雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

みんなちがってみんないい。

2009-03-10 18:32:24 | …and so on
今日はいいお天気でした。朝、家を出る時は雨が多少降っていましたが、7時過ぎにはそれも止み、徐々にお天気が回復してきました。昼間は結構青空になっていて、雨がうっとうしいワタクシとしてはとてもいい感じでしたが、花粉症の方にはちょっとつらい1日になったかもしれません。この時期はお天気がいいと花粉が飛ぶので、なかなかお天気を手放しで喜ぶことはできません。久々に洗濯日和になったと思うのですが、花粉が怖くて外に干せないというジレンマを抱えている人も多いと思います。でも、花粉症で騒いでいるのは、なぜか都会の人間が多いですよね。山が近くなるにつれ、花粉の飛散量も増えるんじゃないかと思うのだけど、山間地で花粉症がつらい人々というのはあまり聞いたことがない。やっぱり他の化学物質と花粉が合わさってしまうのが原因なんでしょうか。東京人とか大阪人には花粉症が多いですよね。

ところで、結局というかやっぱりというか、昨日のWBC日韓戦は完封負けだったらしいですね。思うに、これが日韓の実力なんじゃないかなぁ。日本選手のほうが大リーグ選手も多いらしいし、技術的なことでは全く遜色はないと思うんです。が、最後には勝とうという根性の違いみたいなものが出るような気はします。野球の日韓戦は、土曜日に馬鹿みたいに勝った時と昨日しか見たことがないんですけど、サッカーの日韓戦を見ているとつくづくそう思うことが多い。スポーツに限ったことではなく、日本人は気質的にあまりガツガツするのが苦手なんじゃないかと思うんですね。何が何でも勝たなくては…みたいなものが前面に出てこないというか。だから、そういうものを前面に出して戦うためには大リーグだったりセリエAだったりに出て行くしかなくなるんじゃないかと。中田英寿やイチローを見ているとそう思えて仕方ないんですね。

協調性を重んじる教育というのはある意味では必要なものだととは思います。が、協調性のあるなしと、運動会の徒競走で勝ち負けをつけないために手をつないでゴールさせるという、わけの分からない平等(?)教育は似て非なるものだと思うんですね。だから、少しでも自分の力を伸ばそうとする人々は、スポーツ選手であれ何かの研究者であれ海外に出て行かざるを得ないんじゃないでしょうか。文部科学省のお役人の皆さまは、日本の頭脳流出を嘆く前に、そもそも論としての教育の仕方を考え直した方が良いのでは?と思ってしまう今日この頃。「みんなちがってみんないい」は金子みすゞの詩だったと思いますが、そういうふうに考えることができれば、世の中はもっと生き易くなるんじゃないでしょうか