Mr.しもは告白する。
「デビューの時期でも
年齢でも
桜神(おうがみ)選手は
オレにとっては後輩。
弟分くらいに
思ってたわけ。
一緒に
切磋琢磨しながらも
心のどこかで
オレの方が上っていう
想いがあったのかもね。
だけど桜神選手が先に
勝利を上げたことで
その構図が崩れた」
「それからもドンドン
桜神選手は
結果を出していったよ。
その一方で
オレはもう泥沼。
試合は負けっぱなしだし
お客さんにも
笑われてて・・・。
最初は喜んでた
桜神選手の勝利も
喜べなくなってたよ。
もっと言ってしまえば
『負けちまえ』って
思ってたよね、
はっきり言って」
「嫉妬を抑えるのに
自分自身、精一杯で
桜神選手に
オレから話しかけることも
少なくなっていった。
そんなときに
桜神選手の方から
声を掛けられたんだよ。
『面白い試合をするには
どうすればいいですか?』
・・・ってね」
「それを言われて
ものすごく頭に来たのを
今でもよく覚えてる。
こっちが
勝ちたくて勝ちたくて
必死でもがいてるときに
上から目線で
おちょくりやがってって。
お情けかけんなよって。
これは後から
知ることになるんだけど
桜神選手も
そのときは本当に
自分のスタイルに
悩んでたみたいで
意を決して
オレに声を掛けた
らしいんだけどね。
当時のオレには
自分のことしか
考えてなかったから
そんな風には
受け取れなかったんだよ」
「そこからだよね、
桜神選手と
一切、話さなくなったのは。
今にして思えば
誤解から生まれた溝で
若気の至りそのもの。
今だからこうして
笑って話せるけどね」
「でもさ、
運命のイタズラって
残酷なモンで
そういう状況で
いよいよ
組まれちゃうわけよ。
オレと桜神選手の
初めての
シングルマッチが。
序列をひっくり返すとか
先輩の意地を見せるとか
そんな感情は
まったくなかった。
白状するよ、
『ぶっ殺してやる』
・・・くらいに思ってたよ、
そんときは本気でね」
「・・・で
若いオレたちの
初めてのシングルマッチは
それはもう
酷いもんで・・・。
その試合の話は
酒の席でもないと
恥ずかしくて語れないね。
また別の機会に話そうか」
(※Mr.しもは下戸です)
Mr.しもと桜神の
出会いの物語は
大きく転換する・・・。
to be continued...
桜神さんのブログにて
アンサー記事が
掲載されています。
桜神、Mr.しもとの不仲を語る
★Mr.しもの中の人の裏話★
誤解によるすれ違い、
甘酸っぱいですねぇ。
青春ですねぇ・・・。
この記事を書く
ほんの少し前に
たまたま
萩原聖人さんと
木村拓哉さんが
実は不仲だったという話を
テレビで見まして。
「ヤバッ、カブった!!」
という想いがあり
昨日の更新を
ためらってしまいました(笑)
実際のところは
パクり元は別でして
(結局パクリですが)
テレビドラマ
「若葉のころ」の
ストーリー構成を
意識しました。
何度も書いていますが
このストーリーでは
若さとか青さ
みたいな部分を
描いてみたかったんです。
私の中で
その象徴みたいなものが
このドラマなんですよね。
話は戻りますが
萩原さんと
木村さんが共演した
伝説のドラマ
「若者のすべて」では
2人の友情が
なかなか戻らないのを
やきもきしながら
見ていた
記憶があります。
あぁ、懐かしい・・・。
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