いまは真夜中
眠れなくて テレビをつけてみた
ヨーロッパの街並みが
心地よい音楽とともに流れて 旅情を誘うけど
とても没頭できないから 消音にして
パソコンを開く
ブログをしばらくお休みしていたら
コメントが届いて 何となく嬉しい
ひとりでも見てくれる人がいる
”どんな人かな、返信をしなくては”
何てにんまり
ブログなんて 書きはじめると止まらなくなったり
書けない時が交互に訪れる
書かなくても 誰も気にしていないと
いじけてみたり
開き直ってみたり
納得もして
その繰り返しで 今までが過ぎた
ただ何か
繋がっている証が欲しいだけで
そんなものいらない人もいるだろうけど
何故か 同じような気持ちの人と
交流したい.....かな
このまま
起きようが寝ようが
好きなように 気儘に
時間を過ごす自由人は これだからいい
何て好きなこと言ってたら
外でバイクの音が聴こえて来た
あっもう朝刊の配達時間だ!
少し早いけど
そろそろ珈琲を淹れて もう
お目覚めにしょうか
それとも.....
いつの間にか
濃いオレンジ色に 輝いた夕日が
流れる雲や島並みまでも 包み込み
眩しいほどの光を放ちながら
静かに水平線へと沈んでいく
幾重にも巻いた 光の渦は
引き込まれるように 姿を消したら
波間で白波が しぶきをあげて
飛び散り 潮風を追いかける
沖では魚釣り船か
ひとつ ふたつ ゆらゆら揺れて
灯台には明りが灯った
もう
砂浜には 誰もいなくて
暮れゆく海を
ひとり眺めている.....
乾いた風が吹いて
雲が見えない空は
何処までも青くて
雨を運んではもらえない
陽射しがやけに強すぎて
さえぎるものもない野原に
今年も多くの仲間達と 誇らしく
咲いた黄色の花びら ヒマワリ
少しだけ
空を仰がないで
背伸びもしないで
花芯も葉っぱも
傷んでしまったら
元へは戻れないから
そのままでいて欲しいけど
どうにも出来ない
季節を取り込んで
真夏が大好きで
ふりそそぐ太陽に向かって
底力をみせるのは
やっぱり
ヒマワリだから!
憎らしいほどに 地上を照らし
熱すぎる風が吹いているのは
どこから.....
陽射しが強くても
風波が騒いでも
青空に薄雲が広がっても
蝉が煩いほど鳴いても
向日葵が語りかけても
全く関係ないと 何もかも吹き飛ばしながら
熱気を送ってくるのは リオ
スポーツの祭典が 華やかに始まり
やけに サンバのリズムが耳に残る
勝って 負けて
泣いて 笑って
悔しがって 喜んで
諦められない 忘れたい
喜び 悲しみが
伝わってくる 届いている
まだ 始ったばかりなのに
これからまだまだ続くのに
凄まじい勢いで 吹いてくる風
どんなドラマが待っているのか
運んでくる 悲喜こもごも
日本中が応援して 見守っているから
選手の皆さん 頑張って欲しい!
いつ頃からだろうか
ピエロに魅かれたのは
危うい目
寂しそうな口元
滑稽な恰好
まっ赤な鼻で お口がでっかくて
頬はまんまる
化粧が ど派手
何故か 帽子が良く似合う
踊りが好きで
ブランコも 玉乗りも お得意
場を盛り上げるのが お役目なので
いつぱい失敗して 笑わせながら
危ないことでも つまらないことでも
何でもやって見せる
気取っても 似合わないし
素のままだと つまらない
気の毒なような
可愛そうなような
気がするけど とんでもない
臨機応変に 自在にできて
楽しんでもいる
だけど
元気いっぱい 演技して
独自の世界が 広がっても
ピエロはやっぱり ピエロで
お洒落して お目見えしたけど
粘土細工で作った 人形でしかないかな
~雑草~
2016-08-03 | 詩
踏まれても
踏まれずとも
焼けるような 陽射しのなかでも
風が吹き抜け 嵐を呼んで来ても
夜露に濡れて 寄りつかなくても
野草が絡まって 蔓延っても
もろともせず生き抜く 雑草
何処でつちかって 今があるのか
嫌われ者でしかない
野放しでも 刈り取られても
何があろうと 見方がいない
何があっても 助けてはくれない
勢いと 強さとを味方に
どこまでも 途絶えることがない 図々しさで
生き抜いて
”もう遠慮して欲しい”と言いたいけど
言わせてくれない 根草 野草 風来草
もしかしたら
誰のなかでも潜んでいる 強さを
発揮しているのかも 知れないけど
動じない姿勢には 叶わない
踏まれても....
だから カラオケ
リズムも テンポも 音感も なってないのに
マイクを持てば 止まらない
70年代か 80年代ばかりの
演歌か フオークか 歌謡曲
どう違うのか 分らないけど
懐かしくて 哀愁のあるのが
お好みで 今時のものは駄目みたい
いつ来ても 定番で同じ曲の
繰り返し プラスほどほど
変わり種もあるにはあるけど
少しだけ
声も良くて
声量もあって
気持ちで歌うのがいいのは分るけど
思ったように上手くいかないのが
マイカラオケ
全国ランキングバトル
毎回挑戦して 笑っちゃう
最下位になれるって 難しい
だけど 面白がって歌っている
欲もない
誰にもわからない
楽しめれば それでいい
だから カラオケ
野辺に咲いた 向日葵
どこか寂しそううに 黄色の
花びらを揺らしている
誰かに逢いたいのか
風に吹かれたいのか
雨に濡れたいのか
仲間を呼んでいるのか
それとも
何かを待っているのか
いつもの場所で
いつも通りに
今年も咲いた
陽射しに負けない
誰にも邪魔されない
大輪に咲いて 他を寄せ付けないほどの
強さで 圧倒しているけど
何故か 気になって
そんなに 頑張らなくても
自然に身をまかせたらいい 何て
勝手な言いぐさに 聴こえるだろう
真夏の太陽が好きで
この季節にだけ生きて
涼風の頃には いなくなる
そう
つらい時もあるだろう
みんな同じだってこと わかってない
だけど
待っていたのは 何か
教えて欲しいけど....