美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

フランスの里親制度、その切なさ

2022年07月21日 07時02分03秒 | 姿勢&見た目

一気に15万人超え、第7波のピークはいつなのか、島岡美延です。夏の旅行、もう少し様子を見てから予約。久しぶりのお祭り、イベント、帰省etc、盛りだくさんのコロナ3年目の夏。

一つ一つの季節はとても貴重で、誰にとっても同じ夏は、ない。映画『1640日の家族(29日公開)』をご紹介します。フランスの里親制度を描いた、少し切ない記憶の物語。ファビアン・ゴルジュアール監督が子どもの頃、両親が里子を迎え、4年半一緒に暮らした体験を基に脚本を書きました。

生後18か月のシモンを受け入れた里親のアンナ(メラニー・ティエリー)と夫ドリス。2人の息子とも兄弟のように育てた幸せな4年半。ある日、実父のエディからシモンを手元で育てたいとの申し出。妻を亡くして養育が無理だったが、環境が整ったという。突然訪れた〈家族〉でいられるタイムリミット。週末に実父の家へ行くシモンだが、アンナをママと呼ぶことをやめられない。果たして、彼らの選んだ未来とは・・・。

 

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囚人たちへの演技指導、まさかの

2022年07月20日 07時23分34秒 | 姿勢&見た目

終わり、ではなく始まり、についての会見、島岡美延です。「羽生結弦として」とよく言う彼は、〈引退〉の言葉を使わず、決意を語りました。熊川哲也氏が英国ロイヤルを辞めて、日本で唯一無二のバレエ団を作ったように、彼にしかできないプロの形を見せてほしいもの。

こちらは、予想外の喝采を浴びた物語。映画『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(29日公開)』をご紹介します。1985年、スウェーデンの俳優が体験した実話がもと。実在する刑務所の協力で撮影されたフランス映画です。

囚人のワークショップ講師になったのは、人生停滞気味の役者エティエンヌ(カド・メラッド)。S・ベケットの『ゴトーを待ちながら』こそ彼らの物語、と演目を決め、指導開始。訳あり囚人たちも次第に彼の情熱に応えていき、ついに「刑務所の外」での公演が決定。その芝居は予想外の高評価を受け、再演に次ぐ再演、なんと大劇場オデオン座から最終公演のオファーが届き・・・。

圧巻のラスト、かなりの驚きが!

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マスクで英会話する男女は

2022年07月19日 07時43分56秒 | 姿勢&見た目

昨日は京都アニメーション放火事件から3年、島岡美延です。「ガソリンの販売方法」は厳格化されても、社会の問題はそのまま、むしろ複雑化。

この3年、さらに日本が世界から取り残されていく感覚。語学力があれば? 映画『もうひとつのことば(22日公開)』をご紹介します。昨日のラジオに脚本・編集も手がけた堤真矢監督が登場。49分間に凝縮されたのは、二つの言語を操る意味とマスクの初対面の異様さ。

2020年夏。東京のとある英会話カフェ。仕事や経歴で嘘をつき、承認欲求を満たすミキ。アメリカでの俳優活動を志すも渡航できない健二。意気投合し、「別人になりきって英会話カフェに参加」して楽しむことに。ただし、お互いの人生に立ち入らない、日本語では嘘をつかない、という二つのルールを作って・・・。

初対面のマスク姿の人たちが交わす会話を見ていると、私たちがコロナ禍で失ったものの大きさを実感。マスクの相手の本音、表情を理解できていますか? これが当たり前って、やはり怖い。

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ホロコーストを生き延びたボクサー

2022年07月18日 07時32分13秒 | 姿勢&見た目

世界陸上でコロナの影響、島岡美延です。サッカー、野球、大相撲でも出場不可続出。海の日も各自で対策を。

昨日は沖縄戦、今日はホロコーストの知られざる一面。映画『アウシュヴィッツのチャンピオン(22日公開)』をご紹介します。ヒーロー視されるとナチスに不都合との理由で〈囚人〉にされた男の実話。

1940年、ドイツ占領下のポーランド。アウシュヴィッツ強制収容所に連行された最初の囚人の中に、戦前のワルシャワのボクシングチャンピオン、タデウシュ・ピエトシコフスキがいた。彼は「77番」となり入れ墨が刻まれる。十分な食事もなく過酷な労働をさせられていた時、司令官たちの娯楽としてリングに立つよう強いられる。仲間の囚人のため、戦利品の薬や食料を求めて屈強な相手に勝ち続ける彼は、ナチスの恐怖に打ち勝つ希望のシンボルに・・・。

〈絶滅の地〉で生き抜いた壮絶な半生。ウクライナではダンサーやアスリートが犠牲になっています。戦争で何が起きるのか、今、考えさせる衝撃作。

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沖縄戦、10代学生と県知事は

2022年07月17日 07時31分01秒 | 姿勢&見た目

コロナは過去最多11万人突破の第7波、島岡美延です。命を守る術は知っているはずの私たち。

1945年4月、アメリカ軍が沖縄に上陸。県民12万人以上の命が犠牲となった国内唯一の地上戦を自分のこととして感じ取って下さい。映画『島守の塔(22日公開)』をご紹介します。

沖縄戦末期、本土から派遣された二人の官僚は、軍の命令に従いながらも苦悩し、県民の命を守り抜こうとしました。戦中最後の沖縄県知事・島田叡(あきら)と警察部長・荒井退造。二人の行動を中心に、事実を報道できない新聞社、一人十殺を叫ぶ職員、男子学徒の鉄血勤皇隊、看護要員の女子学徒隊を丁寧に描きます。

知事を萩原聖人、警察部長を村上淳。知事付きの県職員を吉岡里帆。日本軍が撤退して「解散」を命じられてから、多くの学徒隊が犠牲になったと『沖縄戦を知る事典』(吉川弘文館)で知りました。語れなかった時代から、受け継いでいく時代へ。沖縄戦から77年、沖縄本土復帰から50年。

 

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軍事費より飲料水を、と言った医師

2022年07月16日 07時19分35秒 | 姿勢&見た目

コロナ過去最多となる県も続出で3連休へ、島岡美延です。3回目の夏にお祭りの光景は戻りつつありますが、「人との距離」を保つよう呼びかけられそう。

1970年代、麻薬カルテルが台頭するコロンビアで、公衆衛生の確立に奔走した医師がいました。映画『あなたと過ごした日に(20日公開)』をご紹介します。そのエクトル・アバド・ゴメスのことを現代スペインを代表する作家となった息子エクトル・アバド・ファシオリンセが書き上げ、巨匠フェルナンド・トルエバが映画化。

公衆衛生専門のアバド教授(ハビエル・カマラ)は、息子に手洗いの大切さを教え、貧しい地域に「子供達の未来」というプロジェクトを立ち上げる。彼の描く〈自由で平等な社会〉の実現を阻もうとする既得権益層。医者の責務を果たす中、5人いる娘の1人が病死し、政治活動にのめり込んでいく。家族が心配するもメデジン市長選の出馬を決意し・・・。

軍事費より飲料水に予算を、と訴えたアバド。コロナ禍の現代とだぶって見えます。

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水を飲むこと、出来ていますか

2022年07月15日 07時09分24秒 | 姿勢&見た目

1日のコロナ感染確認が10万人超へ、島岡美延です。雨で真夏日にならずとも湿度が高い日々。

今月の姿勢テーマ『暑いと感じない身体に危機感を持つ』を実践していますか? 発熱の救急搬送も急増中で、今年も「熱中症かコロナかわからない」と医療現場の困惑が高まる7月。まずはマスクを外すことを含め、熱中症対策をしっかりと。 

コロナ感染者と道ですれ違っても、それだけで感染することはない、と専門家も言います。行動制限をしないことは賛成、何がリスクか考えて、各自で対策を。

ところで、繰り返し言われる「こまめな水分補給」、実はけっこう難しい。医療関係者に指摘されて私自身の摂取量の少なさを自覚しました。「食事や飲み物以外に、水だけで1日1~1.5リットルは飲んで」とのこと。仕事をしていて、何も飲まずに2,3時間、あっという間に過ぎたり(座りっぱなしもよくないし)。

一方、広告でよく見る経口補水液は正しい使い方を。日常的、予防的に飲むものではありません。

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四者のバトル、生き残るのは

2022年07月14日 07時32分54秒 | 姿勢&見た目

今年の日本は116位、嘆くのも忘れるジェンダーギャップ、島岡美延です。先日の参院選で35人の女性が当選し過去最多(新しい顔ぶれの約4人に1人)。とはいえ、地方は、ほぼ男性の議会だらけ。「物事を決める場にいない人たち」の声が届く政治の実現は? 18,19歳の投票率は30%台、人任せのままでいい?

27位のアメリカから届いたのは、新人女性警察官が孤軍奮闘する物語。映画『炎のデス・ポリス(15日公開)』をご紹介します。銃規制とは無縁(!)のサバイバル・バトル。

ある夜、砂漠地帯の警察署に詐欺師テディが連行されてくる。マフィアに命を狙われ、避難場所を求めてわざと逮捕されたのだった。そこへマフィアに雇われた殺し屋ボブ(ジェラルド・バトラー)が泥酔男になりすまし、留置場に。新人警官ヴァレリー(アレクシス・ラウダー)の活躍でボブの計画は阻止されるも、さらにサイコパスが現れて、小さな警察署は大惨事。このバトルを生き抜き、朝を迎えるのは誰だ!?

 

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朝倉摂の仕事が、すごい!

2022年07月13日 07時26分11秒 | 日記、その他

埼玉で記録的大雨、まるで梅雨末期、島岡美延です。7月に多い豪雨災害、要警戒。

昨日は西武池袋線中村橋へ。雨が降っても駅に近い練馬区立美術館の『生誕100年 朝倉摂展』に出かけました(~8月14日)。パルコ劇場、シアターコクーン、銀座セゾン劇場、日生劇場etc、どれだけ「美術・朝倉摂」を見たことか、その舞台に圧倒され、感動したものでした(生涯で1600本とか!)。

彫刻家・朝倉文夫の長女として1922年に生まれ、17歳から伊東深水に学んだ日本画は大作揃い。戦時中のスケッチブックには、もんぺ姿の女性や草花、安保闘争や公害など社会問題を題材にした作品も衝撃的。1960年代半ば以降、活動の比重は舞台美術へ。挿絵の仕事も多く、よく知るいくつもの物語の原画展示に見入っていたら、次のコーナーで絵本を読める! 「赤いろうそくと人魚」など手に取ってじっくりと。

もちろん舞台美術の図面、模型、写真も多数。91年の生涯の仕事の密度、圧巻。

 

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もしも、ヒーロースーツの俳優が

2022年07月12日 07時23分36秒 | 姿勢&見た目

個人的な恨みと結果の重大さとの落差、島岡美延です。その苦しさを吐露できていたら・・・。1年前に固めた決意、負のエネルギーを持続させた社会。

それでもみんな生きていく。映画『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(15日公開)』をご紹介します。日本の漫画『シティハンター』を実写化したチーム再集結、主演・監督はフィリップ・ラショー。

警察署長の父の反対を押し切り、役者の夢を追い続けるセドリック。彼にまさかの新作映画〈バッドマン〉主役の話が。バットじゃなく、バッド。それでも身体を鍛え、初日の撮影が順調に終わろうとした時、妹から父親が倒れたとの連絡。焦って〈バッドスーツ〉のまま〈バッドモービル〉に乗って病院へ急ぐ途中、事故に遭い記憶喪失に。目覚めた己の姿を見て、ヒーローだと思い込んだ彼は、悪党たちと戦う!?

『カメ止め!』のリメイクがあれば、『バットマン』の過激なパロディ?も。それがフランス映画。

 

 

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