雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

大事なものが置き去りに。

2014-03-08 17:46:50 | …and so on
今週は仕事がバタバタとしていて、ちょっとWebサイトをチラ見…という時間もなかった気がします。
完全に世事が分からない昨今ですが、通り魔やら意識を無くした長距離バス運転手やら、物騒なことばかり起きた気がします。
どれもこれもNHK「おはよう日本」による、しかも耳だけ傾けていた情報なので詳細は全く分かっていないのですが。
この国は何だか間違った方向に進んでいるような感じがして、他人事とは思えないことばかりでした。

そんな世事に疎いワタクシですが、昨日、監査が終わったので久しぶりにMSN産経ニュースをチラ見しておりました。
全聾の作曲家としてもてはやされた方が、実は曲も作っていなければ全聾でもなかったというスキャンダルがありました。
ご本人が謝罪会見を開くとのことで、MSN産経ニュースではその一言一句を掲載していたのです。
ワタクシはクラシック音楽には全く疎い人間ですが、たまたまその方を特集したNHKスペシャルを見ていました。
その時は世の中にはすごい人もいるものだとは思いましたが、ナレーションの遠藤憲一さんの声に聴きほれておりました。
なので、実は番組の中身はほとんど覚えておらず、遠藤さんの声と、その方の変わった名字だけが印象に残っていたのです。

記者会見は活字と写真でしか見ていませんが、髪を切って髭を剃ってサングラスを外すと、同一人物に見えないのに驚きました。
動画を見ていないのだけど、謝罪会見で何故ゴーストライターを名誉棄損で訴えるという話になるのかもよく分からず。
義母も名誉棄損で訴えると言っていたようで、この方は自分がやったことの重大性を理解していないのでは?と素朴な疑問。
ワタクシにはよく分かりませんが、この方が作ったとされる交響曲は3.11の被災者の方々の希望になったというお話でしたよね。
そういう方々を何重にも裏切っておきながら、なお、自分の正当性を主張しようとする神経がよく分かりませんでした。
ゴーストライターにも義母にも反論されていましたけど、何か大事なものが置き去りのような気がするのはワタクシだけでしょうか。