~上田富士(飯士山/いいじさん・1111.5m)~
私は自営業、そのため働く時間帯も休日も、仕事の進捗状況や納期
次第となり、特に決まっているわけではない。人からは、よく自由そ
うでいいなともいわれるが、実際はその逆。得意先の都合他、常に何
かしらの事情があり、なかなか予定通りとか、自らのペースでという
ことは難しく、意外と不自由な身の上だ。
しかも根を詰めて仕事をしていると、どうにもはかどらなくなるこ
ともある。そこで傍からみればサボりではあるが、自らは気分転換の
つもりで、ふらっと山へ出かけることも少なくない。
今回も夜中に突然、気分は山へ行くかとなった。そんな時のために、
事前に作っておいた計画書をパラパラとめくって。よし決まった、明
日は新幹線に乗るか。
今回歩くのは上越は越後湯沢にある「飯士山(いいじさん)」。山
頂からの風景もよく、下山後の楽しみに温泉や美味もある。そして別
名は上田富士と、こちらも“富士山”である。
平日の朝だけあり、越後湯沢駅も閑散としている。駅からは徒歩で
登山口へ。登山道は、のっけから急、いや最後まで急だった。お陰で
高度を稼げ、順調なペースでピークも目前。しかし、やけに人声がす
る。先程の繰り返しとなるが、今日は平日、普通の日のはずだが。
ピークでは国土地理院の方が、露出し過ぎてしまった三角点の石柱
を修正する作業を行っていた。山の地図では長年の付き合いである国
土地理院だが、そこで働く人に会うのは今回が初めてだ。仕事の邪魔
にならぬようにとは思うが、三角点を掘り起こすなどの作業風景には、
ついつい見入ってしまう。ひとり言のつもりで発した言葉も、作業を
していた人には質問と聞こえたのか、ご親切に説明までしていただく。
いやはや恐縮である。さらに作業風景を記念に1枚撮ってもいいか
と尋ねれば快諾の上、見栄えが悪いなら道具も片付けますかと、まあ
ご親切なこと。いえいえ、そこまでお気づかいなくで1枚、それでは
失礼いたしますである。山頂からの絶景も楽しめたし、スマートな仕
事ぶりも見ることができた。いつも以上に、気分は晴れやかである。
さあ下りますか。スキー場を抜け、ちょっとばかし一般道を歩いて
越後湯沢の駅へ。駅では、エキナカ温泉と新潟の旬が待っている。最
初は風呂、それとも食事。いやいや、軽く一杯という手もあるな。
●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)
JR東京駅
(6:08)
↓↓↓↓
JR越後湯沢駅→→→→→登山道出合→→→→→940m付近→→→→→
(7:24/7:28) (7:43/7:48) (9:20/9:46)
※
JR越後湯沢駅から登山道出合までは徒歩となる。道順を文章にする
と次の通り。駅東口を出て、駅前商店街を抜け、R17を渡り、突き
当たったら左。ガーラ湯沢の施設を正面に見ながらしばらく直進。
最初の二股を右、関越道をくぐる道を進み、出現する「神弁橋」を
渡れば、東山フィッシングパークに着。脇では、傾き気味の道標が
お出迎えである。
※
登山道は「急」のひと言。随所にロープも張ってある。また登るに
したがい、やせた部分や岩場も出現する。しかし普通の慎重さがあ
れば、特に難所というわけでない。
※
また途中には、鋸尾根と称され4、5ヵ所(数えていたがうろ覚え。
でも6ヵ所はなかった)の大きなアップダウンもある。しかし短時
間。ペース配分や足場への注意を怠らなければ問題なしである。
分岐(岩原登山道合流点)→→→分岐(奥添地登山道合流点)→→→
(10:05/10:15) (10:25/10:25)
飯士山(1111.5m)→→→→→700m(岩原スキー場のリフト終点)
(10:28/11:05) (11:25/12:00)
↓↓↓↓
JR越後湯沢駅
(13:27)
※
飯士山ピークは、まさに展望台。周囲の苗場、谷川、越後三山など
今回登った季節は秋なれど、その風景に“飽き”はなし。
※
飯士山から岩原スキー場まで、道は急降下で滑りやすい。しかし急
な分だけ、あっという間。またたく間にスキー場のゲレンデに到着
である。その後は、草原状のゲレンデを下り、道を歩けば越後湯沢
の駅だ。岩原スキー場から駅まで、のんびり歩いて1時間30分。
●新幹線に乗る前に、駅で道草。
JR越後湯沢駅の構内には、東京ならエキナカと呼べそうな商業施設
「ぽんしゅ館」が広がっている。その名の通り旨い日本酒、温泉に
日本酒を加えたお風呂「酒風呂 湯の沢(入浴料800円)」や、コシ
ヒカリで握ったジャンボサイズのおむすび他、新潟・魚沼エリアの
自慢の品が勢揃いしている空間だ。時間はたっぷり、また本日は平
日だけあって、人もまばらだ。まずはと、あれやこれやと考えたが、
やはり最初はひと汗流して。越後湯沢の駅のなか、“日本酒”の温泉
に“ニューヨーク”である。
私は自営業、そのため働く時間帯も休日も、仕事の進捗状況や納期
次第となり、特に決まっているわけではない。人からは、よく自由そ
うでいいなともいわれるが、実際はその逆。得意先の都合他、常に何
かしらの事情があり、なかなか予定通りとか、自らのペースでという
ことは難しく、意外と不自由な身の上だ。
しかも根を詰めて仕事をしていると、どうにもはかどらなくなるこ
ともある。そこで傍からみればサボりではあるが、自らは気分転換の
つもりで、ふらっと山へ出かけることも少なくない。
今回も夜中に突然、気分は山へ行くかとなった。そんな時のために、
事前に作っておいた計画書をパラパラとめくって。よし決まった、明
日は新幹線に乗るか。
今回歩くのは上越は越後湯沢にある「飯士山(いいじさん)」。山
頂からの風景もよく、下山後の楽しみに温泉や美味もある。そして別
名は上田富士と、こちらも“富士山”である。
平日の朝だけあり、越後湯沢駅も閑散としている。駅からは徒歩で
登山口へ。登山道は、のっけから急、いや最後まで急だった。お陰で
高度を稼げ、順調なペースでピークも目前。しかし、やけに人声がす
る。先程の繰り返しとなるが、今日は平日、普通の日のはずだが。
ピークでは国土地理院の方が、露出し過ぎてしまった三角点の石柱
を修正する作業を行っていた。山の地図では長年の付き合いである国
土地理院だが、そこで働く人に会うのは今回が初めてだ。仕事の邪魔
にならぬようにとは思うが、三角点を掘り起こすなどの作業風景には、
ついつい見入ってしまう。ひとり言のつもりで発した言葉も、作業を
していた人には質問と聞こえたのか、ご親切に説明までしていただく。
いやはや恐縮である。さらに作業風景を記念に1枚撮ってもいいか
と尋ねれば快諾の上、見栄えが悪いなら道具も片付けますかと、まあ
ご親切なこと。いえいえ、そこまでお気づかいなくで1枚、それでは
失礼いたしますである。山頂からの絶景も楽しめたし、スマートな仕
事ぶりも見ることができた。いつも以上に、気分は晴れやかである。
さあ下りますか。スキー場を抜け、ちょっとばかし一般道を歩いて
越後湯沢の駅へ。駅では、エキナカ温泉と新潟の旬が待っている。最
初は風呂、それとも食事。いやいや、軽く一杯という手もあるな。
●コースタイム(カッコ内の左・到着、右・出発時間)
JR東京駅
(6:08)
↓↓↓↓
JR越後湯沢駅→→→→→登山道出合→→→→→940m付近→→→→→
(7:24/7:28) (7:43/7:48) (9:20/9:46)
※
JR越後湯沢駅から登山道出合までは徒歩となる。道順を文章にする
と次の通り。駅東口を出て、駅前商店街を抜け、R17を渡り、突き
当たったら左。ガーラ湯沢の施設を正面に見ながらしばらく直進。
最初の二股を右、関越道をくぐる道を進み、出現する「神弁橋」を
渡れば、東山フィッシングパークに着。脇では、傾き気味の道標が
お出迎えである。
※
登山道は「急」のひと言。随所にロープも張ってある。また登るに
したがい、やせた部分や岩場も出現する。しかし普通の慎重さがあ
れば、特に難所というわけでない。
※
また途中には、鋸尾根と称され4、5ヵ所(数えていたがうろ覚え。
でも6ヵ所はなかった)の大きなアップダウンもある。しかし短時
間。ペース配分や足場への注意を怠らなければ問題なしである。
分岐(岩原登山道合流点)→→→分岐(奥添地登山道合流点)→→→
(10:05/10:15) (10:25/10:25)
飯士山(1111.5m)→→→→→700m(岩原スキー場のリフト終点)
(10:28/11:05) (11:25/12:00)
↓↓↓↓
JR越後湯沢駅
(13:27)
※
飯士山ピークは、まさに展望台。周囲の苗場、谷川、越後三山など
今回登った季節は秋なれど、その風景に“飽き”はなし。
※
飯士山から岩原スキー場まで、道は急降下で滑りやすい。しかし急
な分だけ、あっという間。またたく間にスキー場のゲレンデに到着
である。その後は、草原状のゲレンデを下り、道を歩けば越後湯沢
の駅だ。岩原スキー場から駅まで、のんびり歩いて1時間30分。
●新幹線に乗る前に、駅で道草。
JR越後湯沢駅の構内には、東京ならエキナカと呼べそうな商業施設
「ぽんしゅ館」が広がっている。その名の通り旨い日本酒、温泉に
日本酒を加えたお風呂「酒風呂 湯の沢(入浴料800円)」や、コシ
ヒカリで握ったジャンボサイズのおむすび他、新潟・魚沼エリアの
自慢の品が勢揃いしている空間だ。時間はたっぷり、また本日は平
日だけあって、人もまばらだ。まずはと、あれやこれやと考えたが、
やはり最初はひと汗流して。越後湯沢の駅のなか、“日本酒”の温泉
に“ニューヨーク”である。
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