リンダ リンダ リンダ リンダ!

ヘッドレスベース楽器日記→RCバイク(ハングオンレーサー)日記→BALIUS2日記→XSR900日記へ~

紐解いてみますか3

2013-02-16 20:30:00 | BALIUS2
さてさて、クオーターの歴史を考える上で避けることが出来ないのが「2stレーサーレプリカ」。
僕はその時代にはバイクを降りてしまっていたのですが、天井知らずの性能アップ戦争が加速し、公道でこんなの大丈夫なの?って思ってましたね~(笑
日本人ライダーもコンチネンタル・サーカス(WGP)で大活躍して、各社共にレプリカの販売シェア獲得に躍起になってましたな~

その流れの大本を作ったのはやっぱり↓

YAMAHA RZ250(80年発売)なんでしょうな~
それまでもRDシリーズの様な2stスメ[ツはありましたが、当時珍しかった水冷エンジンでTZのエンジンをデチューンした様なスペック。
2stスメ[ツのきっかけを作ったのは間違いないでしょう。

YAMAHAさんはその後、RZ250R→RRと進化させて行くのですが、やっぱりレプリカと言うと「TZR250シリーズ」でしょう。
大きく分けると↓の3種類なのかな?

TZR250 1KT/2XT(85年発売)
RZシリーズと比べて明らかにレーサールックになっただけではなく、大幅にパワーアップ。
エンジン特性だけではなくハンドリングも他社とくらべて良い所はさすがYAMAHAさんと言ったところでしょう。


TZR250 3MA(89年発売)
通称「後方排気TZR」って、出た頃は後方排気って意味あるの?ってちょこっと馬鹿にしてました(笑
チャンバー容量を小さく設定できるとか、多少のメリットは有ったんでしょうけど、やっちゃった感はなきにしもあらず・・・


TZR250 3XV(91年発売)
初代RZから続く並列2気筒を捨ててV型2気筒になったモデルですね~
たしかレーサーTZと並行開発されたエンジンで部品の互換性まであったって噂を効きました。ってそれ有りなの?
ここまで来てやりすぎたと思ったのか後期型以降は最高出力規制(自主)で40Ppsに落ち着きましたね、それでも4st400ccと競える戦闘力はあったんじゃないかな~

2stのYAMAHAに負けじとHONDAさんも頑張ったのですが~

MVX250F(83年発売)って大失敗策からのスタートになっちゃいましたね~
WGPに出場していたNS500を模したV型3気筒って面白いエンジンを搭載してたんですけどね・・(販売台数はそこそこいったみたいですけどね

やっぱりHONDAのレーサーレプリカと言えば「NSR250R」シリーズですね~

NSR250R MC16(86年発売)
前作のNS250Rから、よりレーシーなスタイルになり、引き継いだ45psV型2気筒エンジンを搭載して登場。
TZR250に性能的にもスタイル的にも追いついたカタチになっています。
でもYAMAHAさんはそうはさせじと・・・


NSR史上最高傑作といわれているNSR250R MC18(87年発売)
リミッターも搭載していないし、RS250と同時開発されたって噂もありましたな~
乾式クラッチ搭載もでるとかあったり、HRC仕様のプロダクションレース向けモデルがあったりとか、流石HONDAさんだな~って感じっすね。
今でも町中で見かける事があり、乾式クラッチ独特のエンジン音を耳にしますね


NSR250R MC21(90年発売)は外観上が大きく変わりました。スイングアームにガルアームを採用して、大容量化するチャンバーを避ける様な配置になっていますね。
エンジンも結構新設計が加わってるみたい。
ちなみにアオちゃん(BALIUS2)のFブレーキキャリパーはこの方から流用させてもらってます。


最後のNSRなってしまったのがNSR250 MC28(93年発売)。
スイングアームが方持プロアームになったのが一番目をひきますね~
更にレーシーなスタイルになったけど、ご多分に漏れず自主規制で40psに押さえられてしまいました。
たしかメモリーカードを差し替えるだけで性能が上がるようになっていた様な・・・

H・Y戦争を横から煽っていたのがSUZUKIさんなのでは(笑

まずはRGシリーズを大幅にレベルアップさせたRG250γ(83年発売)ですね~
H社が出遅れたおかげで、RZシリーズに対向できるのはこれだけでした。F・ウンチーニ師匠がレーサーと間違えたってんだからその性能は・・・
2st250ccの性能アップ競争に拍車をかけたのはガンマでしょうね。


H・Y社からは少し遅れて登場したのがRGV250γVJ21A(88年発売)。
採用されたのはV型2気筒エンジン。
↑のペプシカラーはサイレンサーが黒色でK・シュワンツのRGV-γそのものですね~
後続メーカーならではの「やりたい放題」ってイメージが強いマシンですね(笑


痘ァ式フロントサスが目を引くRGV250γVJ22A(90年発売)、右2本出しになった排気系が更にRGγに近付いてる感じですね~
アプリリアのRS250はこの方のエンジンを使ってますね、国外仕様エンジンって60ps以上あったって・・・ホントかな?


他メーカーが2stレプリカから撤退した後にでたのが車名が変わったRGV-γ250VJ23A(86年発売)。
この時期では珍しくエンジンも新設計。電子制御化されるるあったGPレーサー同様に制御系が一新されてますね。確かセルスタート・オンリーだった様な・・

カワサキ党としてはイマイチ語りたくないのですが・・・(笑
Kawasaki 2stと言えばマッハシリーズ→KHって名車揃いなんですけどね~

WGPでのA・マンク師匠の250/350ccダブルタイトルを受けて登場したのがKR250(84年発売)。
GPレーサーから受け継いだタンデム・ツイン、ロータリーバルブエンジンを搭載。(バルブレイアウトは左右逆ですけどね)
独特のデザインで今でもコアなファンがいらっしゃるマシンですね。
でも、発売後にKawasakiがWGPから撤退・・・


オーソドックスな並列2気筒に変更されて登場したのがKR-1(88年発売)。
WGPで覇を競っている他メーカーと比べて、販売台数が伸びなかったのはしょうがないですよね~(無
幻のGPレーサーX-09が実現してたら少しは違ってきたのかもしれませんね・・・
前傾V型2気筒のKR250を見てみたかった・・・

産業界も「ライバル」の存在というのは大きいのですな~
競う相手が目の前にいると切磋琢磨してドンドン技術力が上がっていきますね
若干行き過ぎちゃったのはご愛敬と言うことで(;^_^A

もう2st小排気量は見られないと思うと寂しい限りです・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする