猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

折れたリルケの薔薇/ブルームーン

2011-06-18 23:39:43 | わが家で咲くバラたち
東京から戻り、門の戸を開けると、やはりリルケの薔薇は折れていた。
雨の雫を花弁に含み、その重さに耐え切れず、夏椿の葉に寄りかかっていた。
心配していたことが、リアルとなり悲しかった。

木曜日の夕刻から降り出した雨。
新しく伸びたまだ柔らかい枝に咲いた二番花のリルケのバラ。
折れた花を見ているのは辛い。
このまま放置しておけば、すぐに枯れてしまう。
余り心残りだったので、鋏を手に庭に出た。
すぐ切りとった。

こめんなさいね。
わたしが家にいれば、こんなことにならなかったのに。
陽光の中でりっぱに咲き誇る美しいあなたなのに。
でも、食卓に飾ってあなたを愛でてあげる。
ふくよかな香りがわたしを優しく包んでくれた。

金曜日の朝出かけるときはもうすでにリルケの薔薇は傾いていた。
それを尻目に急いで上京した。
添え木をしてくればよかったと電車の中で後悔した。
折れてしまうのではないかという悪い予感が的中した。

    6月16日(木)撮る リルケの薔薇 (挿し木の二代目)

     

    一番花のリルケの薔薇 (一番最初に迎えた薔薇 樹高3m位 名前がわからないので薔薇を愛した詩人リルケに捧げたわたしだけの薔薇 )  

      

    ブルームーン

    やはり雨に傷んでしまった花弁 室内から

     

     

    ブラッキー嬢