今回の京都旅行は、母をダシに使って、ワタクシの仏様・お寺・お庭愛が爆発した旅になりました。
東寺の立体曼荼羅と龍安寺石庭の他に、もう御一方、どうしてもお会いしたかった仏様がいらっしゃいました。
それが、日本国の国宝第一号に指定されたという広隆寺の弥勒菩薩様なのでございます。
この弥勒菩薩様とは、35年前に一度お目にかかったのですが、その時は友人と一緒だったのであまりしっかりとは拝見できず。
今回は、母が知っているかどうかは置いておいて、とにかく一番近い距離で30分近く拝見することができました。
母がいなければ半日ぐらいは号泣しながら対面していたと思われ、母がいてくれたのは、ある意味よかったのかもしれません。
こちらは世界遺産に登録されていないせいもあるのか、金閣や龍安寺と比べると人が少なかったのは幸いでした。
文化財保護という観点もあり、安置されている新霊宝殿は照明が暗かったのですが、それでもお顔を拝見できて幸せな限り。
いろんな言語が飛び交うこともなく、月曜の昼下がりに行けたのは、ワタクシの仏様愛を爆発させるには打ってつけです。
それでも、お願いした観光タクシーの時間もあったので、30分ぐらいで退散しましたが、マジでお名残り惜しかったです。
次の機会には、龍安寺石庭半日と、広隆寺の弥勒菩薩様に半日ぐらいのスケジュール感で旅程を組もうと決意した次第。
ただ、そんなスケジュールに付き合ってくれる奇特な方はいないと思われ、やっぱり一人旅をするしかなさそうですが。
写真は、広隆寺新霊宝殿の前で見た蓮池です。
もしもあの世なるものがあるとすれば、こういう蓮池の前に弥勒菩薩様が待っていてくださるといいなぁと思いました。