なんとかGWまでたどり着けましたね。今年は3連休と5連休ということで、なかなか嬉しいことです。前半の3日間は、初日は岡山にお墓参りを兼ねていきました。途中、西大寺の観音院に立ち寄りました。2月に会陽が行われることで有名ですが、この裸祭りは本堂の意外に狭いところで繰り広げられるのですねえ。また西大寺も、奈良の西大寺との関連よりも、犀戴寺から改称されたということ。そうだったのか!とまあ、いろんなことがわかりました(笑)。
さてされ、そんなところで今回は、珍しいドビュッシーであります。なんと2回目の登場。まあまったく普段は聴かない作曲家ですかねえ。まあ、そうですかねえ。時たま思いだしたように聴くくらい。今回も、今年の3月に岡山に行ったときに、タワーさんで見つけたミシェル・ベロフのドビュッシーのピアノ作品集。4枚組で1000ほどでした。このシリーズは安いですねえ。とはいえ、今回でドビュッシーは2度目となり、めでたくカテゴリーに仲間入りとなります。
この4枚組から、2枚目に収められている『子供の領分』であります。6曲からなるピアノ小品集です。1908年、当時3歳だったドビュッシーの娘クロード・エマのために作曲されたもの。ドビュッシーは1905年、リリー・テクシエと離婚し、銀行家夫人のエマと再婚。43歳にして初めてその年にクロード・エマが誕生し、ドビュッシーはたいそうこの子を溺愛したそうです。この作品は、そのクロード・エマのために作られました。
この曲を演奏しているミシェル・ベロフは、フランスで1950年生まれたピアニスト。10代から活躍をし、1980年代半ばに右手を故障して第一線から退くが、それまでは目覚まし活動を展開。特に、フランスの近代音楽の演奏は得意としておりました。この『子供の領分』は1980年の録音であります。なかなかハンサムな颯爽とした貴公子風のピアニストで、当時は人気がありましたよねえ。
そして、この『子供の領分』、子供のためのものということで、聴きやすい曲です。それぞれの特徴が顕著でどれも印象深い。そんな曲をベロフは、愛らしく上品に、そして暖かみのあるピアノを展開しております。私は、フランスものはなかなか苦手なんですが、このベロフの演奏は実にわかりやすいです。曲の色彩も豊かで、キラキラ輝くような透明感もあふれるようで、また、曲の印象とも非常にマッチしております。愉悦感も漂うピアノであります。
第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」。単調な練習曲のようだが、光輝くようなピアノに無邪気さも感じます。第2曲「象の子守歌」。低音での重さが充満しています。低音の響きが心地よい。第3曲「人形へのセレナード」。端正なピアノが人形を楽しく表現しておりますねえ。第4曲「雪は踊っている」。これも写実的なピアノで、色彩感に満ちていますね。第5曲「小さな羊飼い」。ピアノの一音一音の美が充満して、独特の美しさを展開しているのがいいです。第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」。ここで表現力は最高潮に達します。躍動的で、表情も多彩。ドビュッシーの意図をよく再現してるようであります。
明日から、また三日働くと、4連休。ほんとに気候もいいし、この連休を作った人は、実にえらいですねえ。
さてされ、そんなところで今回は、珍しいドビュッシーであります。なんと2回目の登場。まあまったく普段は聴かない作曲家ですかねえ。まあ、そうですかねえ。時たま思いだしたように聴くくらい。今回も、今年の3月に岡山に行ったときに、タワーさんで見つけたミシェル・ベロフのドビュッシーのピアノ作品集。4枚組で1000ほどでした。このシリーズは安いですねえ。とはいえ、今回でドビュッシーは2度目となり、めでたくカテゴリーに仲間入りとなります。
この4枚組から、2枚目に収められている『子供の領分』であります。6曲からなるピアノ小品集です。1908年、当時3歳だったドビュッシーの娘クロード・エマのために作曲されたもの。ドビュッシーは1905年、リリー・テクシエと離婚し、銀行家夫人のエマと再婚。43歳にして初めてその年にクロード・エマが誕生し、ドビュッシーはたいそうこの子を溺愛したそうです。この作品は、そのクロード・エマのために作られました。
この曲を演奏しているミシェル・ベロフは、フランスで1950年生まれたピアニスト。10代から活躍をし、1980年代半ばに右手を故障して第一線から退くが、それまでは目覚まし活動を展開。特に、フランスの近代音楽の演奏は得意としておりました。この『子供の領分』は1980年の録音であります。なかなかハンサムな颯爽とした貴公子風のピアニストで、当時は人気がありましたよねえ。
そして、この『子供の領分』、子供のためのものということで、聴きやすい曲です。それぞれの特徴が顕著でどれも印象深い。そんな曲をベロフは、愛らしく上品に、そして暖かみのあるピアノを展開しております。私は、フランスものはなかなか苦手なんですが、このベロフの演奏は実にわかりやすいです。曲の色彩も豊かで、キラキラ輝くような透明感もあふれるようで、また、曲の印象とも非常にマッチしております。愉悦感も漂うピアノであります。
第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」。単調な練習曲のようだが、光輝くようなピアノに無邪気さも感じます。第2曲「象の子守歌」。低音での重さが充満しています。低音の響きが心地よい。第3曲「人形へのセレナード」。端正なピアノが人形を楽しく表現しておりますねえ。第4曲「雪は踊っている」。これも写実的なピアノで、色彩感に満ちていますね。第5曲「小さな羊飼い」。ピアノの一音一音の美が充満して、独特の美しさを展開しているのがいいです。第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」。ここで表現力は最高潮に達します。躍動的で、表情も多彩。ドビュッシーの意図をよく再現してるようであります。
明日から、また三日働くと、4連休。ほんとに気候もいいし、この連休を作った人は、実にえらいですねえ。
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