北のはげおやじの徒然日記

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オフ会後(その2)

2017-07-16 22:47:00 | 

​ 5日目は各地で豪雨の警報がでていたように思う。

 

 この日の目玉は、びわ湖湖畔の近江八幡に立ち寄り、水郷巡りの船に乗る事。85km程度の道のりを12時近くに到着。今にも降り出しそうな空模様のためか、関係者ばかりが手持ち無沙汰で屯し、利用希望者は一人もいない。乗りたいと申し込むと6人まとまらなければ船を出す事はできない。ただし貸し切りにされると今すぐに出せるということだったので、その後のスケジュールを考え、貸し切りで頼む事にした。まんまと計略にはまってしまったのかな。(笑)

 

 曇天ではあるが、風もなく、雰囲気としてはいい感じ。櫓で漕ぐタイプの和船で我々が座るところには屋根がかかっている。

 ゆっくり、のんびり漕ぎ出し、船頭さんが説明する。結局、最初から最後まで、葦に囲まれた水郷地帯をただただ進むだけ。水郷地帯のため電線がなく、時代劇のロケによく使用され、この橋は「○○映画に使われた」などの説明が続く。水路から開けた所に出て、葦の根元にカイツブリが子育てをしているところに遭遇。カイツブリの子育ては、ほかにもうひと番い見かけた。それらを過ぎる事、突然雷鳴が鳴りだし、いきなりバケツを引っ繰り返したような豪雨に見舞われた。船頭さんはびしょ濡れ。船の中はみるみる雨水が溜まってくる(途中、船頭さんは橋の下に雨宿りして専用の柄杓で水をかき出していた)。

 そのうち、たんなる淀んだ水たまりのように思えた水路の上流からいろいろなものが流れてきて、しかも速度は結構速い。雨が降る事で、水路には流れがあり、我々は上流に向かっていることなどがその事でわかった。流れが急になってくると、動力を積んでいない櫓による人力のみのため、流れに逆らって進もうとしても流れの速さの方がまさり、進むどころか後退をし始めた。乗り込んだ時に船頭さんに経験年数を聞いたところ16年といっていた。若い人が生業として行うには金銭的に割が合わないので、この事業を支えているのは定年退職後の人がほとんどとのこと。写真の通り、華奢な体をされたいかにもひ弱そうに見えるお方だったので、心配になり「戻っていただいてもいいですよ」と話すが、雨音に消されて聞こえないようだ。しかも漕ぐ事に一生懸命なのでなおさら。船頭さんは、体力回復を考えたのか、橋の下で休憩をとり、回復を待つ。再チャレンジの後、水路がカーブになった水流が急なところをなんとか脱出することができ、ゆっくり進みだす。すると橋に差し掛かったところで橋の上に人がいて、船頭さんと会話をしている。所要時間をかなり上回った我々を心配して、同僚がどうなっているのかを確認しにこられたようだ。結局、逍遥時間1時間20分のところ、2時間くらいかかってしまった。

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子育て中のカイツブリ​IMG_5869.JPG


​突然の​雨

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 のんびりとゆったりと水郷巡りを楽しむという当初の目論見が狂ってしまったが、自然を相手なので致し方ない。ひょっとして、水郷巡りよりも市内のお堀(安土城のお堀)をめぐるお堀めぐりの方がよかったのではないかなんて考えがよぎってしまった。

 

 14時30分頃、ここを発って、この日の宿泊地天橋立へ向かった。距離は高速で150kmくらい。所要時間2時間半程度を見込んでいた。途中丹波地方の山の中でワイパーを最速にしても視界の確保がままならない位の雨に何度も見舞われたが、予定通り17時頃に到着。天橋立に到着する事には、あれだけ降っていた雨がやみ、青空が顔をのぞかせていた。

 

 利用した宿は「天橋立ホテル」。数年前訪れた股のぞきの展望台の対岸に位置するようだ。

 ​​宿・部屋・温泉・食事・職員の対応など合格点だった。​


部屋の​窓から

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