心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~夏の枯葉~

2021-03-30 | 
       
 
 何処から 来て
 何処へ 行くのか
 行先のない 夏の枯れ葉  
 
 暖かな 陽射しも
 微睡む 夕日も
 陽だまりの 木立も
 風が吹き抜ける 寒空も

 からから さわさわ ハラハラ ひらひら…

 舞わされながら
 転がされながら
 飛ばされながら
 廻されながら

 それでも 夢を見て
 それでも 夢を追い
 
 何処かへ
 逃げるように 風に舞い

 そう
 飛ばされて
 いいえ
 自ら 飛んで
 何かを求めて
 吹き止まりや 溜まり場へ
 行くのだろう

 夏の枯れ葉
 何処へ 行こうと 行くまいと
 からから さわさわ ハラハラ ひらひら…
 飛ばされて

 いつかは 叶わぬ 
 風のなか 
 好きなように 思いのままに
 飛んで行く~

 
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~散歩道の野花~

2021-03-28 | 

     


いつものように いつもの所で
待っていたのか 名もなき
可愛い野花たちよ!
野辺に咲いて 誰を待っているのか
精いっぱい 花開いて 広がり
仲間と一緒に彩って
白や 黄や 紫の花々が
辺りいちめんを飾っている

風に吹かれ
雨に濡れながら
雑草に混ざり
飛び交うように 
小花が埋め尽くす

何処でも咲いても
何処でも舞っても
何処でも飛んでも
何処でも増えても

野の息吹の中で 思いっきり
春を楽しんでいるよう
「さあ~会いに来たよ!」

いつもの 散歩道
いつものように 歩きながら
お喋りしてしまう~







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~春がいっぱい!~

2021-03-13 | 
    

 
 野辺に吹く風を 
 追い掛けるのが好き

 落ち椿の路 咲誇っていたから
 忘れないでいるのが好き

 風に揺れ 野花が雑草に揉まれ
 それでも精いっぱい 花開くのが好き

 ツクシも レンゲも 菜の花も 
 畦道や 土手や 田畑で 自分らしく
 咲いているのが好き

 木立の合い間 少しずつ芽吹いて
 柔らかな若葉 光に映えるのが好き

 まだ眠ったような桜に もうすぐ綻ぶ
 柔らかな蕾が 声掛けているようで好き

 天を見上げ 雲間の陽射し
 しっかり浴びながら 何処までも
 歩いて行くのが好き

 野山も 小池の畔も 川辺も 歩きながら 
 春の足音だろうか 聴いているのが好き

 風の詩 花の歌 木々の香り 雲の流れ 空の彩り
 
 何もかも 待ち望んでいた  
 さあ 春風のなかにいる!
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~くだらないこと~

2021-03-10 | 
         




何かを描きたいけど 何も描けない

何かを話したいのに 何も言葉が出ない

何かに縋りたいのに 何も頼れない

何かが迫ってくるのに 何も逃げ場がない

何も見えてないから 何かを隠せない

何かを書いたら 何かが戻れない

何を見つめている 何だか見えてない

何を求めている 何も答えがない

何かは何処にある 何も探していない

何かが心を温める 何も気にしていない

何を何処まで言う 何も答えられない

何が終わりに出来る 何も本音が言えない

何かにぶち当たる 何も言われたくない

どうしょうもなく くだらない 溜めごとで~
 
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~野辺に咲く水仙~

2021-03-07 | 粘土細工
      

 
 何処からか 漂ってくる
 仄かな甘い香りに 誘われ
 歩いて行く 野辺
 
 飛び交い 散らばり 
 野花や 雑草に揉まれながら
 それでも 競い合うように
 小さな花びらの水仙 仲間と一緒に
 咲誇っている
 
 小首を傾げるような 可愛い仕種で
 風も吹かないのに 揺れて
 黄色の花芯が お洒落にみえるけど
 誰を待っているのだろうか 

 何処へ行く
 何処まで行こうか 
 散歩道を歩きながら 
 花の香を楽しんでいる 

 やがて 春風が吹いて 
 辺りいちめん 新たな息吹のなかで
 野は輝き始め 訪れる人を
 優しく 迎えてくれる~
 

  

  
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~無題~

2021-03-02 | 粘土細工
       

まるで 
春の嵐のような 今朝の雨

風が 梢や木の葉を揺すり
灰色の雲を蔓延らせ
雨を追いやるように
吹き飛ばしているから
軒下で煩く ざわめいて
窓辺の硝子戸を叩きつける

なんでこんなに騒ぐのか
なにがこんなに暴れるのか
天よ 風よ 雲よ 陽よ 吐息よ・・・・

もう 薄紅色の花びら
落としてしまった山茶花
周りに咲いた 菜の花や水仙の勢いに
圧倒されたように ただひたすら
緑葉を揺すって 耐えて
野花を驚かせている

風の響き 風の叫び 風の囁き
雨の中で渦巻いて 仲間を呼んで

いっとき このままで 
時の過ぎるのを 待ちながら
絡まった 嵐の過ぎるのを待っている

先程からの雨音
波のうねりのように 押し寄せて
心にまで迫りくる~



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