朝から今日も猛暑の予感、島岡美延です。
映画『オッペンハイマー』を見た人も見てない人もこのドキュメンタリーを。映画『リッチランド(6日公開)』をご紹介します。豊かさをイメージさせるタイトルは、ワシントン州南部の典型的なアメリカ郊外の町の名。
人々は町を愛し、誇りをもって暮らしている。地元高校のフットボールチームのトレードマークは〈キノコ雲〉と〈B29爆撃機〉。ここは第二次大戦下のマンハッタン計画における核燃料生産拠点「ハンフォード・サイト」(長崎に落とされた原爆のプルトニウムを精製した所)で働く人々とその家族が暮らす町。「原爆は戦争の早期終結を促した」と誇らしく語る人がいる一方、殺戮への関与を逡巡する人、核廃棄物による放射能汚染への不安を抱えて暮らす人も。
被爆3世のアーティスト・川野ゆきよがリッチランドを訪れ、人々と対話し、ファットマン実物大オブジェを展示。アイリーン・ルスティック監督が「アメリカは核とどう向き合ってきたか」に迫ります。
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