音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

羽根屋 純吟 富の香仕込み

2009年06月15日 20時29分10秒 | お酒・料理・スイーツ
新しいお酒です。「羽根屋 純吟 富の香仕込み」
富山県が開発した「富の香」という酒米で使った手造りの純米吟醸酒。
加水、熱処理はしていない生原酒です。



まず香りが強い。甘い香りがツーンときます。
飲んでみるとこってりと甘い感じ。
これはなんなんだろう?
こんな味のお酒を以前にも飲んだのですが、銘柄が思い出せません。
満寿泉。いや、宗玄に近い味なのかな?
その系統の味が好きな人には好まれそうなお酒です。
すっきり辛口が好きな人にはちょっと辛いかも(笑)

酒米:富の香
精米歩合:55%
酸度:1.5
日本酒度:+3
アルコール分:17度以上

富美菊酒造株式会社

コニーズ・アイ

2009年06月15日 20時16分54秒 | アート・音楽
日曜日に市内の雑貨屋さんConys Eye(コニーズ・アイ)に行ってきました。
徳松ガラスの「うすはり」シリーズ(極薄のガラスで造られたグラス)が置いてあるとの情報を得たので現物を見たくて行きました。
「うすはり」は本当に薄くて今にも割れそうな華奢なグラスでしたが、飲み物を口に含む時の感触が良さそうなグラスでした。
強化加工してあるそうですが、それでも心配になるくらい薄い。
電球のガラス部分を作る時の技術が使われているそうです。
吟醸グラス、ぐい飲み、どれも同じように薄くてびっくり。


徳松ガラスのぐい飲みなど、透明で薄いのでほとんど見えません(笑)



が、それよりも興味を持ったのはお店の名刺にも書かれていた「レンタルボックス」\2500/月 です。
店長さんに聞いてみると、お店のカラーボックスのような棚の一つを月々2500円で借り、自分の作品を置いて販売も出来るそうです。
これは面白いアイディアだと思いました。個人で作品を展示したい人は小さなスペースですが、個展の感覚を楽しめますし、売れればそのまま収入にもなります。
販売手数料は取らないそうなので売れた分はそのまま売り上げになります。
「レンタルスペース」というのもあり、これはテーブル一つ分のスペースで一畳分くらいのスペースになります。
ボックスのように囲まれていないのでお客様からよく見えていいと思います。
小さなお店でしたが、色々工夫しているんだなあって思いました。

↓これはレンタルボックスではありませんが、サイズは同じです


ちなみに、このお店、以前は日本海ビールという地ビールを置いてあったそうですが、ほとんど売れなくて店長が自分で飲んじゃったそうです(笑)
「6時の閉店時間が早すぎたんじゃないですか~?」って店長に言いました。
まあ、喫茶コーナーはついでにやってるみたいだからそれでいいのかも。
もしかしたら店長が自分で飲みたいから喫茶コーナーを作ったのでは??

医王の里

2009年06月14日 11時45分20秒 | なんとなくな日々・・
土曜日は金沢市の郊外にある「医王の里」へ子供会のバーベキュー大会に行きました。
郊外と言っても金沢はほとんどが山なので医王の里はかなり山奥にあります。
車で数十分と近いのですが、すごい山奥です(笑)

↓山の中のバーベキュー施設


この施設の中で十数家族でバーベキュー。
ここでは材料はすべて施設で準備してもらえます。
みんなでわいわいと肉や野菜を焼いて食べてると賑やかでいいですね。
それまで遊んでいた子供たちも食べるときはおとなしくしてます(食べるのに一生懸命です)。

↓一生懸命焼いてます


僕は生ビールを飲んでいい気分~
やっぱりバーベキューにはビールだね。(ビールは会費には含まれず、別料金です(笑))

お腹がいっぱいになったらみんな外に出て遊びまわってます。
子供は元気ですね。
昨年もここでバーベキュー大会を開きましたが、その時は小雨が降っていたので外では遊べなかったのですが、今年は天気が良くてよかった。
近くを散歩したり、手作りのブランコで遊んでいたり楽しそう。

この日はちょうどすぐ近くのバンガローでボードウォークの踏み板に絵を描くというイベントが開催されていました。
時間があったので食後の運動も兼ねて行ってみることに。
人が大勢いてお祭りのような雰囲気。
ボードウォークとは、山の中を歩くための遊歩道で、生えている木をそのままに遊歩道を作っていきます。
初めて行きましたが、かなりいい雰囲気です。
足場が高い場所もあり、森の中を散歩している気分。

↓森の中(山の中?)に伸びる遊歩道


遊歩道は毎年延長しているそうで、新しい遊歩道の絵ははっきりしていましたが、古い遊歩道は絵が薄くなっていました。
どんどん伸びるともっと楽しくなりそう。これからが楽しみ~
バンガローでの宿泊もオススメ

↓まだ新しく絵が描かれている板、奥はバンガロー

こいで

2009年06月14日 11時08分35秒 | お酒・料理・スイーツ
以前から気になっていた居酒屋さん「こいで」に行ってきました。
このお店は知り合いから美味しい日本酒が飲めるという話を聞いていたのでぜひ一度行ってみたいと思っていました。
駅の近くの商店街の一角にあるお店は思ったより新しく(もっと古い店かと思たので)、お店の前には十四代や魔王の空き瓶が並んでいます。
これだけで期待が高まります~

↓十四代など銘酒の瓶が並ぶ(のれんが逆?)


お店に入るとすでに5,6人のお客さんが飲んでました。
スキンヘッドのご主人、ちょっと怖い感じです(笑)
メニューを見ると生ビールが400円と安いのですが、その横に「ビールだけの場合は800円」と書かれてます。
お店のこだわりですね~日本酒飲まない人は来るな、と言ってるようなものです(笑)
メニューを見てますます気に入ったので、最初は十四代の本丸からお願いしました。
本丸は初めて飲んだのですが、かなり美味しい。
これは、、他のお酒が楽しみです~とテンションが上がったところで、お刺身の盛り合わせが来ました。
切り身はすべて人数分あります。
ネタをご主人が説明してくれたのですが、種類が多くて覚えきれません。
最初にアナゴの刺身を食べましたが、歯ごたえがあって美味しい。
実はこれがアナゴであることは後から連れに教えてもらいました(笑)

↓ネタが多い~しかも新鮮な盛り合わせ


その後、磯自慢、十四代、田酒などいただき幸せでした。
十四代も大吟醸となると本丸のような後味のぴりぴり感がありませんね。すごい。
しかし、本丸であっても十四代の味がちゃんとあるので本丸はお買い得だと思います。
磯自慢はそれだけ飲むと美味しいけど、飲み比べると味に独特の癖がありますね。
それだけだと本当に美味しいと思うんですが。

忘れた頃にのどぐろ焼きがきました。
「のどぐろ、でか!」
しかも脂がたっぷりのってて美味しい~
メニューにメタボなのどぐろって書いてあったのはこういう意味か~
刺身だけでお腹いっぱいのところにメタボなのどぐろ。これはキツイ(笑)
だいたいお酒飲むとあんまり食べない人なのでこの量は限度越えてます。
しかし、どれも美味しいのでちょっとずつつまみながらお酒がますます進みます。

↓脂たっぷりの「のどぐろ」


美味しいお酒と美味しい料理で満足。
料金はそれなりにしましたが、素材を考えるとそんなものかなと。
でも頻繁に月行ける店ではないです。
そうするにはもっと稼がないとね。

ラストオーダーは9時なのですが、別のお客さんとちょっとおしゃべりしてたら過ぎちゃいました。
ご主人に悪いなあと思いながら、楽しかったのでついつい長居しちゃいました。
連れは終電の時間があったので先に帰ったのですが、それからもしばらくお話して、その方が4合瓶で飲んでいた鳳凰美田の発砲酒(にごり)を少しいただきました。
このお酒、グラスに注ぐとすごい泡。泡の立ち具合はシャンパンに似ています。
飲んでみると味もシャンパンのよう。かなりイケます。
美味しいお酒飲ませていただいてありがとうございました。
ご主人も、遅くまでお店を開いていただいてありがとうございました。ほんとご迷惑おかけしました。

美味しいお酒飲みたくなったらまた行こうっと。
今度は料理を少なめに注文しないとね。

バラ公園

2009年06月09日 21時25分56秒 | 花・植物・自然
金沢市内にある富樫公園のバラを見てきました。
天気も良くて大勢の人が満開のバラを見に訪れていました。



公園の中に入るとむっとするバラの香りでいっぱい。
風がほとんど吹いていなかったからかも。
落ちた花びらを集めたら香水が作れるかな?

バラの写真と子供の写真を撮りましたが、子供はバラにはあんまり興味が無いみたいで、すぐに公園のブランコに乗りに行きました。
あんまり写真撮れなかった。。

バラの中を散歩する人、携帯で写真を撮っている人、ベンチでのんびりする人、保育園の子供たち、いろんな人が鮮やかな色と香りを満喫していたようです。



ここで花見酒というのもよかったかも(笑)

場所はこちら↓

初孫 生もと純米吟醸 旬香

2009年06月09日 00時36分26秒 | お酒・料理・スイーツ
久しぶりに買いました、初孫。
今回は「生酛純米吟醸 旬香」です。



出羽燦々を100%使い、それを55%まで精米しています。
生酛造りの詳しい説明は忘れてしまいましたが、気になる人はググってみてね。

僕はお酒について詳しい事はわかりません。
なにしろ感覚で飲んでいる人なので、美味しいか美味しくないかどちらかです。
このお酒は美味しい。
香りはほんのりと微かな吟醸香。
冷酒で飲んでいるからかもしれませんが、他のお酒に比べても香りは控えめだと思います。
味は、苦いような酸っぱいような、ヨーグルトっぽいような果実のような、複雑な味です。
不思議な味なのですが、飲んだ後の口の中に残る味と香りはなかなかGoodです。
後味がいいと言うんでしょうか。

先日飲んでいた手取川の石川門とはぜんぜんタイプが違います。
と言うか、初孫が正統派で石川門が変わった味なのかも。
個人的には手取川の石川門のほうが好みの味です。
ただし、後味は初孫のほうが良かった。

6月の宝石 ドナウの真珠

2009年06月06日 23時54分50秒 | アート・音楽
今日はクラリネット奏者の豊永美恵さんとN響メンバーによる室内楽コンサート「6月の宝石 ドナウの真珠」と題したコンサートに行ってきました。(東洋の真っ赤なルビー、みたいなタイトル)
場所は福井のハーモニーホールの小ホールです。
ハーモニーホールは初めてですが、噂では響きがいいとか。
その点も確認すべく会場へ。。。

高速道路の割引のおかげで金沢からでも高速料金は1000円で行けます。
おかげで県外のコンサートも気軽に行けるようになりました。

ハーモニーホールは駐車場代が無料。さすが郊外なだけあって太っ腹です。
駐車場は思ったより車がいっぱい。
福井県の人もクラシックコンサート好きが多いようです。
ホールのエントランスは聖堂を思わせるような高い天井、丸いアーチ型の天井です。
柔らかい照明がすごくマッチしてる。
教会なら壁画が描かれていそうだが、ここはシンプルな白い天井でした。
期待しただけにちょっと残念。

↓アーチ型の天井のエントランス


室内楽の奏者は
豊永美恵(クラリネット)
篠崎史紀(バイオリン)
白井篤(バイオリン)
佐々木亮(ビオラ)
桑田歩(チェロ)
すごいメンバーです。

曲はハンガリーに所縁のある曲で構成されていました。
クラリネットの音をちゃんと聴いたのは初めてかも。
すごくいい音色なんですね~
弦の奏者もみなさん一流の方ばかりで、気持ちよーく聴くことができました。
ああ、至福の時間。。。
2時間の演奏なんてあっと言う間に過ぎてしまいました。
もっと聴きたかったなあ。

ハーモニーホールの音響は噂どおり良かったです。
小ホールなのでちょっと心配だったのですが、響きの時間もちょうどいいくらい。
演奏前は残響が短いかな?なんて思っていたけど、演奏が始まるといい音に響いてました。
最前列だったので、しかもバイオリンの篠崎さんの背中しか見えない席だったのでバイオリンの音が反響音しか聞こえなかったのが残念でした。
でもクラリネットの音はちゃんと聞こえましたよ。
思った以上にいい音色だったので、クラリネットの曲のCDを探してみようかと思ったくらい。

↓外から小ホールのロビーに向かって


演奏が終わったら9時を過ぎてました。
ハーモニーホールはなかなかよかった。
また機会があったら訪れてみたいホールです。(←高速料金が安いうちに)

砂、入れちゃいました

2009年06月06日 12時19分43秒 | 海水魚・水槽・ペット
砂の無い水槽を立ち上げて、三週間経ちました。
やはり底に溜るデトリタスがすごい。
もともと掃除は(できるだけ)したくない人なのでそのまま放置しようと思っていました。
ところが、最近ライブロックが白っぽくなっていることに気がつきました。
観察してみると、魚が泳ぐ時に底に溜まったデトリタスを巻き上げ、それがライブロックに付着しているようです。
底に溜まったままなら許せるけど、ライブロックが白くなるのは嫌だ。

ということで、砂を敷くことにしました。(←最初からそうすればよかったのに)
ここでも横着な性格なので、水槽には魚が入ったまま、サンゴ砂をざざーっと入れちゃいました。
白く濁る水槽。逃げ惑う魚。。(ちょっと可哀そう)
しばらくすると濁りも魚も落ち着いてきました。


↓白い砂で水槽の雰囲気も白くなりました



ライブロックの配置も変わりました。
元の配置を忘れてしまったので適当に配置したからです。
気がついたらシャコの住処が前面になりました。
観察しやすい。
水流もできるだけライブロックに当たるようにしました。
どうなるか、またしばらく様子を見ることにします。


加賀友禅燈ろう流し

2009年06月05日 22時50分48秒 | なんとなくな日々・・
今日は生れて初めて「加賀友禅燈ろう流し」を見てきました。
場所は金沢市内を流れる浅野川で、天神橋から浅野川大橋の間で燈ろうが流されます。

↓浅野川大橋の上からも多くの人が見物しています


このイベント、元々は金沢の加賀友禅作家の霊を慰めるために友禅作家さん達が加賀友禅の糊を流していた浅野川に和紙に加賀友禅の絵を描いた燈ろうを流したのが始まりだとか(詳しくは調べていませんが)
今年でもう35回目。今は百万石祭りのプレイベントのような感じです。

↓燈ろうは近くで見ると意外に大きい


写真を撮るために河原に降りて燈ろうのすぐ近くで写真を撮っていたら、お祭りの関係者らしき人が燈ろうを取り上げて和紙を触らせてくれました。
燈ろうは毎年使うので和紙にはロウのようなものを含ませて固くなっていました。
絵も傷んだら(友禅の作家さんが)描き直しているそうです。
サイズは写真の燈ろうの大きい方で40センチくらい。
けっこう大きいです。

↓ちゃんと流れるように監視してます


川には流れの急なところと緩やかな場所があります。
緩やかな場所に燈ろうがハマってしまい動けなくなったときは係りの人がそっと流してくれます。
こういった人たちの努力でお祭りが成り立っているわけですね。
ごくろうさまです。

↓どんどん流れてきます


燈ろうが流れるのは浅野川大橋のひとつ下流の橋までです。
なのでそこには燈ろうがどんどん集まってきます。
場所はちょうど主計町の横あたり。
浅野川大橋の上流の流れの早い場所で流れる燈ろうを見る人と、橋の下流の緩やかに漂っている燈ろうを見る人に別れているように思いました。

↓最後は静かに


大橋の下流にほとんど流れの無い場所があり、そこにどんどん燈ろうが集まってきます。
水の流れがほとんど無いため水面は鏡のよう。
この場所がいちばん幻想的でした。
人の人生を川に例えることがあるけど、燈ろうを流してからここにたどり着くまでの燈ろうの流れは人生っぽい気がしました。

ずっと金沢で暮らしていながら初めて体験でしたが、来年も見てみたいな。
来年は写真を撮らずに、川べりでぼーっと見てよ、と思いました。

手取川 純米吟醸 石川門

2009年06月02日 21時18分32秒 | お酒・料理・スイーツ
手取川 純米吟醸 石川門。
2009年6月製造(発売直後です)

先日飲んだ純米吟醸生原酒 石川門に加水し、火入れしたお酒です。
ラベルはほとんど同じ(もしかして同じ?)ですが、味は別モノです。



生原酒はしっかりとした、かなり濃ーい味でした。
今度のお酒は味の傾向は同じですが、すっごくまろやか。
ラベルにはコクのあるタイプって書いてあるけど、かなりなめらかタイプでは?
とにかく、ものすごく飲みやすい!
もともと石川門の生原酒も好きだったが、こちらは格段に飲みやすい。
ぐいぐいいけてしまうので危険です~

このまろやかで日本酒の酸味が少ない味は女性が好きそうです。
日本酒が苦手な女性にぜひ一度飲んでいただきたい、そんなお酒です。

精米歩合
麹米 石川門 50%
掛米 石川門 55%

株式会社吉田酒造店