こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

グラズノフを聴きます!

2008年04月28日 22時30分00秒 | グラズノフ
GWでありますが、先週末も岡山に滞在。金帰日来が久しぶりに復活しました。まったく嬉しいことではありませんし、困ったことですが、なかなか大変であります。このGWも休みのときは、岡山にいることが多くなりそうです。そんな中で寸暇を惜しんでのブログの更新であります。
ほぼ1年前までは、例えばチャイコフスキーなんて、ほとんど聴かなかったことも以前に述べたことがあると思います。スラブ、又はロシアの土臭さがどうもだったみたいなんですね。チャイコフスキーも、まあ4番以降はなんかなるとしても、それ以前なんて、とてもとても、とのたまわってました。でも、何かの拍子に聴き出すと、けっこうのめり込むんですね。チャイコフスキーを聴いている拍子に、グラズノフという作曲家の存在を知りました。これまで全く知らなかったわけではなく、興味がなかったから耳に残らなかったのでしょう。それで、グラズノフの交響曲の全集が、6枚組3800円ほどであったので、そそくさと買うことにしました。演奏は、かのスヴェトラーノフ指揮ソ連国立交響楽団。1989年の録音です。
そんなわけで、グラズノフを聴くことになったのですが、8曲ある中どれをまず聴こうかと思ったのです。それでなぜか5番を選びました。まったく予備知識を持たず聴きました。第1楽章、一度聴いたら憶えてしまうテーマで始まり、このテーマが幾度となく手を変え品を変え登場します。なかなかロシアの大地の郷愁を感じさせるような雰囲気満点ですね。このテーマが良くも悪くも、この曲を印象づけることになりますね。第2楽章、アンダンテかアダージョを思い浮かべていたら、どうも様子が違う。第3楽章に入って気づきました。これはスケルツオなんだ!。ブルックナーの後期、古くはベートーヴェンの合唱などのように、スケルツオが第2楽章になっているんですねえ。このスケルツオも、なかなか楽しそうですが、ロシアっぽい旋律があふれています。そして、アンダンテの第3楽章。これはこの曲で一番の聴かせどころでしょうか。懐かしい気持ちを感じさせる美しいメロディが一杯です。夕暮れどきをおもわせるさびしさに、暖かさが加わったいい曲です。そして、第4楽章、最後に爆発しますね。これまでの郷愁や哀愁を一気に吹き飛ばし新たな世界を展望するかのような音楽が展開されます。スヴェトラーノフここに来て一気呵成に曲を盛り上げうまくまとめていきます。このソ連国立交響楽団も底力のある演奏を繰り広げますし、スヴェトラーノフ、この甘い辛いのメリハリの効いた指揮振りはさすがです。
この第五番、「英雄」と呼ばれたり、「ワグネリアン」とも言われることもあるそうです。そんな事情はよくわかりませんが…。他の7曲もしっかり効いてみようと思います。

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2 コメント

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四季.バイオリン協奏曲も是非 (Klug)
2016-09-14 18:44:23
グラズノフの四季は冬から始まり.秋で終わる。最初の曲と終曲が秀逸だと思います。一方バイオリン協奏曲はエキゾチックな香りに溢れていて、繰り返し聞くと病みつきになります。ハイフエッツとミルシュタインの名演があり、なかなか聞かせます。
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コメント、感謝です。 (mikotomochi58)
2016-09-14 22:50:21
klug 様、コメントありがとうございます。私はこの曲、まだ聴いたことがありません。機会をつくって、ぜひ聴こうと思います。またご教示ください。
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