心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~空想~

2016-09-30 | 粘土細工

     

 もしも
 この部屋の窓から 
 景色を選べるとしたら どれがいいだろう

 潮風が吹き抜け 
 海辺の灯台や釣り船を
 遠くに見ながら 波音を聴いてみたい

 樹木や野花に囲まれ 
 木漏れ日の庭で小鳥が囀り 
 小池には木造りのベンチ 

 最新の住宅地で 
 赤や青のカラフルな屋根で競い合い
 街路樹に隠れて お洒落な茶店が覗く

 何処までも広がった田園に 
 1本だけの小道が 山頂まで続き 
 野辺は風や雲を呼んで 草木と競演か  

 すぐ近くに川が流れ 
 岸辺のあたりに 賑やかな笑い声 
 子供達の水遊びが すぐ其処に

 いっぱい いっぱいあって 
 いくら出ても 夢想物語
 何を言っているのか
 勝手な世界を 創造しないでと
 叱られそう

 
 我が窓辺 
 小さな花壇と小鳥の巣箱
 樹木は ほどほどだけど 
 少しの散歩で 海や山に出会えて 
 のどかさだけは 外せない
 
 想像だけは 広げて
 現実にコラボしてみる
 ひとときの
 空想だけど.....
 
 

 
  
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~ヒガンバナが咲いて~

2016-09-29 | 

     

 ふと思い出したように
 
 ふとそれらしく

 ふと何となく 

 ふと気にしていて


 野辺に咲いた ヒガンバナ
 
 風が吹いても
 雨に濡れても
 乾いた空の 雲間でも
 陽射しが そそがなくても
 ひとりぼっちでも
 仲間がいても
 
 シャキッとして
 まっ赤なべべが
 よく似合う  

 いつもの場所を
 いつも通りで 
 確保しているような 
 大きな顔で治まって

 誰かを待ってる
 誰かに会いたい
 誰かをさがしている
 誰かに話したい
 
 ほら 今年も
 何処を見ても 同じように
 いつのまにか 増えて
 どれがどれだか わからなくさせる
 
 繊細な線香花火のようで
 鬼火の炎のようで
 可憐な花にも 時には見えるけど
 怪しさと鋭さまで あわせもち
 漂うのは
 ただならない

 しばらく 賑わって 
 あれこれ 想像させて
 見る人の 思いのままに
 ふるまい 魅せつけて

 だから、ヒガンバナ 
 秘めている何かに 気づかせて
 どうなろうと お構いなしで
 見つめている....だけ

 
  
    
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~ひとりごとだから~

2016-09-25 | 

      

  誰にも 
  何かしらの空間があって
  何かの隙間を埋めようと
  必死にもがいていたら
  どこにあるのか わからないけど
  いつかは 辿りつく

  何故だか
  どうにもならないのに
  冷気と冷風
  吹き抜ける 通り風に
  吹き溜まりを作って
  押し込めて

  閉じても
  鍵しても
  閉鎖出来ないのに
  抵抗して 諦めて
  漂う空気が 重くても
  潜り抜ければ 元通りと
  いつかは 理解する

  だから
  このままでいいのに
  何かをしなくては 治まらない

  気持ちって
  何処にも置いとけないから
  何かを変えようと
  切り替えて
  アタフタと 戸惑っても
  行動してしまう クセモノ


  わかっている
  何もしなくても 
  何も変わらない
  
  空間は 
  想いどうりがいい
  迷い道にも
  逃げ道にも
  追い込みも出来る
  交差点のようなもの

  だから、どうしたいかって?  
  今は やっぱり
  分らないことにしておく 
  ひとりごとだから
  
  いつかは....
 

 

 

 
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~彼岸花~

2016-09-21 | 

      

 何処から
 やって来たのか

 いいえ 
 いつもの場所で  
 隠れるように咲いても
 賑やかに咲いても 
 いつの間にか 
 華やかに 一面を染めて 
 今年も彼岸花が咲いた

 真っ赤な装いに
 長く伸ばした茎
 輪状の花弁はケシャで繊細
 まるで線香花火か 燃え上がる炎
 どのようにも 見る人によって 
 違って映り
 葉がないのは 不思議で
 花の咲いている間は 
 遠慮して いるのだろうか
 
 しばらくは風を待って
 野辺でも あぜ道でも 近くの公園でも 
 無造作なようで 場所を選び
 仲間を増やしながら 広がり
 鮮やかに 素朴に
 咲いている

 もうすぐ秋祭り
 子供達が摘んだ花は 首飾りになって 
 遊ばれるけど
 大人達は お部屋ではない
 どこかへ 飾って楽しむ

 咲いて
 咲いたら
 咲乱れもするけど ひっそりと
 ひとりでも 佇んで
 出しゃばらないで 強い
 
 彼岸花 ヒガンハナ 曼珠沙華
 
 今年も季節に
 咲いた....


   


 
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~これからって~

2016-09-19 | 
    

 これからって

 いつから

 これからって

 いつまで 

 これからって

 どこまで どうして どうなる

 
 これからって

 解かりにくい言葉 だから

 はっきり言ってよ

 って

 
 言えたらいいけど.....


 

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~だから、風を待っている~

2016-09-17 | 

  

 だから
 風を待っている

 雑木林を抜けて 
 野山のてっぺんを 
 そよいで 駆け抜けて 突き当れば 周り込む
 吹いては 黙々と くぐり抜け 
 それでいて
 荒っぽくも やさしくもあり
 不思議な風は ここに来て  
 季節を感じさせてくれる

 野花が咲いて 
 蔓延るように覆い尽くし もうすぐ
 ススキ野に変身してしまう 砦
 山道を登ると  草むらに隠れて
 野アザミが ユリが 小菊が 
 顔を揃えて
 迎えてくれるはず

 風を待っている

 誰かが慌てて 届かなかった便りの 
 話をしたくて
 いらぬ噂を すべて払拭したくて
 想いのすべを ぶっつけたくて
 
 荒れ野は 見たくないから
 今を 呼んでみる 
 ここに来たくなる 
 
 陽射しが強く
 乾燥した肌に
 まだまだ遠いからと 
 青い空が呟いているようで 
 涼風も知らぬふり
 もう少し 時が過ぎるまで
 
 風を待っている~

  
 
 
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~窓辺の小さな世界~

2016-09-13 | 粘土細工
     

 いつの間にか

 先程まで降っていた雨が 止んで

 薄曇りの 四角い小窓の空は

 山並みの向こうまで どんよりして

 庭の木斛に無数の 雨の滴か 

 微かな透明の輝きで 光って弾け

 今朝の窓辺に 語りかけているよう 

 
 ここには 何らかの空間があって

 存在するものに いつも左右されながら 

 周りを見て 喚いている 

 何が待つのか この小さな世界

 空間か 吐息の場所か 満たされたい隙間か

 分らないけど 

 窓のなか 窓の外 それ以外に

 存在する何か

 訪ねても 探しても 待ってみても

 どうにもならない 何か

 浸っているようで

 それでいて  逃げてもいる

  
 そう 

 どうにも出来ないことに

 尖らないで 漂っていたいけど

 訳の分からないことで 

 納得させたりも....


 また 雨が降りそうだから

 雨の声 囁き 風音 響き 夢模様  

 確かめてみたい
 


 
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~今朝のひととき~

2016-09-12 | 粘土細工

   

 もうすぐにでも

 雨になりそうな そんな予感のする朝

 灰色の雲が すっかり空を覆って

 朝日を隠してしまった

 
 あれだけ 

 喧しく鳴いていた蝉の声が

 いつの間にか 聴こえなくなり

 木斛に寄ってきた 虫たちも

 どこかへ去ってしまった 

 陽だまりのヒマワリは コスモスに

 主役の座を奪われて 

 すっかり花壇は 様相を変えて

 野花で賑わい 野草が蔓延って

 秋風を 待っているようだ

 
 小窓を開けると やさしく風が

 なびき

 初めてかけたCDデッキ テレサの甘い歌声が 

 流れるはじめて ほんのりさせられ

 得した気分になっている 

 こんな時間だろうか ひとときの安らぎって


 ほら 

 珈琲の香りがしてきた

 しばらく 香りを楽しみながら

 空を気にしないで このままで....


 
 

 

 

 
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~夕暮れの散歩道~

2016-09-10 | 粘土細工



  散歩道を歩いて行く

  何処まで続くのか 
  山並みの遥か彼方に
  茜雲とまだらの灰色雲が
  コラボして 競うように広がり 流れ
  不思議な雰囲気をかもし出している 
  雲の饗宴を見ているような
  鮮やかで それでいて怪しげな空模様は
  薄暗くなりかけた山道にも 続いて       

  あの空の どこからか
  天女が降りて来たら
  華やかだろうな 何て
  想像しながら
  登っているけど  
  
  ほら いつの間にか
  オレンジ色の光が射して 
  夕日は見えないけど
  空が輝いてきた  
  もう少しだけ 降りてしまうまで 
  このままで....
  
  何があるか分からない 
  何に出会えるか分からない
  だから 散歩道は面白い
  
  野辺に咲いていた ヒマワリ
  もう 何処にも見えず 
  コスモスが得意顔をして 
  可愛く 咲いている
  もうすぐ 涼風が吹いたら
  野山は少しずつ 色づき 
  周りを巻き込みながら 
  思い思いの姿に変化していく
  

  季節を 見届けながら 
  これからも 歩いて行く
  まだ散歩道の空は
  夕暮れどき  

   
    

      
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~またハッピー君が大変だ(雑種犬)、聴いて欲しい!~4

2016-09-06 | 

    

 こんなにも元気になったのに
 ハッピーがまたまた大ピンチ
 お腹が張って来て
 食べられなくなって
 尿が出ない
 病院へ連れて行くと 2回目の尿道結石で
 手術となった(何で2回も同じ病気で手術なのか?)
 10日間、入院手術して無事退院したけど
 もう1ヶ月が過ぎて 外見では痩せが目立つも
 いつものハッピーへ戻ったかと思いきや
 尿が出なくなっていた 
 出てもポタポタ少しだけで
 いつものような 勢いがない
 
 どうも 長い間尿道が石で塞がれていて 
 排尿障害がおこり 膀胱へ負担がかかってしまい
 ダメージが大きすぎたから うまく機能しなくなった
 膀胱の神経異常とかで いま、薬で様子を見ている
 それに
 前立腺への感染が上手く治っていない

 なので
 しばらく家でも 管で尿を取ることになって
 一日2回 奮闘して排尿を促している
 管を入れて 取っているのだ
 いつまで続くのか 先が見えないし
 全く予想を超えていた 
 一向に良くなる気配がないように思える 
 残尿が多くて 少なくならない 
 散歩に連れて行くと 尿漏れがひどく 
 でも、量は少ないので 自然排尿だけでは
 追いつかない

 どうにもならないのかな?

 
 食欲だけは旺盛で 何でも食べる
 石の出来やすい体質だろうけど 
 何が災いしているのか 
 分らないから お手上げ!
 通院と自宅介護?が何時まで続くのか
 不安でいっぱい

 誰か同じような 経験した人は居ないかな?
 何て気になっている
 どうすれば早く治るのか 誰か教えて欲しい
 取あえず元気だから 散歩が大好きだから
 毎日連れて行く あっそうそう病気になって
 手をかけ過ぎたせいか 食べるものが贅沢になって
 甘えん坊にさせてしまった
 しばらく このままで
 頑張って乗り切るぞ~だけど......

  (ハッピー君、中型犬、雑種、オス、10歳、甘えん坊、大人しい
    7/28 7/30 8/8と3回、ブログで紹介しています)

  
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~見つからない言葉~

2016-09-05 | 粘土細工

    

 何かを残したいけど

 言葉にしてみたいけど

 さがしても

 見つからない

 どうしょうか 何て

 呟いてもみたけど
  
 どうにも出来ないから

 このまま 何も言わないで

 別れた 遠い昔

 夏祭りの夜


 打ち上げ花火が 夜空を彩り

 華やかに輝いて 煌めき 

 どうしょうもなく 綺麗いだから

 ついつい 想い出したように

 「来年も見たいな」.....が

 言えなくて

 海を眺めていた
 

 

 
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~風に会いたい~

2016-09-02 | 

        
 どこからか 風が吹いて

 小窓のガラスを揺らして

 通り過ぎるのを待っている

  
 樹木を揺らしながら やってきて

 囁くように 鳴くように 詠うように 

 風の声 風の囁きだろうか 

 聴こえる 聴こえてくる 季節

 
 そよぐ風を どこまでも

 追いかけて

 飛ばされるのも 置いてけぼりも 走り去るのも

 知らん顔も 逃げ出すのも いい

 風の匂いも 風の音も好きだ

 
 風に出会う そう

 風に会いたい

 やさしく吹く風が好きで

 乱暴者はいらない 激しく吹くのは

 苦手だから やさしく吹いて

 
 窓から もう陽が射して

 ”まだまだ先よ”と誰かが呟いているけど

 涼風に会いたい

 風を追いかけてみたい 


 
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~ヒマワリが泣いて~

2016-09-01 | 粘土細工

     

 ヒマワリが泣いている

 真夏の陽射しのせいではない
 乾いた風が吹くからではない
 雨の滴がこぼれないからではない
 仲間が何かを邪魔したわけではない

 
 どこまでも
 太陽の恵みを受けて
 黄色の絨毯を敷き詰めたように あたり一面を
 埋め尽くし広がって咲いた ひまわり畑のヒマワリ 
 大輪の花を咲かせ 実も花芯も成長した
 逞しい姿は 見物に来た多くの人の 
 心を奪ったかも知れない
 
 もうすぐ
 涼風が吹いたら
 刈り取られてしまうのは
 わかっていても どうにもならない
 さだめ
 
 悲しいからではない
 巡る季節までの 別れが寂しいのだ  
 またどこかで 
 会える気がしてならないけど
  

 ヒマワリが泣いている
 



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