心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~冬野がざわめく~

2018-02-28 | 

    

 
 まだ
 冬野は誰もいなくて
 眠ったような 静けさのなか
 そよぐように 樹木の合い間
 通り過ぎて行く風を 何故だか
 追いかけている

 誰か いないのか
 誰も いないのか

 もう 
 凍えるほどの寒さも 激しい風も
 何処かへ 
 行ってしまったから
 そっと
 息を潜めて 
 聴いて

 小枝の 揺する声
 小鳥の 囀り
 土壌の 叫び
 野花の 囁き

 待っていたのか
 待っていたようで
 動き始めたい
 動き出す気配がして
 ざわめき ざわめく

 だから

 ”もう 起きなさい”何て
 声かけてみたいけど~

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~いつも、風を追いかけて~

2018-02-24 | 

   

 
 何処から 
 風が吹いて来るのか
 わからないから いつも
 風にまかせて 追いかける

 何処へ行く
 何処にある
 何処に行きたい
 何処がいい

 何処までも続く 冬野
 迷路のような 山道を過ぎると
 何が待つのか わからないけど
 呼んでいるような 
 誘っているような
 気配に
 引き込まれながら 歩いている

 樹木に囲まれ
 木立の合い間に
 陽射しが射し込んで
 囀りの声に 吐息が漏れるけど
 流れる風域がさかんに 呼んでいるから
 もう 行くしかない

 何処へ行こう
 何処まで行こう
 何が待つ
 誰を待つ

 風の行方を 気にかけながら
 何処までも 追いかけて
 行き着く場所を 探しているのは
 風の勢だろうか  

 何処へ行く
 何処がいい 
 追いかけながら
 辿り着くまで~   
 
  
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~白いノートで、小さな世界~

2018-02-20 | 粘土細工

     


 何も言う事も
 何を書くことも
 ないから
 パソコンを閉じた
 白く薄いノートは 安心したのか
 呼びかけもしないで
 眠っている

 私だけの部屋で
 私だけの時間が
 何気なく過ぎて行き
 今朝の珈琲が美味しくない
 あれもこれも 気になって来たから
 知らない素振りで 家事で紛らしながら
 窓辺の野花とにらめっこ

 どうしたの
 どうしたい
 ブログの小さな世界が
 声かけてくる
 「だから 今日はお休み」
 もう 何もしない 
 書かない 書けない
 
 だけど 
 明日は書こう 書きたい
 何かしらの想い綴りたい

 とか何とか云いながら 気になって
 ノートを開いてしまうのは 何故
 さて どうしょうか
 誰か気にかけてくれているかな
 何て~?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ホッとひと息、羽生君タイム~

2018-02-19 | 
     

 何だか 今朝の珈琲

 やけに 甘くて 

 のどに沁みるのは きっと

 羽生君が 金メダルに輝いたせい

 最高の演技で 積み重ねた努力を

 結果で魅せたから 感激して

 泣いてしまいそう 

 
 あれこれ 

 言いながら 想いながらの

 ひとりで飲む モーニングコーヒー

 
 夢も 希望も 憧れも 挫折も 弱さも

 勝敗の中にあり 勝者だけに味わえる 

 感嘆の涙に 想像を絶するドラマがあって

 共有出来た”嬉しさ”


 苦味も 酸味も コクも すべてを包んだ

 心地いい香りの中で 味わっている

 
 ホッとひと息~タイムで!


 
 

  
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~わかっているけど~

2018-02-18 | 陶芸

    


 いつも いつでも

 同じことを 繰り返しながら

 同じことから 抜け出せない

 大きな紙袋に詰めたみたいな

 想いの塊りは 治まったまま

 飛び出しもしないで

 ひっそり 溜息つきながら

 潜んでいる


 いつか.....と

 誰かが 呟くから

 そっと 抜け道を作ったけど

 飛び出す 勇気も

 飛び出る 知恵も

 持たないから

 また 息を潜めて


 だから どうなる

 だけど どうにもならない

 繰り返しの 始まりは

 気持ちの 弱さで

 
 わかっているけど~

 



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~いっぱい、いっぱいの言葉~

2018-02-17 | 

    

 いっぱい いっぱい

 言葉を紡いでも

 伝わらない 

 どうして


 いっぱい いっぱい

 眼差しを向けても

 伝わらない

 どうして

 
 いっぱい いっぱい

 心を傾けても

 伝わらない

 どうして


 いっぱい いっぱい

 曝け出しても

 伝わらない

 どうして


 想いは ココロ音は 気持ちは

 どうにもならない

 どうにも出来ない

 計り知れない

 もの


 いつか 流れの中で

 求め合えるだろうか?
   

 
 

 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~風が呼んでいる~

2018-02-16 | 粘土細工

          

 呼んでいるから

 叫んでいるから

 喚いているから

 嘆いているから

 
 風のなかで 行き場をなくして

 通せんぼされた 枯れ葉のわたし

 何処へ行く 何処へ行こうか


 さ迷いながら

 突当り 留まり 固まって

 飛ばされ

 追い出され

 追いかけられて

 何処へ行く


 何もない

 何も持たない

 ひとりぼっち

 風の精と冬木立 


 何処までも

 何処まで行っても

 果てなく続く

 見えてない 見ようとしない

 道 蒼空 居場所 夢間 燈火  

 
 留まるところは 何もなく

 風のなかで 何を

  待っているのか....
 


 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~窓辺のシクラメン~

2018-02-15 | 
        
 

 何処からか

  眩いほどの陽射しが 

 射し込んでくる窓辺に 

 待っていたように 花開いて

 鮮やか色で 魅せつける

 シクラメンの花

 
 そう 桜色で薄桃の花びら

 優しそうに 小刻みに

 波打ちながら

 おどけてもいるようで

 
 窓から見える 蒼く澄んだ空に

 白い雲も 雪も見えないけど

 吐く息が 冷気を誘い

 寒風が腕組みして 出番を

 伺っている


 光に映えて 春を待つ

 鉢植えのシクラメンは

 あなたからの プレゼントで

 どっしり構え いまは

 居座っているから

 想い出してしまい

 仄かな香りの中で 浸りながら

 ふと 苦笑い

  
 いつまでも このままで~

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~何故だか、風の声~

2018-02-14 | 粘土細工

    


 いつも 何処からか 

 聴こえてくる 風の音

 
 響かすように

 轟くように

 毀れるように

 靡かすように

 止めどもなく 流れて

 空虚な世界に

 何かを

 曝すようで



 触れてみたい

 呼んでみたい

 待ってみたい

 感じてみたい


 森も 丘も 野道も 街も

 何もかも 包まれてしまう

 風のなかで


 いつも 叫んでいるのは 

 私でない わたし

 風に吹かれて

 風を追いかける

 
 何故だか 聴こえてくる 

 風の揺さぶり

 風の声

 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~陽射しのなかに~

2018-02-13 | 粘土細工

     

 
 陽射しの中にいる

 
 寒空には 梢を揺らす風が吹いて

 雲間から見える 僅かな蒼さに 

 流れるような ちぎれ雲が浮かび

 それでも 少しだけ 

 ほんの少しだけ

 光を差し伸べてくれた 陽射しは

 まだ 柔らかさは無いけど

 ふんわり雲のように 優しく

 足元に届いた


 ゆらゆら させながら

 光の珠は 動いてみせても

 まだまだ 暖気も無くて

 誰もいない野辺で 目覚めを待つように

 いまは 見守るだけ


 もうすぐ 暖かさで

 いちめん 春花で埋め尽くす日が

 やって来るだろう

 
 吐息をつきながら

 陽射しの中にいる

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~枯れ野は、いつ~

2018-02-12 | 粘土細工

    

 あれだけ 

 降らした雨が

 潤いと 冷たい吐息を

 残したまま 何処かへ 

 去ってしまった

 凍えるような 寒さのなか

 木立が 奮い立つように

 揺すりながらも 

 枯れ葉を 数枚つけたままで

 飛び散った さ迷う

 葉っぱを 追いかける

 

 枯れ野は いつ

 ざわめきに 包まれ

 営みや 芽吹きが

 始まるのか まだなのか

 教えて欲しい

 
 だけど 

 風も雨も雪も 何もかもが 

 ”まだ まだよ”と 

 言っているようで また

 寒気が やって来るらしい
 

 遠い春を待っている...けど
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~何もないのに~

2018-02-11 | 陶芸

     

 

 何もないのに

 何かを得ようとして

 求めているのは

 欲張り


 何もないけど

 何かに期待しないで

 想いのまま 生きて

 欲は捨てる


 言うのは 簡単

 実行するのは 難しい

 でも

 言わなければ
 
 何も始まらない


 こんなこと

 言うから 嫌われる...
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~雨よ、このままで~

2018-02-10 | 

    


 まだ うす暗い空から

 やっと 雨を降らして

 冬の渇きから 救ってくれる

 いつから 濡らしているのか

 解からないけど

 庭の草木も 薄紅い山茶花も 

 イキイキしているようで

 はじけ飛ぶ 水滴が

 木々の葉を 艶やかに包んでいるから

 思わず 硝子窓を開けて

 天を仰いでしまう


 ああ....

 灰色の雲も

 吹き荒れる風も

 凍えそうな寒さも 

 舞い落ちる雪も

 しばらくは おとなしく 

 騒がないで 欲しい

 
 そう このままで~

 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~窓辺の山茶花~

2018-02-09 | 粘土細工

               
 
 朝の陽射しに

 庭の山茶花が 薄紅色でお洒落して

 いっぱい いっぱい 蕾をつけ

 ミドリ葉を揺らしながら 弾けて 

 魅せるから

 鮮やかな花びら 白い光に映え

 よけいに輝いて 映る


 窓辺からの 花の贈り物

 あまりにも強くて

 寒さにも 乾きにも

 強風にも 舞い散る雪にも

 負けていない

 
 小首を傾げながら

 小枝を増やし 

 多くの仲間たちと 

 競い合いでもするように

 咲き乱れ 固まって 

 
 その勢いに 思わず 

 見入ってしまう

 けど....

 
 
 

 

 

  
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~今、冬模様だけど~

2018-02-08 | 陶芸
     

 
 何処からか 
 吹き荒れる北風
 風音を遮りながら 
 木立が揺れて
 ざわめく森は 雪花が舞い
 まるで 吹雪いているような 
 枯れ葉が
 さ迷うことを 忘れて
 飛び交う

 いっときの 荒れ野
 寒波と言う名の 到来で
 何もかもが 包まれ
 大騒ぎの様相

 眠ろうにも
 起きることも
 出来そうにない 
 生き物たちへの試練に
 人は何も出来ず無力で
 ただ 見ているだけ

 まだまだ
 もっともっと
 壊されたり 失ったり
 惑わされたり 飛ばされたり
 いつも いつも
 格闘しているみたいに
 続くけど

 冬模様 
 何もかも すべてを
 否定しないで 
 目覚めの声も聴きながら
 陽射しの蒼空を
 見届けて
 ミドリの息吹を
 想い出して

 これから やって来る季節
 
 待って見よう~よ!
 
 


  

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする