雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

アスリートファースト(?)。

2018-02-11 15:57:22 | …and so on
昨夜は、平昌オリンピックのスキージャンプ男子ノーマルヒルを途中まで見て、根性が潰えて寝てしまいました。
平昌という極寒の地で、ジャンプ台なんて標高の高いところにあるのに、日付が変わっても試合が終わらない。
時差の関係でアメリカの方々が見られる時間帯に試合をしているという噂がありますが、それってどうよと思いましたです。
あんな寒い所でジャンプの試技まで待機している選手の方々を見て、アスリートファーストが聞いて呆れると思った次第。
確かに、アメリカのTV局が馬鹿高い放映権を買ってくれなければ、オリンピックの収支が赤字になるのは分かるけど。

日本国の東京都で開催されるオリンピック・パラリンピックも、猛暑かゲリラ豪雨の二者択一みたいな時期になるらしい。
7月の終わりから8月の初めがオリンピック、パラリンピックがその1か月後くらいだと記憶しております。
8月の猛暑の中、選手の皆さまに東京都心を42.195㎞も走っていただこうと考えた人がいるのかと思うと、今の平昌を笑えない。
54年前の東京オリンピックは、日本国の気象が一番安定している10月だったからこそ、青空の下で競技も行えたと思われ。
これも、アメリカのスポーツイベントが比較的少ない時期を選ぶと、消去法で真夏になったという噂があります。
そこまでして放映権を買ってほしいなら、いっそ、オリンピックはずっとアメリカでやったらいいのでは?と思う今日この頃。

東京では暑さ対策に沿道にミストを撒いたり、熱を下げる道路に舗装を張り替えるらしいですが、何だかなぁと思ってしまう。
放映権ありきで事を運ぶという悪しき慣習をなくさない限りは、アスリートファーストという言葉だけが踊る気がするわけで。
だから、日本国のように技術力で何とかしてしまう国じゃないと、これから先はオリンピックも開催できなくなりそうです。
ともあれ、平昌にいらっしゃる選手の皆さまが、無理な競技日程で体調を崩したりしないことを願うばかりではあります。