・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
詩などの紹介をしたい
・友達づくり
このまま 朝の陽射しが
届かなくて いいのに
眩しいほどの 煌めきのなか
待っていたかのように 煩い蝉が
騒ぎ立てて 周りを包んでしまう から
今朝の輝きが 鬱陶しくて
思わず 飛び起きている
どうしょう
どうしたらいい
朝焼けで 大空がざわつき
雲を追いやるように 無視したら
爽やかに吹き抜ける風が 廻って
窓辺で呼んでいるみたい!
どうしょう
どうしたらいい
ひとまず モーニング珈琲を淹れて
それから それから 庭に出る
紫陽花や 向日葵とお喋りしたら
この空間で 陽射しに向かう
その後は その後は・・・・
何処へ 行こうか~
まだ
夜明けを告げる鐘の音も
聞こえてこないのに
静寂な闇を ぶち壊すように
走り去るバイクに起こされて
昨日を忘れるはずの 今日が
やけに早くて とても元へは戻らない
目覚まし時計に 溜息ついても
時間は確実に 通り過ぎていく
すでに 外灯が消えて
近所の窓明りが ひとつ ふたつ
灯り始めたけど 夢の続きは
思い返せない
いつの間にか 出窓の
額縁のなかで 小さな空は
何とも言えない 薄いオレンジ色の
薄日だろうか 何かが染めて
呼んでいるみたい
不思議な空模様に
もう 寝てはいられない
忘れたふりの 昨夜だけど
今朝が始まるから
風の行方 追いかける・・・
何処からか
聴こえて來る 雨だれの音
何かを語りかけるような
誰かに叫んでいるような
気がしてしまう きざしの音で
季節の雨を降らし 窓辺を騒がせる
青々とした梢の若葉も
緑の風に揺すられる欅も
涼やか色が似合う紫陽花も
仄かな香りで誘う くちなしも
潤って 待っていたようで
雨に濡れ イキイキとして艶やかだけど
時には夏木立で 陽射しを浴びて
樹木や草花と戯れてみたい
ポタポタ ポットン ザワザワ ポン
弾けて 飛んで 流れて 落ちて
奏でるような リズムや音色に
驚かされている しばらくは
曇り空に届けとばかり
雨音を聴いて~
あれほど 激しく降り続いた雨が
まるで 何事も無かったように
庭先にまで 陽射しを届けてくれたから
朝陽が眩しすぎるほど輝いて 煌めき
大空も 風も 薄雲も 木々の葉も 紫陽花も
透き通る艶やかさで ”お目見え”
何処へ行ったのか
何処へ隠れたのか
遥か彼方の山並みも わからない素振りで
ちょっぴり不思議な珠や滴を 跳ね飛ばし
包み込むように 光を取り込んで~
どうしたの
待っていたよ
どうしたい
遊ぼうよ!
何て お喋りしながら
弾む声に 思わず笑みがこぼれる
曇り空だけど ちっとも構わない
陽花と 木漏れ日と 風間と 空の隙間と 草木の囁き
さりげなく それでいて 優しく
今日を演出しているような ざわめき
窓辺の景色 躍り出している
いいえ 久々の躍動に
何処からともなく 何かが
浮足立って そう いま
朝の始まり・・・・だろうか?
何故だか 風が好き
騒いでも 煩くても 迷惑でも
通り抜けても 廻っても 塞いでも
鬱陶しくても 煩くても 喧しくても
激しくても 怖くても 気儘でも
何だか 気になってしまう
窓辺の空
何処までも 透き通り
碧さが 眩しくて
陽射しが 優しくて
だから 声かけて
叫んでみたくなる
風船を飛ばして
折鶴を飛ばして
欅の若葉を飛ばして
木斛の小さな花びらを飛ばして
吐息ひとつ
風を呼んで 空いっぱい
賑やかに飾ったら 夢を描く
追いかけて
手を挙げて
縋って
掴んで
何処まで行く
何処へ行く
天に向かう
声を出して
両手を差し伸べ
何を掴もう
何故だか 風の声
風と遊び 風を受け入れ
いま 風のなか・・・・
風に吹かれ 散る花びら
ファファ ファファ 舞い落ちて
落ちてしまえば 飛ばされる
何処に 舞戻るのだろう
風に吹かれ さ迷う枯れ葉
ハラハラ ハラハラ 舞い落ちて
落ちてしまえば 飛ばされる
何処へ 行くのだろう
風に吹かれ まわる木の実
クルクル クルクル 舞い落ちて
落ちてしまえば 飛ばされる
何処まで 舞わされるのだろう
まだ 眠っているのか 木立のなか
踏み入ることを 拒むように
留まる場所も 吹き溜まりもない
季節の扉 通り抜ける何物も許さない
ミドリの息吹を待って 緑の輝きを放つ
何処へ行こうか
何処へ行きたいのか
ざわめく風が呼んでいる~
いま 風のなか・・・・
木々の合い間 吹き抜ける風を
追いかけながら 何を見ているのだろう
碧い空色 流れる浮き雲 香る風音 森の嘆き
それとも 気儘な吐息
何処かしら 囀りのような鳴き声に
誘われながら 何かを探しているのだろう
何処へ行くのか 飛び交うように
舞いながら 廻せながら 飛ばせながら
木の葉が舞い 浮かんで 落ちて
また 舞戻る
野辺の緑が 華やいで
遥か彼方の 山並みまで届く
風のなかで 戯れているのは
誰だろう
風のなかで 叫んでいるのは
誰だろう
風のなかで 呼んでいるのは
誰だろう
いま 風のなかで・・・・
何も描けない時がある
何かを描きたい時がある
何も言えない時がある
何かを言いたい時がある
何を伝えたいのかわからない時がある
何を話しても伝わらない時がある
何かを隠したい時がある
何かを喋りたい時がある
何でも書いてみたい時がある
何も書けない時がある
何を誰にと聴いてみる
何がどうしてと返される
たわいもない話がしたいけど
誰も聴いてはくれないから
白いページに書いている
描いて 話して 伝えて 隠して 書いて
何が始まるのか
何を待っているのか
白い景色のなかに…居る