![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/67/57a4f09f5d9dfa89961706f2a3570c54.jpg)
もう
菜の花が咲いた ソレイユの丘
いくら暖かいからって 早すぎる
咲く時期を間違えたから 何ては
思わないけど
いま
春の息吹が聴こえるのは
いつも通りかも知れない
数万本の花が咲いて
黄色の絨毯のように広がっている
野原を埋め尽くしてしまい 甘い香りが
あたり一面を包んでいるような 気がして
だけど、これは
画面からの映像だけで
実際には見ていない だから
先取りして観たくなる
菜の花の ひとつひとつ
小さな花びらを 手にしてみたら
きっと 会いたくなる
わずかな日射しが残るなか
これからが厳しい季節
北風が吹いても 雪雲が
空を覆っても 負けないで
訪れる人を楽しませながら
花の便りを届けて欲しい
待っているから~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/30/4252b8a59e16520a8c7ba960008e7b1a.jpg)
はじめて
年の初め 福袋を買った
いままで 一度も買ったことがない
興味がないし リスクを伴う
特に 気に入らなければ無駄になる
何の心境の変化か それとも
無駄への挑戦なのか なんて大げさ
普段よりお気に入りの洋品店
店先に並べられた 衣服の入った福袋
とてもシンプルで派手さはない袋で
面白いのは中を そっと
見せてくれること
それって 楽しみは半減だけど
落胆がない 納得できる
特に気に入ったわけではない
福袋の響きに釣られて ゲットした気分を
味わってみたかった
とびっきり安い いや騙された 何て思いながら
着れなくても 着なくても
後悔しないし 何よりも
気に入った服が 1点だけはあった
こんなんで買っていいのか わからない
テレビなんかで並んで
早く買おうと もうダッシュして奪い合うシーン
激しい争奪戦をしている光景を
白々しく見ていたけど
あの中にはとても入れないから
いまなら 買うチャンス
袋の中はジャケット セーターなどで
思わぬ買い物に つい、にんまり
「いい歳をして」何て 娘に笑われそうだけど
ちっぽけな 自分へのご褒美
小さなお買い物.....
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/1f/fc3873d5068502f182d39fc7a0e70ca8.jpg)
何故か
風を待って
風を誘っている
木立の森
木洩れ日はなく
木々を揺らす風の音が
通り抜けて また
吹き荒れる風は
そよぎ
なびいて
舞い
吹いたら
止んで
繰り返しながら
乾いた大地に 季節の風が
騒ぎはじめる
まわって
ぶつかって
ゆらいで
叩き
ひしめいて
ざわめいた風音は
寒風が吹き荒れる 声
何もかもお見通しの 空模様みたいに
しばらくの間 包まれてしまう
樹木の間 ひとり
風の声を聴いて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/d8/733530a0e17af6071a53e3ce09723026.jpg)
新しい年の初め
確かに 気が引き締まるけど
若い頃には戻れない 気持ちを
実感している
仕事していたときは目標があった
目標があるから 目指すものがあった
目指すものがあるから 頑張れた
必死で働いて届かなくても 夢があった
叶わなくても理想を追いかける 強さがあった
挫折もあっただろう
方向転換もあっただろう
良かったことも
辛かったことも いっぱいあって
突当り 乗り越えたり
後戻りし また、進みだしたりで
すべてとは言わないが 若さからだった
気がしている
”老い”かも
老いてきたせいかも
少しづつ歳を重ねながら
過ぎ去ったことを 羨ましく想い出すのは
歳をとった証拠と 誰かが言っていた
今年限りで 羨むのは卒業して
老いのせいにするのはやめよう
”若い頃は”なんて、特に....
新しい年が 始まった
新しい年だから~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/3a/e423e5df3be172ae6060d6f25402cc8f_s.jpg)
(写真は讃岐の五色台にある「白峯寺」です。
四国八十八ヵ所、81番札所)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/93/bd87c323005454598deda2f32af20040_s.jpg)
やっと
北風が吹いて 冬がやって来た
小窓のガラスに響いて
揺する音に 思わず空を見上てしまう
どんよりした 薄い千切れ雲
すじを引くように 流れる雲の合い間
蒼い空が広がって
揺らす風を呼んでいる
叩きつけるほどでもなく
ぶつかりそうでもないけど
ときおり
激しく吹いて
バタバタ どんどん 音がする
北風は どん欲に意気込み
周りを蹴散らして 進もうとして
時には後退りもしながらも 跳ね返す勢いで
花びらを散らしたのは 山茶花
背伸びしても小さな水仙は 揺るがない
根元で固まって 草木たちと
風の通り抜けるのを 待っている
繰り返して 窓を揺すり
いつまで続くのか わからないから
北風に聴いてみたい
空はどこまでも蒼く 風を呼んで....
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/59/c40120ea7d092a63579e92c1b7a5438f_s.jpg)
やっと
平穏な日常が戻って
新しい年が始まった
とくに
来客が多かったわけでもなく
思いがけないことも起こらず
ハプニングもない
暖かい晴天に恵まれ
初詣出と買い物に出かけ
人ごみにはもまれたけど
ゆったりとしていた3ヶ日
いつものサイクルが
いつもと違い
少しだけ変わると
アタフタとなってしまう
昨年と違ったのは
ブログを書き始めたことで
いつまでたっても 自分よがりのポエムは
人に気持ちを伝えられていない
”どうしたら”と問うても 答えは
私にあるのだから わからない
年末に飾った 真っ白なシクラメン
混ざる色も ほのかな香りもないけど
出窓で咲いて 微笑んでいる
見透かされているような 気もしてきて
”素直でありたい”と想わせるのは
何故だろうか
ひととき
振り返ってみても
もう いつも通りが始まっている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d4/28ed1c8e8f1ef0215d8b4a7d2232cf75.jpg)
街路樹のような
大きな2本のケヤキ
何物にも負けない勢いで 聳え立ち
我が家を見守ってきた
何十年過ぎただろう
ケヤキに出会って
春には 瑞々しい青葉で楽しませ
夏には 陽射しを和らげる 勢いで
秋には 小枝まで広がった紅葉が 魅力に
冬には 舞い落ちた 落葉を拾い集めて
子供の成長や
家族の暮らしに
癒しになって
ささえて 気がつけば
居座っていた
季節が変わり
いっぱい葉っぱをつけたなら
たくましく伸びて 成長と
時には後退を繰り返しながら
生き抜く強さで まわりの樹木と
折り合い 競い合いも
北風が吹いて
もう 残ってはいない枯れ葉
どこへ 旅立って
どこで 終わりを告げるのか
新たな息吹が ここから
始まっているのかも知れない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/15/b75ad5c9124fdbc6dbfb6a006042d4a1.jpg)
この窓を開けたら
風の囁きが聴こえますか
風のざわめきが聴こえますか
風の揺らす音が聴こえますか
風の調べが聴こえますか
いつか
行ってみたかった 風の森
透明で水晶のような 風の精
飛びながら
はねながら
走りながら
舞っている
空想と言う名の 空間は
誰も訪れることがなくて
信じる者だけが 許される
癒しの夢場所
聴こえたら
聴こえたなら
風に呼びかけ
風を呼んで欲しい
窓を開けて
風を追いながら
風に向かう
風を感じて
風になる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/73/8fb88f66bf50126ff88606452410c937_s.jpg)
いつからだったか 気がついたら
おばさんの中に 自分がいた
あれこれ あることないこと話して
いつまでも続くお喋りには 興味がない
と言えば 嘘になるけど
そんなことより おばさん会話に入りたくない
無駄話に悪口 とんでもない事件話に孫自慢など
なのに
あんなに嫌っていたのに
昔の仕事仲間には逢いたくて
毎月定期的に集まリ出した
「寂しくなってきたのかな」と
何だか自覚し始めている
昔の同じ職場の仲間
おばさん達が集まると
ワイワイ ガヤガヤ クチャクチャ 言いながら
手を動かしているのは 趣味のパッチワーク
人形や茶巾袋、クッションなど すべがハンドメイドで
イキイキとしてひと針、ひと針 想いを込める
私と言ったら粘土細工で ひとりだけ
人形や雑貨、お花づくりに精を出す
しばらくの間 家庭も嫌なことも忘れて
ひとときを楽しむ 至福の時間
お腹が空いたら ”食べる食べる”
外食したり、お惣菜を買うこともあるけど
持ち寄りの手料理とか、気分で
料理もしたりで さまざま
あっという間にたらふく食べて
いつしか
やっぱり世間話に花が咲き
おばさん会話になってしまう
年金 介護 家族 健康のことが
いつもの話題 関心事で気になる
最後は孫の話か夕食の献立に変わり
解散となるのが 毎度のこと
何気ないシニアの生活
いつまで続くか 分らないけど
最後の一人になるまで 気持ちを元気にと
きっと思っているだろう それぞれが
今年を乗り切ろうとして!