何でもない日々

優しさの素は幸せ
幸せの素は楽しい
楽しく生きる人は優しい

人間の(は)95%

2023-10-07 18:35:05 | 詩はあいまいな哲学
スピノザの人物像は絵画より彫刻の方が似合う。
ゲーテは「エティカ」を読むために引き篭もり、
雲の上に雲を置くような探求に光を当て
彫刻された人間誰もが帰還することは困難と捉えられていた旅へと出た。

そして半年後に何を意味するか短くまとめ
「誰もが相応しい場所を得て人間は永遠である」
という格言を携えて帰還した。
この言葉は奇妙で強力な考えだが、考えを支える彫像の全てが現れている。
私達の二重の憲章たる本質と存在が問題だ。

人間存在が本質をふるいにかけ作り出すモノかどうか、
波の縁や、束の間の渦や、暫く形を保つ煙の一つであることを拒否する。
外的要因によるしかない破壊から衰弱や無気力になる存在の断崖で
人間は形而上理由を求め抵抗し少なくとも何らかを証明し、
襲撃存在とは別のものとして観念を提示し続ける。
その思考が均衛と動きと連結した肉体とも同じものであるような
本質の公式であるというのだ。

本質存在が自ら病み衰弱し、自ら終わると信じてはならない。
もし存在に何らかの不可解さや困難さだけでも含んでいれば
直ぐ終わりもう再生することも考えられずらいから。

自分にしか相談せず、自分を閉ざす時間の隠遁者で
人は未知の彫像を持ち歩き岩石のような人間像を探求する中で
頑なに自分を守る以外の徳を持たない絶対の輪郭を
或いはどんな攻撃をも押し返す力強い頑丈な城の形を携えた時
見掛けの姿を自分の存在とすることもなく
それを妬む人は自分の存在を隠し
震える影を監視する借り物の姿であるしかない。

BABYMETAL - METAL KINGDOM (OFFICIAL)

今日は幸せと美味しさ探求をしてました。
世界的に日本は独自性を持った自主自足出来る「夢の国」なのだ。
世界は個人を超えた見えないエネルギー(集合無意識、概念(イメージ))
によって肉体の内にある心像も免疫も出来ているらしい。
見える物質的な存在世界は全体のたった5%の氷山の一角で
スピノザの謹厳な哲学に於いてある希望と勇気の中心には
自らで自分の胸に独創性の剣を向ける場合にも
強力な他人の手が、自分の胸に剣を向けさせる場合にも増して
自分を殺すに至らない自己愛の基礎がある。

デカルトは「方法秩序」を書きながら
自分をモデルとして提示することをせずエゴイズムを遥かに超えて
ただ自分がどう精神を解放したかを語るだけだと言った。
それを「聖なるエゴイズム」と呼ぼう。

全ての人が互いを映し出す見せかけの世界は乞食の内にも表れ
「私のようになるな、君のままでいい」と言い続ける。
それこそが思想の挨拶というものだ。


2023-10-04 00:38:17に追記
2023-10-05 11:29:55に追記
コメント
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