朝ラジで金の価値をカードだとわからないみたいなことを言う人のメールが
読まれた。
私は父の方針でお金をあまり持たせてもらえなかった。
ほしいものは値段を言ってその額をもらっていた。
またアルバイトも禁止だった。
私自身はこういう生活にまったく不満も疑問もなかった。
パリに行って金を自分でコントロールするのは大変なんだとつくづく思った。
この意味でお小遣い制はいいかもしれない。
パリには日本にはない小切手というものがあって、
カードが出てくるまで小切手を使用していた。
小切手は現金と同じ扱いで、口座に金がないという状態で小切手をきることは
かなり重罪だった。
小切手は購入代金を自分で書き込み、誰に払うか支払先も書く。
そしてサイン。
身分証明書を出す。
レジの人は身分証明書の番号とか小切手の裏に書き留める。
人の小切手など使用してばそのまま警察にとって捜査対象に使える。
こういうサインの習慣が頭にあるので、人の書いたものを別な用紙にコピーできる
文明の利器に不安を感じるのだ。
どう思いますか、警察の人?
よく中国なんかのカード偽造はこういう手段をすでに使っていますよね。
フランスではキャッシュ払いはいろいろな制限があった。
金額は忘れたが買い物も現金払いはある金額以上はできない。
脱税の予防策だ。
給料も口座払いが当然。
口座に振り込めないということは、その人が口座を持っていない、
あるいは持てないことがわかる。
そういうがわかると、日本人でも「ヘー、なぜ持てないのだろう」って思うでしょ?
そして盗難防止。
小切手はカード以上に安全だった。
小切手にはカードのようにサインは書き込んでないから。
一度買い物先で忘れたことがあったがすぐみつかった。
すぐ知らせた銀行にみつかったけどギュウギュウに絞られた。
あれが財布なら出てこなかったろう。
今日本で習慣ということもあるが、現金はあまり持たない。
現金だとレシートでもなくしたらトレースに手間がかかる。
私は現金に不安がつきまとっている。
こういう人もいるんです、現金愛好家の方。