。

これで法華経は3回読んだことになる。
昔読んだ岩波文庫の「法華経」(坂本幸男・岩本裕訳)
そしてこの前読んだ、「全品現代語訳・法華経」(大角修・訳)
そして今回の「(サンスクリット版縮約)法華経」(植木雅俊・訳)

この3訳の「法華経」みなそれぞれに味がある。
そして今まで持ってた違和感、「観世音菩薩普門品」とか「陀羅尼品」とかその他いくつかの品が、どうやら後世で追加されたものらしいことも分かった納得した。

サンスクリット語訳はわかりやすくはあるのだけど、だらだらした文章にはまったくうんざりさせられた。
これでも縮約!
原本はどれほど、だらだらだったか!
それにこの訳の偈(詩)の部分、訳者ははなから詩として訳すことを放棄しているらしい。
もちろんそのまま散文で訳したら本文とほとんど重なってしまうので、重なる部分は省いて訳している。
もう少し詩として訳したらいいのに・・・

やっぱり鳩摩羅什訳の「法華経」は名訳だと思う。
単に訳するだけでなく、有名な方便品の十如是(この部分はサンスクリットの現本にはないらしい)などを加えることによって(よくわからぬながらも)さらに深みを、有難味を増している。
法華経は鳩摩羅什以前と以後にわかれるだろう。
前者を尊ぶのは仏教学者、後者を尊ぶのは仏教徒。
宗教は生きている。
その生きている宗教が一番わかってないのが仏教学者なのかもしれない。
「(サンスクリット版縮約)法華経」を読んでふとそう思った。

さてこの三つの訳ではまず、「全品現代語訳・法華経」(大角修・訳)をおすめしたい。
入りやすいわかりやすい。
やはり今の日本人にいちばん合うのは鳩摩羅什訳の「法華経」だろう。


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半分青い

2018年10月01日 19時23分39秒 | テレビの中から
半分青い、があわただしく終わり、まんぷく、が始まった。
半分青いおもしっろかったのだけど、時間配分を間違えたような気がする。
最後はもう少し時間をかけるべきだったのではないか?
次に期待しよう。
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台風は・・・

2018年10月01日 18時51分47秒 | 田舎暮らし
台風は、
風は・・・ほとんど吹かなかった。
雨は・・・降ったけどそれほどでもなく、
沢も溢れなかった。
というわけで何事もなく、ほっとしている。
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