日本シリーズもライオンズの勝利で終わって、今年のプロ野球も終わりました。しかし、負けたジャイアンツにも、山口・越智・東野など若くていい投手がいますねえ。ライオンズにも、栗山や片岡などイキのいい野手がいますよ。あーうらやましい。メジャーやらFAやらと言っている選手の多い、わがマリーンズとは…。とほほ。隣りの芝生ばかり羨ましがってもいけませんねえ。来期を楽しみにしましょう。
それで、今回はまたまたシューマンです。別にシューマンがマイブームでは、まったくないのですが、まあシューマンです。交響曲第1番変ロ長調作品38「春」です。この曲は、大学生のことにブルトヴェングラーのLPを買いました。まだ押し入れに奥深くあるでしょう。その後バーンスタインの全集を買いました。そして、先日岡山の中古やさんで、「春」と3番「ライン」が収められいるCDを見つけ買いました。600円ほどでしたかね。演奏はラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団。1979年5月の録音であります。これを買って後悔したのは、クーベリックはSONYへ全集を録音してますが、それはこのCDとは別に1と2、3と4と2枚に収められているんです。2・4番を買おうとするとこの二枚を買わないといけないのであります。だからこのCDは失敗でした。
しかし、そんな「物欲」まじりのことはさておき、このクーベリックの演奏はいいです。最近、私的にはクーベリックが大いにご贔屓の指揮者になってきたんですよ。クーベリックの演奏、細部にわたるまで生き生きとした、端から端まで実に血の通ったとでもいいましょうかね。とにかくクーベリックのオケの統率力の見事さが発揮された演奏と思います。クーベリックのすべてがオケによって忠実に実行されているんです。
シューマンの曲というのは、私は最近けっこう好きで、前にも言いましたが、ベートーヴェンとブラームスを結ぶ、作曲家であり作品だ思います。シューベルトもそうかも知れませんが、シューマンの曲の方が、ドイツ音楽の正統のように思っています。シューマンの4曲の交響曲、そんな位置づけで聴いています。以上、私の勝手な独断的解釈でした。
それで、クーベリックの演奏、第1楽章。弦による軽快な第一主題がたいそう心地よい。木管による第二主題も対称的であるが、曲の流れは止まらない。細かいところまでの気配りが行き届いていますね。それが活き活きとした演奏になっています。第2楽章、ここでも弦による主題がやさしい。ドイツの援徐楽章ですねえ。いくら聴いても飽きないですよ。そして、第3楽章スケルツォ。一転して、動きに満ちた曲になるが、クーベリックはそれほどの変化は見せない。ここでも安心感がいい、と思うか、少々おとなしすぎるかな。でもこれくらいがねえ。そして、終楽章。ここでも、大げさな表現はないようですが、最後まで自己のやり方を貫いています。そのあたりでも説得力を感じる演奏になっています。全体を通じてのバイエルン放送響もいいですよ。
この曲、「春」という標題ですが、それほど意識しなくてもの曲でありますねえ。
(SONY SRCR1837 1997年)
それで、今回はまたまたシューマンです。別にシューマンがマイブームでは、まったくないのですが、まあシューマンです。交響曲第1番変ロ長調作品38「春」です。この曲は、大学生のことにブルトヴェングラーのLPを買いました。まだ押し入れに奥深くあるでしょう。その後バーンスタインの全集を買いました。そして、先日岡山の中古やさんで、「春」と3番「ライン」が収められいるCDを見つけ買いました。600円ほどでしたかね。演奏はラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団。1979年5月の録音であります。これを買って後悔したのは、クーベリックはSONYへ全集を録音してますが、それはこのCDとは別に1と2、3と4と2枚に収められているんです。2・4番を買おうとするとこの二枚を買わないといけないのであります。だからこのCDは失敗でした。
しかし、そんな「物欲」まじりのことはさておき、このクーベリックの演奏はいいです。最近、私的にはクーベリックが大いにご贔屓の指揮者になってきたんですよ。クーベリックの演奏、細部にわたるまで生き生きとした、端から端まで実に血の通ったとでもいいましょうかね。とにかくクーベリックのオケの統率力の見事さが発揮された演奏と思います。クーベリックのすべてがオケによって忠実に実行されているんです。
シューマンの曲というのは、私は最近けっこう好きで、前にも言いましたが、ベートーヴェンとブラームスを結ぶ、作曲家であり作品だ思います。シューベルトもそうかも知れませんが、シューマンの曲の方が、ドイツ音楽の正統のように思っています。シューマンの4曲の交響曲、そんな位置づけで聴いています。以上、私の勝手な独断的解釈でした。
それで、クーベリックの演奏、第1楽章。弦による軽快な第一主題がたいそう心地よい。木管による第二主題も対称的であるが、曲の流れは止まらない。細かいところまでの気配りが行き届いていますね。それが活き活きとした演奏になっています。第2楽章、ここでも弦による主題がやさしい。ドイツの援徐楽章ですねえ。いくら聴いても飽きないですよ。そして、第3楽章スケルツォ。一転して、動きに満ちた曲になるが、クーベリックはそれほどの変化は見せない。ここでも安心感がいい、と思うか、少々おとなしすぎるかな。でもこれくらいがねえ。そして、終楽章。ここでも、大げさな表現はないようですが、最後まで自己のやり方を貫いています。そのあたりでも説得力を感じる演奏になっています。全体を通じてのバイエルン放送響もいいですよ。
この曲、「春」という標題ですが、それほど意識しなくてもの曲でありますねえ。
(SONY SRCR1837 1997年)
演奏は自然体で、バイエルン放送響の響きも美しく、楽しめます。レコードで初めて買ったシューマンの「春」でした。
今や、我が家のゴロゴロあるシューマン全集、そのスタートになりました。