GWの後半の4連休。初日の昨日は、京セラドームでのマリーンズ戦を観に行きました。阪神のなんば延線で神戸から行くのは便利になりましたね。マリーンズのゲームを見るのは、一昨年以来です。今日は唐川が先発。途中逆転されましたが、再逆転して快勝でした。しかし、たくさんのマリーンズサポーターがいました。私の周りにはまったくいないのに、いったいどこからなあんなにあつまったのでしょうか。どこからか湧いて出て来たよう?でした(笑)。
さて、最近一番よく聴く作曲家は、うーん、シューベルトでしょうか。一時このブログでも盛んに登場していましたが、4月になってまたよく聴くようになりました。この人の最大の魅力は、メロディでしょうね。実に、魅力的な旋律が満載であります。といっても、交響曲を除けば、ピアノ・ソナタと弦楽四重奏を中心とした室内楽が中心なんですね。そんなのの中から、今回は弦楽四重奏曲であります。
シューベルトの弦楽四重奏曲としては、13番・14番・15番が有名で、このジャンルでも代表的な曲となっています。しかし、これ以前に1810年あたりから1815年までに、現在1番~11番という番号で呼ばれてい曲が作られています。シューベルト14~19才くらいの間に作られものです。これらの曲は、家族で演奏して親しむためのものを言われています。これらの初期の作品でも、さすがに栴檀は双葉より芳し、でしょうか。シューベルトのらしさが存分に出ておりますねえ。今回は第7番ニ長調D,94を聴きましょう。シューベルト、1811~12年あたりに作曲されたものです。
といっても、初期のシューベルトの弦楽四重奏曲の演奏、それほどあるわけでもありません。まずは、新しいものではメロス四重奏団のものでしょうか。しかし、やはりなんと言ってもウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のものをあげないわけにはいきませんね。1951年ウィーンのコンツェルトハウス、モーツアルトザールでの録音です。昨年のWestminsterのBOXに収められております。ほんとにこのBOXはありがたいものであります。
ウィーン・コンツェルトハウスのシューベルトは、実に味わい深いですね。少しゆったりめのテンポで、場面場面においてたいそう深い表情の演奏を展開しています。深い表情というのは、ニ長調であるのに、曲は非常に悲痛な印象をもつのです。表立っては、明るいのですが、そこには悲しい表情が見え隠れするのですね。それぞれの弦楽器の泣くような響きがなんとも、心に響くのであります。こんな演奏が現代のSQではなかなか聴けませんよねえ。
第1楽章アレグロ。明朗な主題が一転して暗い悲痛な表情になる。これは、このSQの演奏が実に、シューベルトの心情に深い理解をし、それを深く表現しようとしていることで、より心に染み込むようです。深い表情が聴けるのは、この演奏が心のこもったものであるから。第2楽章アンダンテ・コン・モート。ゆったりとした援徐楽章。落ち着いた演奏が、しみじみとしたシューベルトの心の中を表すようですね。第3楽章メヌエット。これはモーツァルトのディヴェルティメント変ホ長調K.563の第3楽章メヌエットに非常によく似ています。これは驚きです。トリオではゆったりと曲が流れて行きます。そして第4楽章プレスト。愉悦感に満ちた楽章。ここでもゆったりと一音一音の慈しむような演奏にこのSQの個性が出ています。速いだけの演奏ではありませんね。
4日間のGW後半。半分は外出して、半分は家で仕事もしなければ、と思っております。マリーンズは3連勝。今日もホークスに勝ちまして4連勝。なかなか頑張っております。
((WESTMINTER DG40020 輸入盤 2012年)
さて、最近一番よく聴く作曲家は、うーん、シューベルトでしょうか。一時このブログでも盛んに登場していましたが、4月になってまたよく聴くようになりました。この人の最大の魅力は、メロディでしょうね。実に、魅力的な旋律が満載であります。といっても、交響曲を除けば、ピアノ・ソナタと弦楽四重奏を中心とした室内楽が中心なんですね。そんなのの中から、今回は弦楽四重奏曲であります。
シューベルトの弦楽四重奏曲としては、13番・14番・15番が有名で、このジャンルでも代表的な曲となっています。しかし、これ以前に1810年あたりから1815年までに、現在1番~11番という番号で呼ばれてい曲が作られています。シューベルト14~19才くらいの間に作られものです。これらの曲は、家族で演奏して親しむためのものを言われています。これらの初期の作品でも、さすがに栴檀は双葉より芳し、でしょうか。シューベルトのらしさが存分に出ておりますねえ。今回は第7番ニ長調D,94を聴きましょう。シューベルト、1811~12年あたりに作曲されたものです。
といっても、初期のシューベルトの弦楽四重奏曲の演奏、それほどあるわけでもありません。まずは、新しいものではメロス四重奏団のものでしょうか。しかし、やはりなんと言ってもウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のものをあげないわけにはいきませんね。1951年ウィーンのコンツェルトハウス、モーツアルトザールでの録音です。昨年のWestminsterのBOXに収められております。ほんとにこのBOXはありがたいものであります。
ウィーン・コンツェルトハウスのシューベルトは、実に味わい深いですね。少しゆったりめのテンポで、場面場面においてたいそう深い表情の演奏を展開しています。深い表情というのは、ニ長調であるのに、曲は非常に悲痛な印象をもつのです。表立っては、明るいのですが、そこには悲しい表情が見え隠れするのですね。それぞれの弦楽器の泣くような響きがなんとも、心に響くのであります。こんな演奏が現代のSQではなかなか聴けませんよねえ。
第1楽章アレグロ。明朗な主題が一転して暗い悲痛な表情になる。これは、このSQの演奏が実に、シューベルトの心情に深い理解をし、それを深く表現しようとしていることで、より心に染み込むようです。深い表情が聴けるのは、この演奏が心のこもったものであるから。第2楽章アンダンテ・コン・モート。ゆったりとした援徐楽章。落ち着いた演奏が、しみじみとしたシューベルトの心の中を表すようですね。第3楽章メヌエット。これはモーツァルトのディヴェルティメント変ホ長調K.563の第3楽章メヌエットに非常によく似ています。これは驚きです。トリオではゆったりと曲が流れて行きます。そして第4楽章プレスト。愉悦感に満ちた楽章。ここでもゆったりと一音一音の慈しむような演奏にこのSQの個性が出ています。速いだけの演奏ではありませんね。
4日間のGW後半。半分は外出して、半分は家で仕事もしなければ、と思っております。マリーンズは3連勝。今日もホークスに勝ちまして4連勝。なかなか頑張っております。
((WESTMINTER DG40020 輸入盤 2012年)
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