池上無双と絶賛されるなか、朝鮮新報は次のような評価を行った。
--------------------------------------------
現実化する野心
700億円を無駄遣いした衆院選は過去最低の投票率を記録した。
連立与党が3分の2の議席を獲得したことに、
安倍首相は「信任をいただいた」とうそぶくが、
北海道新聞によると、自民党は小選挙区295議席の75.3%、222議席を獲得したものの、
全有権者数を基に割り出した得票率はわずか24.5%にすぎない。
「国民の支持」とは程遠い。
▼選挙の争点はアベノミクスだった。政府とメディアのゴリ押しだ。
10日に施行された特定秘密保護法、7月に閣議決定した
集団的自衛権の行使容認を含む安保法整備、原発再稼働など、重要懸案は霧に包まれた
▼だが、風穴は開いている。米軍基地問題が喫緊の課題の沖縄では、
1月の名護市長選、11月の県知事選、那覇市長選に続き、
4つの小選挙区すべてで辺野古への基地移設に反対する候補者が当選した。
改憲、原発再稼働などで政府与党と対立する共産党は議席数を倍以上増やした
▼選挙結果を受けて会見した安倍首相は、憲法改定の党公約を実行する考えを示した。
海外メディアは、歴史の忘却と修正、右傾化と軍国化の加速を懸念する。
ぼかされた論点が浮かび上がる
▼安倍首相は著書で、日米同盟について、「軍事同盟は血の同盟」だとし、
日本人も血を流さなければ米国と対等な関係になれないと主張。
もはや野心を隠しはしない。来年、日本は敗戦70周年を迎える。
日本が再び過去の過ちを繰り返さぬよう、アジアが連帯して平和の包囲網を固めなければ。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/12/il-466/
-----------------------------------------------
血を流すのは、戦費を負担する国民や
戦地に派兵される自衛隊であり、
安倍ではない。
まず池上は、安倍に嫌みを言うよりもまず、彼が開口一番、
憲法改正を口走ったことに注目して、その危険性を指摘するべきではなかったのか?
この点、「日本人にも血を流させる」という安倍の考えに言及した
朝鮮新報のほうが、仕事をしていると言えよう。
また、セクハラで共産党を首にされた筆坂秀世元参院議員は
「軍事化というレッテルを貼っている」と述べているが、こういう言葉が
誰を守るために使われているのかを考えることは非常に重要と言えるだろう。
--------------------------------------------
現実化する野心
700億円を無駄遣いした衆院選は過去最低の投票率を記録した。
連立与党が3分の2の議席を獲得したことに、
安倍首相は「信任をいただいた」とうそぶくが、
北海道新聞によると、自民党は小選挙区295議席の75.3%、222議席を獲得したものの、
全有権者数を基に割り出した得票率はわずか24.5%にすぎない。
「国民の支持」とは程遠い。
▼選挙の争点はアベノミクスだった。政府とメディアのゴリ押しだ。
10日に施行された特定秘密保護法、7月に閣議決定した
集団的自衛権の行使容認を含む安保法整備、原発再稼働など、重要懸案は霧に包まれた
▼だが、風穴は開いている。米軍基地問題が喫緊の課題の沖縄では、
1月の名護市長選、11月の県知事選、那覇市長選に続き、
4つの小選挙区すべてで辺野古への基地移設に反対する候補者が当選した。
改憲、原発再稼働などで政府与党と対立する共産党は議席数を倍以上増やした
▼選挙結果を受けて会見した安倍首相は、憲法改定の党公約を実行する考えを示した。
海外メディアは、歴史の忘却と修正、右傾化と軍国化の加速を懸念する。
ぼかされた論点が浮かび上がる
▼安倍首相は著書で、日米同盟について、「軍事同盟は血の同盟」だとし、
日本人も血を流さなければ米国と対等な関係になれないと主張。
もはや野心を隠しはしない。来年、日本は敗戦70周年を迎える。
日本が再び過去の過ちを繰り返さぬよう、アジアが連帯して平和の包囲網を固めなければ。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/12/il-466/
-----------------------------------------------
血を流すのは、戦費を負担する国民や
戦地に派兵される自衛隊であり、
安倍ではない。
まず池上は、安倍に嫌みを言うよりもまず、彼が開口一番、
憲法改正を口走ったことに注目して、その危険性を指摘するべきではなかったのか?
この点、「日本人にも血を流させる」という安倍の考えに言及した
朝鮮新報のほうが、仕事をしていると言えよう。
また、セクハラで共産党を首にされた筆坂秀世元参院議員は
「軍事化というレッテルを貼っている」と述べているが、こういう言葉が
誰を守るために使われているのかを考えることは非常に重要と言えるだろう。