車坂峠~高湯温泉~水ノ塔山~東・西篭ノ登山~
池の平湿原~三方ヶ峰~見晴岳~湯ノ丸~鹿沢(長野県、群馬県)
バスは山道をグングンと進む。
これは楽で得したような、
せっかく来たのにもったいないような。
だったら歩けよ、以上終わりというような
思いを巡らすおっさんを乗せて
バスは右へ、左へとカーブを重ね高度を稼いでゆく。
本日は、長野・高峰高原から湯ノ丸高原、
そして群馬の鹿沢へと歩く予定だ。
なぜ訪れたのか。そこに山があるからとの
セリフで決めてみたいところだが、
実際は鹿沢で学生時代のクラブの行事があり、
では行事の前に、
高原歩きでもが理由である。
天気は超・快晴。風は少々強く
冷たいものの、これが何とも心地よい。
高さは2000m級だが、さほど苦労もなく
水ノ塔山に、東と西の篭ノ登山の頂を踏み、
池の平湿原の木道までやって来た。
間もなくやって来る花の季節には
少々早いので、華やかな色には欠けるが
それでも真っ青の空と、木々の緑&
まだ何となく冬枯れの名残りか
茶色の木道の周囲と、これはこれで見事で
美しいコントラストである。
時間はまだたっぷりとある。
先を急ぐこともないので、
ここいらで大休止。優雅にランチ、
そしてお昼寝タイムだ。
ボンヤリしてみる、
身体中脱力、弛緩してみる。
頭上には白い雲が流れてゆく。
人もいない。素敵な空間を独り占め状態だ。
音もしない、いや厳密には
時折風の吹く音が聞こえるだけだ。
人が見たら、多分口を半開きにしたような
締まりのない顔となっているはずだが、
誰もいないのだから
まあいいでしょうである。
とはいっても、まだ行動も半ばで先がある。
まどろみタイムもひとまずで、
そろそろ歩きますか。
しかし意志薄弱、なかなか動く踏ん切りがつかず、
「よし、あと10数えたら」と、数を勘定しても
9の次は9.1。気持ちと身体は正反対だ。
いやいや、ぼちぼち歩かねば。
でも、この高原というか湿原を渡る風は、
快適そのもの。よって、もうちょっとと
体勢に変化なし。
風になびくは、古い歌なら
亜麻色の髪か、はたまた緑の黒髪か。
ともに乙女のイメージだ。
だが自身は白黒ごま塩、第一短髪で
いかなる強風でも頭にへばりついている。
仮に、もしも“ロンゲ”であったらと
想像してみる。
う~ん、似合わない、絵にならない。
そんな悪夢のような
不気味な光景を考えていたら、
いっぺんに眼が覚めた。
では、もう二つ山のピークを越えて
目的地へとまいりましょうか。
そそくさとパッキング、
そしてスタスタ歩き出す。
それにしても
梅に鶯、竹に虎、富士には月見草と
昔から2つのモノコトが調和する
例えは数あれど、
高原の風におっさんは、
いまひとつマッチングはよろしくないようだ。
〜2018(H30)年5月19日(土)美しい風景の中、
勝手に想像して、するべきではなかっと後悔しつつ歩く〜
池の平湿原~三方ヶ峰~見晴岳~湯ノ丸~鹿沢(長野県、群馬県)
バスは山道をグングンと進む。
これは楽で得したような、
せっかく来たのにもったいないような。
だったら歩けよ、以上終わりというような
思いを巡らすおっさんを乗せて
バスは右へ、左へとカーブを重ね高度を稼いでゆく。
本日は、長野・高峰高原から湯ノ丸高原、
そして群馬の鹿沢へと歩く予定だ。
なぜ訪れたのか。そこに山があるからとの
セリフで決めてみたいところだが、
実際は鹿沢で学生時代のクラブの行事があり、
では行事の前に、
高原歩きでもが理由である。
天気は超・快晴。風は少々強く
冷たいものの、これが何とも心地よい。
高さは2000m級だが、さほど苦労もなく
水ノ塔山に、東と西の篭ノ登山の頂を踏み、
池の平湿原の木道までやって来た。
間もなくやって来る花の季節には
少々早いので、華やかな色には欠けるが
それでも真っ青の空と、木々の緑&
まだ何となく冬枯れの名残りか
茶色の木道の周囲と、これはこれで見事で
美しいコントラストである。
時間はまだたっぷりとある。
先を急ぐこともないので、
ここいらで大休止。優雅にランチ、
そしてお昼寝タイムだ。
ボンヤリしてみる、
身体中脱力、弛緩してみる。
頭上には白い雲が流れてゆく。
人もいない。素敵な空間を独り占め状態だ。
音もしない、いや厳密には
時折風の吹く音が聞こえるだけだ。
人が見たら、多分口を半開きにしたような
締まりのない顔となっているはずだが、
誰もいないのだから
まあいいでしょうである。
とはいっても、まだ行動も半ばで先がある。
まどろみタイムもひとまずで、
そろそろ歩きますか。
しかし意志薄弱、なかなか動く踏ん切りがつかず、
「よし、あと10数えたら」と、数を勘定しても
9の次は9.1。気持ちと身体は正反対だ。
いやいや、ぼちぼち歩かねば。
でも、この高原というか湿原を渡る風は、
快適そのもの。よって、もうちょっとと
体勢に変化なし。
風になびくは、古い歌なら
亜麻色の髪か、はたまた緑の黒髪か。
ともに乙女のイメージだ。
だが自身は白黒ごま塩、第一短髪で
いかなる強風でも頭にへばりついている。
仮に、もしも“ロンゲ”であったらと
想像してみる。
う~ん、似合わない、絵にならない。
そんな悪夢のような
不気味な光景を考えていたら、
いっぺんに眼が覚めた。
では、もう二つ山のピークを越えて
目的地へとまいりましょうか。
そそくさとパッキング、
そしてスタスタ歩き出す。
それにしても
梅に鶯、竹に虎、富士には月見草と
昔から2つのモノコトが調和する
例えは数あれど、
高原の風におっさんは、
いまひとつマッチングはよろしくないようだ。
〜2018(H30)年5月19日(土)美しい風景の中、
勝手に想像して、するべきではなかっと後悔しつつ歩く〜
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