大谷翔平選手、ホームラン王獲得、島岡美延です。今朝の秋らしい風のように爽やかなニュース。
大リーグは純粋に楽しみたいけど、「女子はNG」の場面はいまだ世界中に。5人の閣僚に「女性ならではの」と言った首相も。
平野卿子著『女ことばってなんなのかしら?』(河出新書)を読みました。「だわ」「のよ」の語源は、明治時代の女学生言葉、正式ではない「下品で乱れた言葉」。植民地の同化政策で日本語の優位性の特徴とされ、戦後には「中流以上の良家のお嬢様言葉」と喧伝されるように。そして伝統のように創られた「女らしさ」。
さらに衝撃的なのが「漢字の性差別」。「女」部首の漢字には負の印象が多く、「男」は部首ではなく「人間=男」、つまり「にんべん」がある。英語のman=人間=男、と同じ発想。
「少年少女」であって「少男少女」ではない、含みのある「女らしさ」と比べ「男らしさ」は無条件に誉め言葉。こんな不均衡を様々指摘している本書。
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