心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~風に向かって、いま~

2016-10-31 | 
       

 風はどこから 吹いて

 風はどこへ 向かうのか

 誰も知らないから 

 誰か教えてはくれまいか

 
 野里で咲いた 黄色の小菊

 揺れて 揺らして 去って行った風

 雑草にまみれて 野花たちが 

 我を表現しょうとこぞって 競っても

 いつの間にか 花びらが散って

 消えてしまう 
  

 飛ばされたのか

 踏まれたのか 

 それとも.... 


 里の秋は

 新たな始まりで

 もうすぐ 鮮やかに彩る

 
 風に乗って

 恵みも 厳しさも 優しさも

 いっぱい いっぱい 運んで

 これから はじまる 季節に

 想いを寄せている

 
 風に向かって

 風と共に生きて

 風を待っている

 いま

 

 

 

 
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~こころの片隅で~

2016-10-29 | 粘土細工

     

 いつも

 こころの片隅にある 何かが

 引っかかって 臆病になってしまう

 すべてを 曝け出せたらいいけど

 言えないから 閉じてしまい

 今がある

 誰にも ひとつやふたつ あるかもしれないけど

 どのように消化して 流してしまうのか

 それとも そのままに潜めておくのか

 どうにもならなくて

 答えのない答えを 探しているようで 

 未だに見つからないのは

 結局 何もしていないことになる


 こころって
 
 どれだけの許容があり

 詰めておけるのか 辿りついたら

 尋ねてみたい
 

 

 
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~もうすぐ秋模様~

2016-10-26 | 粘土細工

     

 風も吹かないのに

 揺れている コスモス
 
 雑草にまみれて 名もない花と

 競い合うように

 散らばって咲いた 野道に

 ゆらゆら ゆらゆら ゆらり

 可愛い仕種で 風を呼んでいる


 何処まで行っても 野原は続き

 誰かを誘うように

 誰かに会いたくて

 広がり ススキも

 もう お目見えで

 居場所を分捕ったような 勢い


 やがて
 
 草木も 梢も 野花も 

 陣取りして 

 色づき 香らせ 蔓延って 

 魅せるのか


 もうすぐ 

 もうすぐ そこまで

 
 秋模様で染まるのを 風に吹かれながら

 待っている
 
 




 
 
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~朝のひととき~

2016-10-23 | 粘土細工

    

 いつも 
 ひとりになれる
 朝のひととき

 まだ 明けきらぬ真っ黒な空を
 出窓から 眺めている

 これから 
 どのように明けるのか
 パソコンを開きながら その時を待つ
 少しの時間
 朝刊を取って来て テーブルに置いたら
 モーニングコーヒーの準備
 テレビはつけないで 
 お気に入りの ブログに目を通しながら 
 今日の一日を考える

 さて どうしょうか

 窓開けると 薄雲が這うように広がって
 雲間から碧空が見えている ような
 もう、風はすっかり肌寒くなり 
 秋の様相に変わったようだ
 どうやら晴れるのかな
 なんて
 庭の欅に声をかけてみる


 さあ、珈琲のいい香り
 明るくなってしまう前に 
 あれもこれも何てから 始る
 
 ほら 明るくなってきた~


 
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~爽やかの言葉に~

2016-10-19 | 粘土細工
     


 ”爽やか”って言葉に

 イッパイ詰まっている 想いを

 ひとつづつ ひも解いて

 わかるものを さがしている

 人柄 笑顔 行動 憧れ 季節 ひらめき

 風波 香り 色彩 雨音 印象 ひめごと

 それとも なに?

 もっと もっとあって 毀れるから


 そう、気持ちだけを 

 ここに置いといてと 言葉に託す

 
 爽やかで

 あなたに....
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~突然の雨だから~

2016-10-18 | 粘土細工

    

 どうしたの 
 雨が降っているけど いつの間に?
 
 聴こえないような それでいて
 何かがざわめいているような 雨音に
 ふと窓辺で 木斛が濡れて
 乾いた風に泣いていたのが
 もう すっかり涼しげで
 緑葉がイキイキ映る
 そう言えば 花壇のコスモス
 ピンクの花びらが 鮮やか色に
 変身しただろうか
 

 突然の雨だから
 何だか ホッとした贈り物
 何をしょうか 何て
 ついつい あれこれと考えてしまう
 粘土細工で花を作る
 久しぶりに小説を読んでみる
 絵を描くのもいい それとも....
 パソコンでなら やりたい事がいっぱい
 
 そうだ 雨を語る 雨を感じる 雨の想い
 表現してみたい 雨のポエム

 まだ 外は雨  
 しばらく降りそうだから 少しだけ
 このまま このまま

 
 

 


 
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~雨音のつぶやき~

2016-10-17 | 粘土細工
      

 パタパタ ポソポソ ポタポタ

 いつの間に降り出したのか 

 雨音が聴こえてくる

 

 何処を叩いているのか

 何処で弾けているのか

 何処からやって来たのか

 何処へ行こうとしているのか

 寝床にまで 

 響いて 伝えて 奏でる 


 どうなっているの

 今朝の雨 頂けないけど

 どうにも出来ない


 そっと 声を潜めたら 

 聴こえて来るのは

 嘆きか 悲鳴か それとも調べ

 心地よいほどに

 奏でながら 寝息の邪魔をする


 いいから いいから もう少しだけ

 このままで 聴かせてよ

 雨音のつぶやき....を 

  
   (写真は粘土で作った多肉植物、花、雑貨などです)


   



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~秋、真っただ中~

2016-10-16 | パソコン画
     


 気がつけば

 もう すっかり秋

 野辺は 澄みきった空の青さに

 涼風に揺れながら コスモスが咲いて

 ススキも我が物顔で 野原を分捕って

 風を待っている

 そう言えば 

 散らばって咲いていた ヒガンバナ

 真っ赤な花びらが繊細で 圧倒する存在感

 だったけど いつの間にか枯れて

 新たな草花の競演が 始まっていた

 
 少しずつ 樹木が色づきはじめ 

 季節のうつり香が漂い 野山を包む
 
 風を呼び

 風と戯れ
 
 風を聴き

 風を感じて


 秋、 真っただ中にいる 
  

  

 

 

 

 
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~散歩道にひとり~

2016-10-15 | パソコン画
      

 いつの間にか 

 鮮やかなオレンジ色に染められた茜空

 屋島を覆い隠すように

 雲がたなびいて 惑わすような

 空の色

 うす暗くなってしまい 遥か彼方の山並みが

 影絵のように浮かび

 海はどこかへ沈んだのか いっこうに見えない

 風はないのに 冷気が包み

 散歩道にひとり

 野道を歩いていて いつものように

 街中にさしかかり 振り向くと

 夕焼けが 西空の果てに

 消えてしまいそう 

 
 だけど 

 一番星が主役をとって変わったように 煌めき

 ”明日はきっと晴れるだろう”

 そんな輝きに....



 
 





 

 

 

 

 
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~野花~

2016-10-14 | 粘土細工
     

 何も言わない

 何も求めない

 誰かを待っているのか

 ただ ひたすら
 
 野辺に咲いた 名もなき野花たち

 雑草にまみれて 散らばりながら 

 ポジションを確かめるかのように
 
 仲間同士で固まって お互いを

 守りながら  

 赤や紫 黄色の小花は 生き抜く  
 
 
 踏まれても 摘まれても

 陽射しや 雨風にも負けないで

 辺りいちめん 蔓延って

 何よりも強いはず 


 もうすぐ 涼風が吹く頃 

 歩いて行く散歩道は

 すすき野に姿を変えるだろうけど
  
 このまま 勢いで乗りきって

 くれるだろうか

 
 
 
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~風になりたい~

2016-10-12 | 粘土細工
    


 ”いつか風になりたい”って

 言ったら 皆に笑われて

 ススキ野の住人は まだ早いとばかり

 知らん顔

 そっと秋風に乗って 涼風と一緒に

 野原を飛び回り どこへ行こうか

 どこかへ行ってみたい

 
 もっともっと吹かれたら

 見たことのない 夢処に

 行けるのか それとも

 何かが 待っているのか


 どこでもいい

 どこかで 羽を伸ばして

 知らない世界を見てみたい

 
 山里の花園 波音が騒ぐ海岸通り 賑やかな街並み

 そんなものより 誰も見たことのない

 天空模様かな 

 
 だけど 何でもいい 

 声かけて 触れて 聴いて 出逢える

 何かを感じたら それだけで

 戻れる 戻りたい

 
 風に乗っても 

 風に吹かれて 

 我が儘でここにいたい.... から
 

 

 

 

 

 

  

 

 

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~明日の話~

2016-10-11 | 

     

 

 明日って

 明日になれば どうにか出来るだろうか

 
 いまは

 昨日と今日が交差して

 どうにもならないから

 数えられないものを 集めて

 無理しないで

 隠したものを いまさら

 探さないで

 無くしたものは 黙って

 そのままで

 
 枠に入れても

 枠から出しても 同じなら

 詰め込まないで 流れに任す


 だけど

 明日になっても 何も

 変わらない 変えられないことも

 いっぱい いっぱい


 いいえ 

 何かが見つかる 何かに出会える  

 信じてみたら  何かが変わる

 
 明日の話をしょうか?

 

 
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~きっと、ずっと~

2016-10-10 | 粘土細工

    

 何だったっけ

 
 大事なものを 置いてきたから

 取に行こうと 振り向いたら

 もうそこには 何もなかった

 何も残ってはなかった

 一瞬のためらいが

 すべてを かっさらって 

 残ったものは 虚しさだけ
 

 だけど

 虚しさは 新たな挑戦でもあり

 いまになって やっと

 気づいて

 思い出しては 苦笑い

 
 何時か 

 いいえ きっとずっと 

 後悔しない....
 

 

 
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~線路(もしも....)~

2016-10-09 | 粘土細工

    

 いつ頃だっただろうか
 想い出せないほど 遠い昔の出来事なのに
 線路を見るたび蘇えるのは 何故だろう

 あれは確か
 地元での 夏祭り
 茹だるような暑さに 煩いほど
 蝉が鳴いて
 祭囃子の太鼓や笛の音が 子供たちの歓声と
 入り混じって 聴こえてくる
 境内では露店が 軒を連ね
 大勢の参拝客で賑やかで
 すぐ近くに 線路があっても
 誰も気にしておらず
 線路脇の 黄色の野花も見てはいない

 仕事帰りで 家路を急いでいた父
 自転車を押しながら 線路を渡ろうとして
 きっと 
 溢れるほどの汗をぬぐいながら
 祭りの雰囲気にのまれたのだろう
 一瞬 何も見えなくなって
 振り返るでもなく
 吸い込まれるように去って 逝った 
 
 もしも 誰かが気づいてくれたら
 もしも 信号機があって音が鳴っていたら
 もしも 帰りを待つ 幼子の顔を
     思い浮かべることがあったなら
 望みも叶わず    
 祭りに一緒に行く約束は 守られなかった

 いつしか 数十年の時が流れ
 街並みも人も大きく変貌を遂げて
 車の往来も激しくなった道路に 念願の
 信号機が設置され 多くの人が行き交う

 ただ 線路だけは 
 何事もなかったように続き 変わらないまま
 今日も街へと 電車は走っていく
 
 ひとつの ひとこまの 想いだけが
 残ってしまって....
 
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~秋風が、散歩道に~

2016-10-08 | パソコン画

     

  どこから 吹いてきたのか

  流れる風が やっと涼やかになって

  散歩道を歩いて行くと

  秋祭りのお囃子が 聴こえて来る 

  若者が練習しているようで 本番まで

  あと もう少し

  土手には 散らばって咲いた 

  真っ赤なヒガンバナ

  誰かを待っているようで すっと伸びた

  花芯を揺らしながら 行き交う人を

  迎えてくれる

  
  「今年も見事に咲いたね」

  繊細なのに尖って 鮮やかなのに地味で

  不思議な怪しさと雰囲気で 存在感を

  示していたような 気がするけど


  野辺を周って

  山道のてっぺんで 空を仰ぐ

  階段を下りると そこは

  また いつもの通り道

  野草がいっぱい 雑草に紛れて 

  密やかに咲いたら 風を呼んでいて 

  だから もう すっかり

  季節が変わったようだ


  どこまで歩いて行こうか?
  

    

  

  

  

  
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