先日、職場の同僚のお身内に不幸がありました。実家が淡路の人なので、お葬式に淡路に行っていました。当然、明石海峡大橋を渡っての淡路でした。橋ができてほんとに便利になりました。垂水から長いトンネルをくぐると大きな橋が突然現れ、あまりに巨大な建造物に絶句します。かなり高いところになるので、高いところが苦手な私は、三車線の内の中央を通ってしまいます。湾岸線もそうなんですが、この手の道路は嫌いであります。とはいえ、淡路は夏真っ盛りでありました。また、淡路は太陽が眩しいですねえ。
さて、今回はリストであります。恥ずかしながら私は、リストという作曲家の作品、ほとんど聴かない人間でありました。「前奏曲」「ハンガリー狂詩曲」など、若いころによく聴いた曲はありましたが、長じてからはほとんど…。わが家にもリストのCDは、BOXものでリストの作品も入っていた、という場合はあるんですが、自ら進んで買ったリストのCDと言えば、後にも先にもこれ一枚!。なぜでしょうか。うーん、食わず嫌いでしょうかねえ。でも、みなさんどうでしょうか。リストの曲、よく聴かれますか。まあそんなことをいっても、今年2011年はリストの生誕200年の年。それを記念していろんなCDも発売されています。ユニバーサルからは、リスト/ザ・コレクション生誕200年記念34枚組ボックスも発売されていますよね。うーん、この手のセットは、買うけれどあまり聴かない、と経験に裏付けられております。
ということで、今回はわが家にあるリストの数少ないCDから、ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124であります。演奏は、クリスティアン・ツィマーマンのピアノに、小澤征爾指揮ボストン交響楽団。1987年4月ボストンのシンフォニーホールでの録音です。リストも少ないですが、小澤さんのCDもなんと3枚くらいしか持っておりません。すんません。あんまり購入意欲が出てこなかったのです。機会を見つけて聴いてみようと思う気持ちはないわけではありません。
それで、このピアノ協奏曲、1830年くらいから作曲が始まって1855年に初演されています。全曲で20分ほどで、4楽章からなっていますが、全体が1つの部分として構成されているとも言えます。リストのピアノ曲の魅力が満喫できる20分であります。まず、ツィマーマンのピアノに耳が奪われます。たいそう明確であり、強靱で、またスケールの大きなピアノであり、一方で繊細で優しげなところも合わせ持った、非常に魅力的なピアノであります。ほんとに音色がきれいなピアノです。ツィマーマンの演奏するリストの華麗なピアノ曲ということで、私はたいそう気に入っています。第1楽章のこれ以上の強靱さがあろうかという冒頭部、そして後半から第2楽章にかけては、ピアノの弱音の美しさと魅力がとてもいいですねえ。弦も優美です。第2楽章のクワジ・アダージョ、うっとりします。華麗でありながら、繊細また夢見るような美しさがたっぷりであります。そんなピアノに絡んでくる管楽器などのこれまた優美できれいなこと。小澤さんによるボストン響、いろんな意見があるかもしれませんが、私的には非常にいい。ピアノにうまく合わせて、またボスト響の充実振りもいいですねえ。第4楽章、軽快なピアノ。ツィマーマンの幅広さがとても印象的。これにトライアングルが加わって少々びっくり、でもなかなかの効果であります。終結部の金管なども澄んだ響きが聴けます。
小澤さん、病などで随分心配でしたが、お元気になられて、なによりです。このCD録音のころは、50前後のころですね。ジャケットの写真もお若いです。元気で活躍されて欲しいものであります。また、リストもしっかり聴いていきましょう。
(DG 423 571-2 1988年 輸入盤)
さて、今回はリストであります。恥ずかしながら私は、リストという作曲家の作品、ほとんど聴かない人間でありました。「前奏曲」「ハンガリー狂詩曲」など、若いころによく聴いた曲はありましたが、長じてからはほとんど…。わが家にもリストのCDは、BOXものでリストの作品も入っていた、という場合はあるんですが、自ら進んで買ったリストのCDと言えば、後にも先にもこれ一枚!。なぜでしょうか。うーん、食わず嫌いでしょうかねえ。でも、みなさんどうでしょうか。リストの曲、よく聴かれますか。まあそんなことをいっても、今年2011年はリストの生誕200年の年。それを記念していろんなCDも発売されています。ユニバーサルからは、リスト/ザ・コレクション生誕200年記念34枚組ボックスも発売されていますよね。うーん、この手のセットは、買うけれどあまり聴かない、と経験に裏付けられております。
ということで、今回はわが家にあるリストの数少ないCDから、ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124であります。演奏は、クリスティアン・ツィマーマンのピアノに、小澤征爾指揮ボストン交響楽団。1987年4月ボストンのシンフォニーホールでの録音です。リストも少ないですが、小澤さんのCDもなんと3枚くらいしか持っておりません。すんません。あんまり購入意欲が出てこなかったのです。機会を見つけて聴いてみようと思う気持ちはないわけではありません。
それで、このピアノ協奏曲、1830年くらいから作曲が始まって1855年に初演されています。全曲で20分ほどで、4楽章からなっていますが、全体が1つの部分として構成されているとも言えます。リストのピアノ曲の魅力が満喫できる20分であります。まず、ツィマーマンのピアノに耳が奪われます。たいそう明確であり、強靱で、またスケールの大きなピアノであり、一方で繊細で優しげなところも合わせ持った、非常に魅力的なピアノであります。ほんとに音色がきれいなピアノです。ツィマーマンの演奏するリストの華麗なピアノ曲ということで、私はたいそう気に入っています。第1楽章のこれ以上の強靱さがあろうかという冒頭部、そして後半から第2楽章にかけては、ピアノの弱音の美しさと魅力がとてもいいですねえ。弦も優美です。第2楽章のクワジ・アダージョ、うっとりします。華麗でありながら、繊細また夢見るような美しさがたっぷりであります。そんなピアノに絡んでくる管楽器などのこれまた優美できれいなこと。小澤さんによるボストン響、いろんな意見があるかもしれませんが、私的には非常にいい。ピアノにうまく合わせて、またボスト響の充実振りもいいですねえ。第4楽章、軽快なピアノ。ツィマーマンの幅広さがとても印象的。これにトライアングルが加わって少々びっくり、でもなかなかの効果であります。終結部の金管なども澄んだ響きが聴けます。
小澤さん、病などで随分心配でしたが、お元気になられて、なによりです。このCD録音のころは、50前後のころですね。ジャケットの写真もお若いです。元気で活躍されて欲しいものであります。また、リストもしっかり聴いていきましょう。
(DG 423 571-2 1988年 輸入盤)
小沢さんのCDもあまり買ってなかったんですが、最近DECCAから出たボックスを買ってしまいました。これから楽しんで聴いていこうと思っています。
そうですね~。私もリヒテル+コンドラシンのLP名盤があるにしても、ほとんど聴きません。ところが実演では、1番を最近2回聴き、この8月にまた2回聴く予定です。リストイヤー様々ですかね~。
草津国際音楽フェスティバルで、トルコヴィッチ指揮の群響+神谷郁代さんが前夜祭を含め、2度やるのを聴きにいきます。14日と17日ですが、楽しみではありますね~。