心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~朝のひととき~

2015-11-30 | パソコン画

    

 まだ

 真っ黒で何も見えない窓を

 そっと手で拭いながら

 夜が明けるのを待っていて

 
 この窓を 開ければ

 寒気が流れ込み お部屋の空気が一変して

 目覚めの 珈琲が覚めてしまうだろうか

 若い頃に流行ったサウンド カセットで聴きながら 

 何て考えてしまう


 風も吹かない

 何の音も聴こえない 硝子窓の

 滴り落ちる露を内から 拭いながらの 

 僅かな時間 朝のひととき 

 
 窓の外では

 庭のモミジや欅 

 吹き溜まりに 枯葉が落ちて

 花を咲かせている 草花たちは

 摘んで欲しいとばかりに 花壇で競って

 まだ咲いているだろう

 
 いつのまにか 明けてきた空

 薄雲に隠れて 蒼くて広い

 近所の窓明りも チラチラ 灯って

 
 ああ.....始まった 私だけの朝が

 ”今日は何から始めようか”

  
 
 
 

 

 
 

 
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フィギュアスケートが面白い!

2015-11-29 | 日記
   

 おはよう

 皆さんは昨日のフィギュアスケート「NHK杯」を見ま
 したか?
 もうびっくりでしたね。
 羽生結弦君、世界歴代最高の合計322,40点で制し
 ました。
 何時かは誰かが300点越えをするとは思っていたけ
 ど、こんなにも早く簡単に(簡単そうに見えるぐらい
 に凄い)日本人が達成するなんて早すぎですかね。
 (笑い)でも嬉しい。
 羽生君が世界のレベルを一気に押し上げた感じで、
 それもぶっちぎりの高得点でした。
 スケートファンとしては驚いた~、
 だけどヤッタ~!
 思わず叫びそうになったよ。
 私なんかは興奮覚めやまぬ状況でした。
 ショートでも世界最高106,32点をマーク。4回転ジャ
 ンプを2度成功させ、トリプルアクセルも綺麗に決まり
 勢いに乗った感じでしたね。
 その後翌日のフリーでは、普通はプレッシャーになる
 はずが、全く感じさせないと言うよりそれを力に変え
 ていた。
 フリーは3度の4回転ジャンプをすべて成功させステッ
 プ、スピンも最高難度の得点を獲得したとか。
 どれ技をみても滑らかな滑りと、着水も軽やかで華麗
 でした。
 和の世界「陰陽師」の華麗な舞に引き込まれて....
 
 演技終了後のインタビューで「血のにじむような努力
 をしてきた」とか言っていましたね。天才でしょうけ
 ど、裏ではしっかり練習して努力を惜しまないのでし
 ょうね。
 「やってやるぞ」とも意気込みも本音で語って、闘志
 満々!絶対王者を証明し、努力を惜しまない攻めの姿
 勢がスポーツマンそのものでした。
 世界王者の貫録を見せつけた異次元の世界、そんな
 完璧な演技でしたね。

 浅田真央さんはジャンプに精彩なく、失敗もあり本来
 の力を出せませんでした。だけど滑りは軽やかで滑ら
 か、ステップ、スピーンなどの演技は(蝶々夫人)さ
 すがで、素敵でした。

 若手の宮原知子さん、安定感抜群でジャンプもほとん
 どミスなく成功させ、演技も表現力が見事で初優勝を
 果たした。今後の期待大です。

 次の大会グランプリファイナルでは日本選手、皆頑張
 って欲しい。男女W優勝で飾ってね。
 応援しているよ!
 と言う事で大会終えたけど、バルセロナが楽しみに~
 見てくれて有難う。
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~後悔~

2015-11-28 | 粘土細工
      
      
  
 だから

 言わなければ 良かった

 
 あなたに言った ひと言が

 もう言い訳できなくて

 後悔している 


 だけど どうしても

 仕方がなかった

 いっぱい 言い訳して 怒らせて

 謝れないのは 本当のことだから

 しばらくの沈黙は いつまで続くのか

 わからない 

 わかっているのは 絶対、折れない 

 意固地なあなた
 

 もうすぐ 

 もう少ししたら 珈琲を淹れる

 待っててくれるだろうか 今度は

 香りが自慢で 飛びっきり

 美味しいはず
 
 
 だから

 言わなければ 良かった 

 

 

 
 

 
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~雨の雫~

2015-11-27 | 
   

 いつからか 
 雨が降ってきた
 
 何故か 気になりながら
 眺めてしまう 硝子窓 
 樹木の 小枝につけた葉っぱの先
 雨で無数の珠が出来たら 滴り落ちて
 落ちたら また出来て 落ちていく
 
 雨の雫か
 ガラス細工の 涙の形をしたような珠
 透明で わずかにへこんで
 天使の涙のように 透通っている
 繰り返すさまをみながら 天を仰ぐ
 どこまでも雲が広がり 蒼雲の空
 やみそうにもない雨を 眺めて

 雨の雫たち
 風で揺れたら 吹き飛んで
 飛ばされてしまえば 消えていくけど
 楓も けや木も 木斛も
 みんな瑞々しく イキイキしてみえる
 
 いつまでも 木々の葉は
 ”しずく”をつくり 待ちながら 
 遊んでいるようで..... 

 まだ雨はやまない
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~想い出を数えて~

2015-11-26 | 
    

 想い出を
 指で折りながら 数えてみたい
 
 だけど
 多くて 多すぎて 数えられない年月
 ひとつ ひとつが大切で
 あれもこれも すぐに出て来そうだけど
 忘れてしまったこともある
 いいえ忘れて 置いて来た事の方が多くて
 今だから言えるけど 
 夢とか憧れ、希望など
 笑い飛ばして 忘れたふりで 
 いまのこの瞬間が 想い出に変わると
 想える年齢になった 
 
 変わらないのは おもいの糧
 忘れようとしているのは どこかの風景 
 残したいのは 生きてきた証 
 取り戻したいもの 何もない
 辿りついた 心の居場所
 
 想い出を
 袋に詰めて閉まっておきたい
 無くしたもの 置いてきたもの 
 もうさがさない
 忘れたいもの 忘れられないもの
 隠しはしない 

 愛しさ
 寂しさ
 優しさ
 辛さ 
 懐かしさ 
 
 すべてが ”想い出”
 包んでは 消して 
 また蘇えったら 残って
 繰返される 不思議なサイクル
 大きな袋の中に 
 何を入れて 何を残したい?
 ふと立ち止まってしまう 時がある
 
 遥か彼方へと続く空 
 どこまでも蒼く 果てしなく続き 
 その先に何があるのか 
 誰にも見えはしないけど......
 



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~落葉がさ迷う~

2015-11-25 | 
  

 街角の片隅
 誰もわからない 吹き溜まり
 風に吹かれて 落葉が舞う

 薄暗くなった 夕暮れ時
 街頭に 明かりが灯り
 行き交う人が 足早に家路へと急ぎ
 落葉を踏みしめても 
 気がつきはしない

 どこへ行くのか
 どこかへ飛んで行きたいのか 
 それとも留まるのか
 気ままな風に 吹かれながら
 落ちては まわって 飛び散っていく
 かつての 緑葉を
 そっと 見守るだの 街路樹

 いつか
 舞いながら落ちてしまえば
 赤や黄色の衣に 変身しても
 大空を舞いあがることも
 湖面で浮かぶことも
 大樹のそばで眠ることも
 どうにもならない さだめを
 止められない


 落葉が 居場所をさがし
 枯れてしまうまで さ迷って  



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~秋桜が咲いて~

2015-11-24 | 

    
 旅先で見つけた 秋桜

 可愛い桃色の花びらは 春咲く花と同じで

 大きな幹に枝を伸ばし 広げて

 満開のポーズをとっているように みえる 
 
 宇治橋を渡ると 

 大鳥居と続く 川岸

 お伊勢参りの途中で見つけた 満開の桜 

 橋の片隅に1本だけで 

 色づいた季節に 対抗するように 

 周りのもみじに 負けまいと

 ひときは目立って咲いている

 「綺麗に咲いたね、やさしい色で!」

 歩きながら 声をかけてみる

 
 短い命の輝きに

 しばらくは そのままで

 楽しませて欲しいと願いながら

 神聖な杜へと 進んでいく

 
 訪れる人の 

 想い出を膨らませ 迎えてくれる

 桜花が 咲いて

 


     
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~明日こそ~

2015-11-23 | 
    

 明日こそ

 明日があるから 今日はこのままで


 あなたとの時間 

 いっぱい言いたいことが あるけど

 我慢するから 明日は聴いてよね

 いつも肝心な話になると 口を閉ざしてきた

 良いことも  悪いことも

 だから 今日はすべて

 すべてを言いたかったけど

 後の気まずさ 想像してしまう

 
 だから 明日

 明日には 小さな望みがあると

 何故か 想えるから

 待ってみる


 明日こそ..... 
  


  (写真は神戸へ旅行した時のもので、モザイクから
                   撮りました)
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~風に乗って~

2015-11-22 | 
    

 風に乗って どこへ行こうか

 風に吹かれて どこかへ行きたい

 あてなどないけど

 逃げ出したいときがある

 聴かれても わからないけど

 わからない何かを さがしている

 
 飛んで 飛ばされ

 飛ばされたら また飛んで

 いつしかそこは 何が待つのか

 
 風に乗って どこへ行こうか

 風に吹かれて どこかへ行きたい

 
 何もなくても

 何かが見つけられなくても

 風に乗って 飛んでみたら

 新しい世界が みえてくる
 
 何もしないより きっといい


 風に乗って どこへ行こうか

 風に吹かれて どこかへ行きたい


 
   


  
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~何故か心に~

2015-11-21 | パソコン画
   


 心って面白い

 あれだけ波打っていたときは

 さんざん言葉があふれたのに
 
 思いっきり 言葉で返したのに

 穏やかな波打ち際に 戻ってしまうと 

 何も出て来ない

 
 夕日の海なんてもういいや

 沈む太陽なんて みなくていい

 潮風が吹いても
 
 ゆっくり打ち返す 海に

 彷徨っているのは 波花で

 どうして欲しいのか

 何を言いたいのか

 問いただしてしまう 心に

 ただ 怒っているだけ

 
 何故か..... 



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旅はいいな~、伊勢・志摩へ行ったよ!

2015-11-20 | 日記
     

 伊勢・志摩旅行 
 今朝も旅の話です。昨日に続きますよ。
 2日目の旅
 讃岐路~京都~伊勢・志摩へ 
 京都ー二見浦(夫婦岩)ー鳥羽展望台ーパールロード
 
 
 
 二見浦(夫婦岩)

 志摩半島の海景色を見ながらドライブ
 最初に伊勢志摩の景勝地、二見浦(夫婦岩)を訪ねる。
 二見浦は夫婦岩で知られる伊勢の名勝で、大小2つの岩
 からなり長さ35mの大注連縄5本で固く結ばれている。
 天候にも恵まれ秋晴れのなか、潮風も心地よく大勢の観
 光客でした。
 お土産店があり、お茶の接待も。
 
 本殿の二見興王神社は旅の守護神・猿田彦大神をお祀り
 していますが、もちろん夫婦円満にご利益があるとのこ
 とで手を合わせましたよ!
 二人の写真もバッチリ撮ってね。


  
 旅の3日目 
 伊勢神宮 お伊勢さん参り

 今回の旅で絶対行きたかった場所です。2回目ですが、
 ほとんど記憶にないので初めて見たいなものです。
 昨年、神宮式年遷宮で話題になりましたね。20年に
 一度、お宮を新たに建て替えて、神様にお移りを願う
 壮大なお祭りです。
 皆さんもテレビや新聞等で、目にした事でしょう。
 
 伊勢神宮は内宮と外空からなり、地理的にも離れてい
 ます。(私は内宮しか知らなかったのが恥ずかしい)
 バスで15分もかかるとか。

 難しい事は抜きにして、深い杜に佇む癒しの聖域で、
 約2000年前の創建です。正宮に日本人の総氏神様・天
 照大御神が祀られています。
 神域内には数多くのお社が鎮座してお祭りなどを行っ
 ているようです。建物や施設が多く実際にはよくわか
 りませんでした。橋の下は五十鈴川です。
 印象に残ったのが、日常から神聖な世界への架け橋と
 言われる宇治橋です。純日本式の反橋で全長101,8mも
 あり大鳥居に続きます。
 橋の近くで秋桜が満開でした。今頃、珍しいかな!

     
 外宮にある勾玉池 
 池畔には舞台があり奉納行事が行われていて、何よりも
 癒される池でした。多くの植物が生息して神秘的。
 少しの間ボ~ッとしてましたよ。

 伊勢の参道は賑やかで、平日なのに観光客で溢れていま
 した。レトロな感じで、お土産物店や飲食店が集まり、
 楽しみがいっぱい。
 おかげ横丁もブラブラして、名物”赤福”を頂きました。
 疲れもピークなので、余計に美味しかったです。

 鳥羽展望台(2日目) 
 展望台からの眺めると太平洋、リアス式海岸が見渡せて、
 海景色が最高でした。
 歌手、鳥羽一郎の歌碑もありましたよ。
 珈琲タイムの時間でもありました(笑い)
 伊勢湾が広がる海辺の旅に感激で~す。
     

 
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<旅はいいな~、京都が待っている!>

2015-11-19 | 日記
    

 旅行が好きで年に数回出掛けます。
 旅のことは初めてブログに書くので、見て貰えるように
 書きたいけどそれは、難しいかな~
 讃岐から車の旅で、遠出するには限度もあるので、ついつ
 い近郊になってしまうけど、それもよしとしていざ出発!
 誰と一緒にかって?
 
 旅の話
 京都~伊勢・志摩へ
 寺院と紅葉、海、温泉を求めて
 
 
 まず今日は、京都を書きます。最近京都へは、毎年の
 ように行っているので、今回は洛北方面です。
 金閣寺ーきぬかけの路ー龍安寺-仁和寺ー(妙心寺)  
 お寺とか仏像が好きなので、やはりお寺巡りになりました。
 京都に来たなら一度は訪れておきたい金閣寺こと鹿苑寺
 (ろくおんじ)は、名の通り金閣で全三層からなり金箔が
 張られています。
 華やかで優雅、北山文化を象徴する足利義満による大寺院
 です。(今回で三回目かな?修学旅行でも来ました)
 何度来ても飽きることのない世界遺産で、庭園も見事でし
 たが紅葉はいまひとつで、もう少し先の方がいいのかも?
 金閣寺は桜の季節が最高とのことでした。
   
 その金閣寺から嵯峨野までを結ぶ、きぬかけの路
 実はゆっくりと散策したかったのですが時間の都合で、
 車窓からの見学のみで残念!
 石庭で世界的に有名な龍安寺、白砂で敷き詰めた大小15
 個の石を配置し、一度では見られないようにしてあるとか
 で、不思議な現象でした。
 境内は禅の教えに満ちており、銭形のつくばいとか茶室な
 どが珍しく面白い。
 鏡容池はかってはおしどりが遊んだことから、おしどり池
 と呼ばれたそうで、何かしらホッとする癒しの空間で、
 ひとときのんびり出来たかな。
 池の堤防からは龍安寺の山々が見え、美しさは格別でした。

 想像以上に良かったのが、仁和寺でしたよ!
 旧御所で世界遺産です。
 五重塔、仁王門、御殿など凄いとしか言えないぐらい凄い
 (笑い)
 ゆたかな緑に包まれた境内に、しっかりと歴史が残り、
 国宝の建物が優雅にそびえている、そんな雰囲気がありま
 した。
 2つの庭園は白川砂を敷き詰めた南庭と、池を配した北庭
 が御殿や寝殿とマッチして、余計に素晴らしかった。
 仏像にもお参りして、優雅なひとときを過ごせた。

 宿の近くの妙心寺(臨済宗)も時間があればゆっくり見た
 かったけど、境内内の見学だけでも出来たので良かった。
 とにかくびっくりで広い、でっかいetc
 驚きの連続です。 
 46もの塔頭があり寺院が並び、庭園も見応え充分で圧倒
 されてしまったよ。
    
 もっともっと伝えたいこといっぱいあるけど、この位に
 しとこうかな。京都は食べ物も美味しいし、落ち着く街で
 した。
 夜の街とかライトアップした寺院、庭に行けなかったのが
 残念だけど、次の機会にとっておこう~
 絶対にまた行くよ~
 一日中歩き回って疲れて、夜はバッタンキュウでした!
          
            (読んでくれた人に感謝です)

    
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~落ち葉よ~

2015-11-18 | パソコン画

     

 どこからか
 風の音が聞こえ
 どこへ向かうのか
 あてもなく彷徨う 落ち葉
 クルクル ひらひら パサパサ
 落ちては 舞いながら
 舞いながら 落ちる
 
 踏まれて
 飛ばされて
 雨に濡れ
 風に吹かれ
 また 飛んで
 
 湖面に浮かんでは 沈み
 流されては しがみつく

 落ちてしまえば
 枯葉の戯言で
 戻れないことも
 忘れられることも
 わかっているけど
 どうにもできない

 鮮やかな緑の衣に
 想いを託して
 吹き溜まりに 望みをつないで
 季節の風に夢みても
 もう誰も 相手にはしない

 わかっているのか
 落ち葉よ!
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~新たな季節の調べ~

2015-11-10 | 
   


 この窓を開けて
 もうすぐ風が吹いたら
 風の調べを聴いてみたい
 
 いつの間にか  
 街路樹のような大木に成長した けや木 
 枝木を広げ幹を伸ばし 
 葉は見事なまで いっぱい
 鮮やかな緑から
 黄や茶、赤く色づき 今はもう
 風が吹かないのに 落ちていく
 
 パラパラ ひらひら はらはら
 落葉は 庭のタイルを隠し
 ひと塊になったり 離れたり 
 雨や風に吹かれるたび 
 飛ばされて 舞っている
 
 繰返して 過ぎ去り まわって 戻る
 同じ景色を 幾度となく繰り返し
 喜びも 辛さも
 祭りごとも 絆も    
 家族のすべてを見守り 
 まっすぐ伸びて 寄り添った 

 窓越しに 眺めながら
 数十年の時をえて やっと
 けや木に想いを 語ってみる
 風音を聴いたなら 何か
 答えてくれないか
 
 窓の外は 
 落葉の庭が風を呼び
 新たな季節を迎える
 けや木は何も言わないけど
 季節の調べを聴いている
  
 

  
  
 
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~枯葉が舞う~

2015-11-09 | パソコン画
   

 枯葉が舞う
 舞いながら 何を想う

 青葉のころ
 風に乗りたくて
 風を待って 夢を見た
 大空の彼方 宇宙船のように
 飛んでいき 舞い落ちる

 枯葉が舞う
 舞いながら 何を想う

 生茂る 森のなか
 公園にある湖水の辺り
 人里離れた小高い丘
 どこへ行きたいのか 
 どこへ向かうのか
 わからない 
 
 いつだったか 
 大樹の衣でいた頃
 蒼いミドリ葉で輝いて 居座っていた
 吹いても 吹いても 小枝や幹と
 逞しく着飾った姿を さりげなく見せて
 多くの仲間たちと 競いあっていた 

 枯葉が舞う
 舞いながら 何を想う 

 舞いながら 飛ばされて
 舞いながら どこへ向かう
 風に吹かれて どこへ行く
 風に乗ったら そこが夢処  

 枯葉が舞う
  
 

   
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