
どうしても
つながらない 電話....
まわしても まわしても 届かない声
どうにも出来ないから 思いっきり
受話器を投げ捨てて
「もう いいだろう」 何て
吐き捨てるような 悪態ついて
目が覚めた
何時だったか
現実ではない 出来事で
何を 言いたかったのか
何を 聴いて欲しかったのか
わからない
何かに
縋りたかったのだろうか?
夢物語は 遠くて近い
何かが 渦巻いて
何かが 壊れそう
だけど
何かのなかで 声をあげていた
(写真の中の作品は、陶芸、粘土細工など、自作品です)

何処からか
吹き荒れる北風
風音を遮りながら
木立が揺れて
ざわめく森は 雪花が舞い
まるで 吹雪いているような
枯れ葉が
さ迷うことを 忘れて
飛び交う
いっときの 荒れ野
寒波と言う名の 到来で
何もかもが 包まれ
大騒ぎの様相
眠ろうにも
起きることも
出来そうにない
生き物たちへの試練に
人は何も出来ず無力で
ただ 見ているだけ
まだまだ
もっともっと
壊されたり 失ったり
惑わされたり 飛ばされたり
いつも いつも
格闘しているみたいに
続くけど
冬模様
何もかも すべてを
否定しないで
目覚めの声も聴きながら
陽射しの蒼空を
見届けて
ミドリの息吹を
想い出して
これから やって来る季節
待って見よう~よ!

ほら いつの間にか雨
雨が降るなんて
聴いてないよ それに
風の音が 時折り
ゴッーと叫びながら 窓ガラスに
打ち付けて ひどく荒れているけど
風になるなんて 聴いてない
春の嵐か それとも戯れ
いつから
いつからよ
どうしてくれる
どうしょう
日射しが届けば 菜の花に
会いに行く 約束なのに
これでは 行けない
何も言わず そっと濡らして
去って行くって それはないけど
治まりそうにはないのも 困る
だけど もう諦めた
風が止まったら 傘さして
久しぶりの お出掛けもいい
でも 風が
激しく吹き荒れるから
しばらくは 大人しく.....

もうすぐ 春風が吹いて
野山は 新たな息吹きに
包まれる
どこからか 聴こえてくる
風の音や 調べに
空から
木々の合い間から
水辺から
土の中から
いっせいに 生たるものが動き出し
鳴いたり
飛んでみせたり
跳ねたり
膨らんだり
で、何もかもが
一変してしまうから
暖かい 日射しも
流れゆく 薄雲も
ゆっくり 目覚めて欲しいけど
もう待てないと やわらかな風が
吹き始めたら
いつの間にか 気がつけば
すでに どこも 春一色に
染まっている
春が駆け足でやって来たようだ~

この空間が いい
この空間に いたい
誰にも邪魔されず ひとり
喚いていられる 部屋がある
出窓からみえる いつもの景色
山茶花は薄紅く いっぱい咲いたから
誰かに見て貰いたい 素振りをしながら
待っているようで 鮮やか色が光っている
だけど
野辺の水仙が 散らばって咲いて
見下ろしているようで 何か
お喋りするような 素振りも
白い花は 黄色の冠をつけて
とても お洒落で
木斛も けや木も 樫も
まだ眠っているのか
木々の緑が映えて見えるけど
揺れてもいない
すぐ近くに 家並みが見えて
今はやりの住宅が 並んでいる
人の動く気配がまだなくて 車の音もしない
空は薄曇り
まだまだ どうなるのかわからない
陽射しが届けば お出掛けしようか
わたしの部屋
新聞片手に パソコン開いて
林檎を一切れつまみながら
珈琲を飲む
この珈琲タイムが 一番のお気に入り
朝のはじまり
だから しばらく
ここにいる
心の空間にいるから
そっとしておいて 何て~
~足音~
2016-01-17 | 陶芸

今朝になって
気になる 足音
まだ来ない
まだ来ていない
”どうしょうか” 何て言いながら
耳を澄まして 待っている
そう 昨日のやり取り
どちらが悪いの
悔しいけど
どちらも 悪いことにして
このままで 収めたい
だけど
決して謝らない あなたを
解かっているから
廊下のバタバタは いつまでも
聞こえては 来ない......