病院や薬局で混乱が起きそう、島岡美延です。従来保険証の新規発行は今日からなくなるけど、「マイナ保険証じゃないとダメ」ではないです。
「便利」と言われるものが本当にいいのか、今一度、立ち止まってみませんか。図書館の中村桂子著『科学はこのままでいいのかな』(ちくまQブックス)を読んでしみじみ。著者は1936年生まれの理学博士、JT生命誌研究館名誉館長。
親から受け取るDNAはあなただけのもの、でもそれで一生決まるわけでもない。
便利な道具はありがたいけど、生きものとは何か。「効率がよい、手がかからない、思い通り」という便利を表す言葉のどれもが合わない、ということ。機械は結果で評価されるが人間、つまり生きものにとって大切なのは過程(プロセス)。生きるということは「時間を紡ぐ」こと。
「脱炭素」とは機械論で考え、生きものに眼を向けていない人の発想であり、生きものは炭素化合物で出来ているから、「炭素循環」こそが重要、と。命を考える哲学。
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