北海道本部が現役生とコンタクトを取り、今年のOB会の室蘭開催に向けて動き出しました。
そんな早坂さんからのメールに添付されていた写真がこちらです。
先に吉川先輩の御顔に目が行きますが・・・
何故か、両手にお菓子の箱を持っています。
左手の箱には「鐡の素」、右手の箱には「ジンギスカン鍋・・・」の文字が。
その「ジンギスカン鍋・・・」の箱の中身がこちらです。
こちらのお菓子は室蘭工業大学の教授がアイディアを出し、地元の製菓店が中心となって商品化されたそうです。
同大学には多数の教員が在籍し、国内外への出張に菓子などを持参する機会が多くありました。
しかし、大学や室蘭をアピールする菓子は少なく、「何か室蘭らしさを感じる菓子はないだろうか」と考えたのが室工大ものづくり基盤センター長の清水一道教授です。
清水教授から相談を受けたのは「ナニナニ製菓」の庭山貴行店主でした。
そして、“鉄のまち”室蘭をPRするために、鉄の原料である鉄鉱石、石灰石、石炭をモチーフに、本物そっくりな「鐡の素クッキー」を作り上げました。
「鉄鉱石」はココア味、「石灰岩」はきな粉味、「石炭」は黒ごま味です。
付録の冊子「鐵ができるまで」は、新日鐵住金室蘭製鐵所(現・日本製鉄)が監修しています。
更に、清水教授が企画・製作した金型を使用し「北海道型のジンギスカン鍋」にそっくりな立体型クッキーが誕生しました。
ごま味の鍋クッキーの上に、ラム肉・玉ねぎ・行者ニンニクを模したクッキーを乗せています。
両方とも生地は北海道産小麦100%で、化学調味料、人工甘味料・香料、保存料は使用していません。
味もビジュアルにもこだわった焼菓子として「日本ギフト大賞2017」北海道賞、「おもてなしセレクション2021」を受賞しています。
今では、大学生協だけではなく、室蘭市内のコンビニやふるさと納税の返礼品としても販売されています。
ナイスアイデアですね!