朝の目覚め
雨音に起こされるのがいい
まだ明けきらない空
とんでもなく 群青色になるのがいい
風も吹かないのに
雫の雨だれ 泣いているのがいい
木立の合い間
小枝を揺するような 真珠の雨粒がいい
誰かを待って
明りが燈る窓 そんな訳ないけど揺れる灯がいい
野花が咲いて
すっかり潤ったのか 呼んでいるようでいい
薄紅色の山茶花
水仙と菜の花と 張り合うように並んで
輝いて映るのがいい
樫と 欅と 木斛と
裏庭にどっしり居座っているけど まだ知らん顔で
眠っているようでいい
少しずつ 明りのつく家並み
静かで密やかな雨に 濡れているがいい
さあ 起きようか!
優しく 濡らして欲しいけど 冷たい雨
気儘に降りしきるようで 雨空を見上げている~
いつものように歩く
いつもの散歩道だけど 何かが違っている
大空も 薄雲も 寒風も 陽射しも 吐息も
いつも友達で 一緒に歩いていたのに
いつもと何かが変わって
何が同じなのか 今はわからない
そう コロナ禍に居て
まだ コロナに打ち勝てない
マスクを外せず 外出が制限され
自粛生活が余儀なくされたままで
どうにも出来ない 日常が続く
近くの公園は子供達の遊び場
ブランコも滑り台も 止まったままで
動いていない だから
笑い声も消えたのか
何も聴こえてこない
いまだに 感染者が多い現状に
不安が大きいから 行き交う道でも
挨拶も控えて ひたすら
樹木や野花を見るだけで 人を避けてしまう
何かが 変わってしまって
思うように 友達にも会えない
寂しくて どうにかならないのだろうか
だけど だけど・・・・
ワクチン投与が 一部だけど始まって
警戒レベルも格下げになったり
緊急事態宣言が緩和されるかも知れない
など 少しだけ安心出来る話もある
「早く 治まって欲しい」
いつもの道を歩きながら
いつものように歩けない
ほら 今日は春一番が吹いたようで
もう 春はそこまで来ているよ!
何処からだろうか
仄かな香りに誘われて
歩いて行く いつもの散歩道
まるで 春を告げるかのように
散らばりながら 陽射しの中で
華やいで見える 水仙の花
厳しい寒さを乗り越え
待っていたかのように
小首を傾げる可愛い動作で
香りを漂わせ 天を仰ぎ
風に揺れている
何処にでも 咲いて
何処へでも 広がり
訪れる人を迎え
優しさを届けて・・・・
雑草に塗れ 野草に揉まれ
それでも 小さな花は
精いっぱい 咲いて魅せ
野辺は賑やかで 多くの仲間が
一緒に戯れている
「いつも 楽しませてくれて有難う」
歩きながら 立ち止まりながら
声を掛けて 歩いているけど~
今朝の雨
何を濡らして 降りしきる
昨日の青空
春の陽射しが 野山を駆け抜けていたのに
白い薄雲が ふんわりと浮かんでいたのに
樹木の息吹を それとなく感じていたのに
水仙の香りが 仄かに甘く漂っていたのに
子供たちの 賑やかな掛け声が響いていたのに
思いがけない
地震の恐怖に 襲われた人達が大勢いた
怖かっただろう 辛いだろう 苦しいだろう
不安にさらされた コロナ禍にいるのに
余計な心配が増え 被害が大きく広がって
不安の連鎖が襲う
軽々しく 言えないけど
乗り越えて欲しい
大きな波を跳ね返して
立ち上がって欲しい
いま 心が重い
何も出来ないから 辛い・・・・
今朝の雨
”まだ 早いよ”と 季節を押し戻すように
被害に合われた方が泣いている
窓の向こう
野辺で待っている
穏やかで 優しい
春の天が 風が 雲が 木が 花が~
そう 皆で~
雨に祈って・・・・
不思議だけど
いつも 何か忘れた頃に
パソコントラブルに 見まわれる
今回もネットが繋がらず
訪問修理で分かったのは
外線の断線とかで 思わぬアクシデント
強風に ちぎれたのだろうか
1本の頼りの線なのに
だとしたら あまりにも弱すぎて
脆く 見えてしまう 繊細な機器
多くの 細かい線のなかで お世話になっているけど
いつ どうなるのか 波乱を含んでいる
少し 大げさかな~
少しずつ 老いてきて
元々 細繊細な機器が苦手なのに
面倒くさく 厄介になってきた
いまも 少し躓くと
立ち止まって 何も出来ない
それに輪をかけたように
今度は 印刷機が
反応しなくなった
また トラブル発生?
最悪だ!
どうにかして欲しい
どうにかなるかな…
パソコンが開通したけど
また 立止まって 周りを眺めてしまう
最近の私…です
何の話しですかね~