心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~六月の雨は~

2018-06-30 | 

       

  
  いつ頃からか ふり始めた雨
  出窓から 眺める空は
  まるで 灰色の絵具を潰して
  流しながら描いた 水彩画のようで
  遥か彼方 山並みの向こうまで
  覆い隠すように 広がって

  六月の雨は
  密やかに降って 時には
  激しくも 優しさで包み込み
  長雨の兆しを 伝えながら
  居座る

    涼やかな香り漂う 薄紫の紫陽花も
    枝垂れるほど連なる 青葉の欅も
    清楚でお洒落な 真っ白の芍薬も
    眩しいほど鮮やか 濃い紅のツツジも
  
  季節の恵みに潤い イキイキと輝いて
  初夏を 爽やかに彩っている

  ガラス戸を濡らして 降り注ぎ
  止みそうにない雨
  庭で樹木や草花が ざわめきながら
  誘っているから もしも
  雲間から陽射しが 届いたなら
  追いかけて
  何処まで行こうか?
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~朝空の輝き~

2018-06-25 | 

      



 何と言う 鮮やか色の

 朝陽の輝き!

 
 眩しいほどに 光を

 散らしながら

 火花のような しぶきを

 ばらまくように

 大空に広がり 拡散したら

 やがて 包み込まれて

 

 何処へ 行ったのか 

 昨日までの 梅雨空

 雨も雲も 風までも

 隠してしまい 

 すっかり 夏模様

 
 これから 熱い

 陽射しを 受けながら

 見上げる空の 晴れ間に

 いっときは

 感謝するだろうか?

 
 さあ~ 今日が始まる!

 

  
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~雨空の色~

2018-06-23 | 

      


 何時からか 音もなく
 降り始めた雨 大空は
 灰色に塗られたようで
 流れる雲も 風間も 何も見えない
 もしも 絵具があったなら 
 何色で染めて 心を伝えようか
 
 もうすぐ止んでと 薄水色
 このままそっと 露草色
 いつか明るく 青葉色
 戻って欲しいと群青色
 何で塗っても 何を流しても
 変わりそうにない 無限の空間 空天 浮間
 
 出窓から 眺めながら
 四角いキャンバスに 描こうとしている空
 いまを 語れるだろう 
 色彩を隠すように 灰色で潰してしまった

 少しだけ
 少しでいい
 水に溶かしながら 想いの色を
 探して
 
 いつまでも 止みそうにない雨
 想い出を辿っても 
 何も変わらないのは
 解かっている~  
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~いつもの空は~

2018-06-20 | 

       


 いつも出窓から 眺める空

 何かを 語りかけるように

 朝陽や 雲間や そよぐ風や 木々の緑や 野花が

 一緒になって 声かけてくれる

 おはよう~

 梅雨の合い間 曇り空

 何処までも 灰色で続く天は

 何もかも隠すように 曇り顔で

 四角い窓からは 何も毀れてこない

 吐息のなかで ”もう雨は遠慮してよ”と

 言ってみる
 

 

 
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~四つ葉のクローバー探し~

2018-06-19 | 粘土細工

    

 
 野道を取り囲むように

 野花のクローバーが 蔓延るように

 広がり 咲いている

 小首を傾げるような 可愛い仕種で

 微かに揺れながら

 行き交う人を 待っている

 四つ葉があればいい

 四つ葉を摘みたい

 幸せを運んでくれると言う 四つ葉のクローバー

 探しても 探しても

 見当らないから もう諦めたけど 

 ”三つ葉のクローバーがとっても悲しむから”

 とか何とか 言って....

 
 ひとり歩いて行く道 何故だか

 ”幸せになりたい”と

 ひとりごと

 
 

 
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~モーニング珈琲の後は~

2018-06-18 | 

      

 
 
 昨日には 

 「今日は雨になる」と言うから

 好きなこと いっぱい出来ると

 趣味の粘土を あれこれ買って

 作るものを決めていたのに 

 
 図書館で借りてきた歴史や小説 

 趣味の本まで 沢山あるから 

 どれから読もうかと 

 考えていたのに

 
 先ほどから 出窓に碧空が広がり 

 薄っすら雲間から 陽射しが届きはじめて 

 もう予想外の展開で

 のんびり出来そうにない

 
 ほらほら 久しぶりの晴れ間に

 庭で紫陽花や欅が ”早くお出で”と 

 待っている それに

 もうすぐ 風まで吹かして

 野辺まで 誘って来るに違いない  


 モーニング珈琲の後は

 朝陽を浴びながら きっと

 出かけてしまうかな?
 

 
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~朝が始まっている~

2018-06-17 | 

      


 ふりそそぐ朝陽を浴びて
 出窓を開ける瞬間が好き

 遠くに見える 山並みの向こう
 何が待っているのか 想像するのが好き

 不思議なほど 何の音もしない
 近くの田園と住宅の合い間 空間が好き

 爽やかに吹き抜ける風と碧空
 そっと 追いかけるのが好き

 風を感じたら もう雨は飽きたから
 野辺で 草木や野花と遊ぶのが好き

 庭で木斛が 花壇で紫陽花が
 待っていたかのように 迎えてくれるのが好き

 寝間着を脱ぎ捨てたら いつものラフな 
 とんでもない服装で 歩くのが好き

 香ばしい珈琲を淹れて 木製の丸いテーブルと 
 お気に入りのカップで 飲むのが好き

 黙っていても お替りを聴いてくれないから
 ひとりでゆっくり 味わうのが好き 

 何から始めようか 
 陽射しが届いた窓辺 柱時計に目をやりながら 
 朝が始まっているけど~
 
 
 

 
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~1冊の教育本だけど~

2018-06-16 | 

    

 
 ふと 立ち寄った

 図書館で目にした 一冊の単行本

 曽野綾子氏の書いた「死の準備教育」だ

 
 読んでみたい

 びっくりだろうか

 何を語っている

 驚き 当然 それとも....

 興味が湧いて 面白そう~


 老いとか 生命とか 倫理とか 家族とか 終活とか 

 今後のこと 何もかもが気になりだして

 身辺整理が必要な いま

 ピッタリのアドバイスか


 さあ 自分のこと 私自身のこと

 真っ新になって 考えたい

 想い出も 引き出しも 現実も 生きざまも

 そして 先のことも ひっくるめて


 さっそく 読み始めた

  
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~不思議なココロ~

2018-06-15 | 

     


 不思議だけど 
 ココロは老いるのか?

 ここに居る 平凡な きわめて普通の 
 いちばん並みの おばさん
 数えにくいほどに 生きて 活動して
 今は 平穏ななかにいるけど 
 少しづつ 老化現象に遭遇して 
 突然 想い出したように焦っている

 何々 どうした 
 どうなって 今 どうしたい
 何がどうなりたい どうあればいい
 自分が 自分に 問うている始末 

 ココロって 何だろう 
 いつも 居座り 踏ん張って
 思いのほか 元気で 想いのほか 弱い

 どうでもいいこと
 どうにかしたいこと
 どうにもならないこと
 どうにか出来なくて

 ココロが騒いで治まらない

 何も余計なことは 想わないで
 考えなくていいのに ずっと先まで
 考え過ぎるから(老いてしまう)

 ココロはゆっくり それなりに
 その人らしく 老いていき 
 受け入れられないから 受け入れようとして
 揺れている

 そんな 気がしてしまうけど~
 (どう 想う?)


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~誰かが呼んでいる~

2018-06-14 | 

     
 
 
 誰かが 呼んでいる
 誰かが 待っている

 梅雨晴れの蒼空
 綿雲がのんびり 浮かんでいるけど
 雲間から 僅かばかりの
 陽射しが届いて 庭の花壇
 紫陽花や菖蒲が鮮やか色で
 潤って 華やかに
 
 誰が 呼ぶのか

 天も
 雲も
 風も
 鳥も 生き物たち
 すべてが

 待っていたように
 野山も 小川も 海辺も 
 狙っていた 晴れ間で
 思い思いに 動き出す
 季節の香り 萌し 匂い 感触 肌

 何処かで 叫びながら
 何処かで 生きづき
 何処かで ざわめくから
 何処かで 受けとめる
 
 初夏の贈り物~
 
 

  
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~出窓から~

2018-06-13 | 

     


 出窓から眺める 
 いつもの風景なのに
 大きなキャンバスに
 描かれた 絵画のように 
 映ってしまうのは 何故

 小さな葉が重なり合って 木斛
 枝垂れるほどにぶら下がる 欅
 真直ぐに立って小枝に 樫
 青葉の風に揺れながら
 精一杯に育った葉が 緑で染まり
 イキイキと艶やか

 いつの間にか 降り出した雨
 小粒のガラス球のような 涙の雫 
 キラキラ光り 樹木の葉に 
 煌めいて 輝き
 躍っているようで さすがの
 紫陽花も見つめている

 四角な額縁 小さな世界
 遠くで 曇り空も覘くけど
 見慣れていても 違って見えて
 きっと 雨の精がいるのかも
 知れないなんて 
 私の窓....
  
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~雨音を聴いて~

2018-06-12 | 

       

 
 ポタポタ ポン トントン サワ~

 雨音だろうか
 出窓の硝子を 濡らしながら
 囁くように 轟くように ざわめくなか
 降り続く 雨 雨 雨.... 

 まるで 
 煙っているような 薄青くて
 灰色に塗られた空は 山並みの向こうまで
 覆い被せるような雨雲で 包んでしまう

 窓辺だ咲いた 青やピンクの紫陽花
 艶やかで 瑞々しく 青葉を濡らして
 勢いづいて見えるけど 
 止まない雨に 草木や野花が
 ちょっぴり うんざり顔でお目見え

 詩のような お喋りのような 雨音
 静まる様子もなく むしろ
 軒先まで叩きながら いつの間にか
 賑やかな合唱が 始まったようだ

 いつまで続く 
 いつまで詠う
 終わりそうにない 調べに

 しばらくは 
 耳を澄ませて 聴いている~
 

 

 
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~野辺に降る雨~

2018-06-11 | 

     

  
  ほら また 降り出した雨
  梅雨の曇り空は どんより
  灰色に染められてしまい
  木立ちの小枝が 揺れるのに
  風は通り過ぎて 誰もいない

  野辺でひとり 
  青葉にガラス細工のような 
  雫が落ちて
  毀れるように 飛び散るように
  流れて行くから 不思議な珠を
  追いかけ 見ているけど
  見失ってしまったようで

  草むらに 雑草に紛れて
  黄色の野花が咲いている 
  何処へでも
  種を飛ばして 飛び散りながら
  広がって いつの間にか
  居座り コスモスみたいに
  ゆらゆら揺れている

  どちらかと言うと 
  濃い黄色が 映える野花は
  可愛い仕種で
  誰かを待っていたかのように
  迎えてくれて 雨に濡れ
  イキイキとして

  もう 帰ろうか
  
  空は変わらぬまま
  雲も変わらぬまま
  雨も変わらぬまま
  降り続き  
  
  雨の行方を 気にしてみても
  どうにもならない
  ざわめきの中で ただひとり
  止むのを 待っている~     

  
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~空を!~

2018-06-10 | 
  
     

 
 空を見る

 空の蒼さを見る
 空の輝く光を見る
 空に広がる雲や風の流れを見る
 空の中に潜む 秘めたものを見る
 
 どうにも出来ない
 どうしょうもない

 空に真似できない 寛大さ 大らかさ 偉大さ
 空の巨大な宇宙空間の 無限 未知 無知
 空に佇む何かしらの 引力 無力 抵抗力
 空に潜む何もの 天女 虹 月 陽 悪魔 影

 何もかも飲み込んでしまう 勢い 強さ 優しさ
 何もかも否定する 知力 気力 精神力 弱さ 厳しさ

 
 空を見る

 深い吐息のなかで
 出会うもの 得ること 無限の力 想像力 愛 
 すべてをモーラしたのか 蒼穹は
 そしてそれらは いま 活きているのか?

 空に 空を 空で
 何もかも 答えがあるはずもないけど
 いまは何故だか
 蒼空を 蒼穹を 大空を 天を 
 見ている
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~風が揺するから~

2018-06-09 | 

      

  風が揺するから
  風のなかで
  揺れてみたい

  何もかも 忘れて
  何もかも 想い出に
  忘れた振りで さりげなく
  飛ばしてみたいけど

  何がある
  何が言いたい
  何を残して
  何を捨てる

  葛藤と諦めと
  少しだけの 迷いに
  何を躊躇うのか いまも
  解からない

  過去った年月と
  戻らない時節と
  バラバラの気持ちが
  渦巻いて 
  無にしてしまう 

  風のなか
  何もかも 曝け出しても
  何もかも 飛べない
  何かに
  いつも 行止まり

  風が吹いて
  風が揺する~
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