心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~冬の雨~

2017-01-31 | 

    

 いつ頃からか

 降り出した雨

 
 窓から見える 四角い空を

 灰色の雲が 広く覆って

 雨を降らしているのか  

 音も立てず

 庭の木々を 静かに濡らす


 糸を垂らしたように 流れる雨

 幹から 小枝 そして葉っぱに

 小粒で透明な珠を 無数に並べ 

 滴になって 落ちていく


 眺めているだけで 

 静に魅かれてしまいそう だけど

 繰り返しが とまらない 

 まだまだ 止みそうにない雨

 少しだけ 木斛の葉が揺れるから

 風を呼んで

 雲間が見えるのか 聴いてみたいけど
 
 窓辺では 

 調べも 響きも 揺する声も 

 聴こえない

 
 冬の雨は 語らない

 ただ ひたすら降って

 束の間 浸れる何かを

 感じるだけ~

 
 

 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~無の世界~

2017-01-30 | 

    

 無から始まる 

 無の世界

 あればいいけど

 寄ってたかって 

 訳の分からないことを 連発し

 脅かされている いま

 求めるにも 

 抑えられる 気運に

 戸惑うばかり
    

 無って

 真っ白になること

 
 欲も

 利己主義も

 個も

 忘れて 真っ新になる

 
 そこから始れる 世界が

 もう なくなったのか

 
 無がない

 無になれない 

 だけど それは

 誰かのせいだけではない

 

 

 


 



 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~こころ、さらさら~

2017-01-29 | 
     


 

 こころ さらさら

 袋に詰めて 

 想いのすべを 流してしまえば 

 何もかもすっきり 忘れられ

 元に戻れるだろうか


 躓いて

 立ち止まり

 転んで

 逆戻り そして

 いまがある

 
 だけど 進んでも

 そのままでも

 どうにも出来ない

 こともある

  
 こころ さらさら 

 さ迷って

 どこへ 

 辿りつきたいのか

 こころに聴いて

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~いつかきっと~

2017-01-27 | パソコン画

    

  どこまでもと 言ったから

  どこまでもと 答えた


  ここからと 聴いたから

  ここからと 答えた


  どうしてもと また言ったから

  どうしてもと また答えた


  何故だろうと 問いながら

  何故だろうかと 答えた


  取りとめのない会話が

  取りとめなく続きはしない

  
  サヨナラと 言われたくないから

  サヨナラを 飲み込んで

  ”いつかきっと”と 先に答えた

  

  いつだったか ずっと遠い日

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~枯れ葉は何処へ~

2017-01-25 | 粘土細工

   

 何処から来て

 何処へ行くのか 

 風に吹かれて 

 枯れ葉がさ迷う 

 
 ひらひら パラパラ くるくる

 舞っては 落ちて

 吹かれては 飛んで
 
 落ちてしまえば 留まるまで
 
 カラカラ ぱさぱさ ガサガサ

 
 行き場を失ったら またさ迷い 

 散らばり 固まり 蹲り

 雑木林は 枯れ葉の宝庫


 まだ 風が吹く 

 また 風が吹く

 冬野は 誰もいなくなって
 
 行方は 誰にもわからない


 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~何故か、お地蔵さん~

2017-01-24 | 

    

 小さなお地蔵さん

 木彫りで コツコツと仕上げたからと

 あなたから貰ったもの

 本箱の一番上で 見下ろしながら

 見守ってくれるのか

 かすかに 微笑んで見える


 本当は リクエストしたもので

 うまく出来てないけど

 処女作だから 仕方がない

 どこか 

 包んでくれそうな雰囲気があり 不思議


 きっと 喧嘩になったら

 待っていたよとばかり 諭されて

 黙らされるに違いない

 
 小さな 小さな 何故だか

 お地蔵さん
 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~いつも風のなか~

2017-01-22 | 

    

  いつも風のなか

 風を呼んで

 風に吹かれたら 

 少しだけ こころを

 許してみたくなり

 窓を開けてみた

 今朝の風

 雨までつれて 不機嫌

 窓辺でそよいでいたのに

 風音だけをを残したら

 足早に去って行った


 何故か 風のなか

 求めるだけでは 何も

 変わらない
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~野辺に咲いていた水仙~

2017-01-21 | 

      

 何も話せなくて

 何も聴きたくなくて

 野辺をひとり 歩いている

 
 冬枯れか 

 陽射しが届かない 木立の合い間は

 雑技が朽ちて 眠っているようで

 冷風が留まった小道は 枯れ葉が

 クルクル舞いながら 重なって散らし

 何処かへ 飛んでいく



 訪れる人もいない それでも

 草むらに ほのかに香りを放ちながら

 素朴だけど 逞しく咲いていた水仙が

 待っていたように 小首を傾げて 

 聴いている

 
 どうしたいのか

 どうなればいいのか

 答えのない 答えなど

 解かるはずないと

 笑っていたけど
 

 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~枯葉がさ迷う~

2017-01-20 | 

    

 もう 

 誰もいなくなった 荒れ野

 風に吹かれて 落ち葉が

 揺れながら 

 廻りながら 

 飛ばされながら

 転がされながら

 吹き溜まりに集められて また舞い戻り

 クルクル ハラハラ パサパサ

 
 清々しかった青葉

 瑞々しく映えた緑葉

 鮮やかに染まった紅葉

 熟したような茶葉

 それぞれ 輝きがあったけど

 いまは ざわめきのなか

 繰り返しながら

 時を待っている

 
 季節のサイクルは 

 何も お構いなしで 
 
 樹木も 草木も 野花が 

 眠ってしまっても 

 枯葉になって さ迷いながら

 
 
 風に泣いているのか!

 


 
 

 



 
  

 


 

 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~暖かい陽射しが~

2017-01-18 | 

     

 まるで 駆け足で

 春がやって来たような

 今日の暖かい 陽射し

 北風は何処へ行ったのか

 碧空は何処へ隠れたのか

 青一色に塗られて

 眩しくて 驚いてしまう

 思わず空を 見上げて

 太陽を仰いでいる

 柔らかな薄雲

 青く染められて 乾いた空

 何処までも続くか 風の波に

 乗っかって

 
 束の間 暖かい贈り物に

 冬野は知らん顔で

 枯れたススキや葦が のさばって 

 木々の合間に雑草が 蔓延って

 ”まだまだよ”と 野花の声が聴こえる

 
 陽射しを浴びながら

 いつもの散歩道を歩いて行く~

 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~優しい風で~

2017-01-16 | 
     


 いつか

 風になりたい

 風になったら 想いのまま

 何処にでも 自由に飛んでいける

 
 だけどなんだ

 木枯らしが冬野を 吹きあらし

 けなげにも逞しい 野花や木立を

 吹き飛ばす勢いで

 暴れまわるのは 止めて


 風になりたい

 誰かを見守るだけの 優しい風

 
 飛んで

 そよいで

 また 吹いて

 見届けたらなら

 きっと そのまま引き返し

 もう 我が儘は言わない


 風になりたい 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~北風が通り過ぎるまで~

2017-01-15 | 

     

 北風と言う名の 

 寒くて冷たい風が 昨夜から 

 寒気と一緒に降りてきたのか

 ゴー ゴオーッ 音をたてながら 

 憎たらしいほど 暴れ回って

 風を吹きつける

 
 私の部屋 

 出窓のガラスを叩き

 木々の小枝が揺れ 山茶花を散らし

 樫や木斛が泣いても 枯れ葉が 

 いき場のない角で 舞い狂っても

 まるで 楽しんでいるのかのように

 荒れて 吠えて 囁いて


 だけど

 北国の豪雪報道では 人々の悲鳴が聴こえ

 まだまだ こんなもんで喚くなと 

 叱られそう

 
 これから 

 訪れるだろう 最大寒波に備え

 何も抵抗できないし 無力だから 

 通り過ぎていくのを ただ

 待っているだけ....
  



 

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~珈琲タイム~

2017-01-14 | 

    

 
 珈琲って 不思議な飲み物

 香りだけではない 

 飲みたいと思って

 淹れて

 飲み終わるまでが 驚き

 
 ちょっぴり ほろ苦くて甘くもあり

 時には 酸味もあって 

 のどにまろやかだけど 刺激的で

 潤すようでもあるけど 

 けしかけられたりで 発奮も


 そう  だけど

 包まれてもいる

 

 いっとき ほんの少しだけ

 マヒした回路に 火をつけたり

 期待していないのに 入り込み

 混ぜこねて

 グルグル くるり まわりながら

 何かを引き出したように 

 面白がってもいて

 かき回されたら 厄介

 
 ついつい 文句を言いながら

 飲んでしまえば ホッとする

 ひととき.....が

 
 今朝から珈琲タイムは 何度目?

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~北風の吹く朝~

2017-01-13 | 
   


 まだ明けきらぬ 

 暗闇の中に

 ひとつ ふたつと

 窓明りがついてきた

 
 今朝は 北風が強くて

 ガラス戸を 叩かれているよう

 ゴッーと唸って 啼いて

 聴こえる 
 
 窓脇の木斛はざわめき 揺れて

 呼びかけているようで 


 もうすぐ明けて来ても

 クラクションも

 登校する子供たちの 話し声も

 聴こえないだろうから

 そっと 時間の過ぎるのを

 待っていようか


 風の音が 響きが どよめきが 

 部屋まで届いて~ 

 
  
  
  
 

 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~もう、菜の花が咲いて~

2017-01-12 | 粘土細工

   

 もう、春風が吹いたのか

 野辺には 菜の花が

 まるで 

 絨毯を敷き詰めたように広がり 

 黄色で染まる 

 淡い香に包まれながら

 蜜蜂や小鳥と戯れて 

 薄緑の葉が黄の衣と よく似合うから

 無数の小さな花びらと 一緒に

 ひとつの花となって 可愛く咲いた

 
 だけど

 まだ これから

 寒風にさらされて

 雪にも見舞われそうで

 季節は まだ遠い

 それよりも何よりも 

 芽吹きの仲間はまだまだで 

 大丈夫だろうか 何て


 
 暖かさに惑わされながら 

 少しずつ いきづいている野花や樹木に

 散歩道で立ち止まってしまうけど

 菜の花は 誇らしく咲いて

 春を呼んでいる



 
 


 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする