北のはげおやじの徒然日記

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オフ会後(その3、完)

2017-07-20 16:32:00 | 

​ 6日目は曇り空。

 この日の目的は国の伝統的建造物群保存地区に選定された伊根の舟屋を見学すること。

 ホテルで美味しく朝食をいただいた後、早速、伊根に向かった。距離は26kmほど。

 舟屋の景観を一望できる道の駅「舟屋の里伊根」に立寄り高台に位置する道の駅から対岸の町並みを眺めてみた。

 馴染みのない景観を目にしたいと思い描いてやって来たが、写真とおりの町並みが目の前にあり、それほどの感動はなかった。年のせいかな?物事に感動する心が失せて来ているのかもしれない。(笑)

 

 折角なので、伊根湾を30分ほどでめぐる遊覧船にも乗ってみた。感想は、「お勧めできるようなものではない。」と言うのが率直なところ。船内スピーカーから流れてくる録音された説明の声が、エンジン音にかき消され、湾内を一回りするだけで、舟に乗らなければ見る事ができないものはなかったように思えた。遊覧船を運航する会社には不要な意見とは思うが、マンネリにならず、また利用してみたいと思わせるような工夫が求められるように思った。


道の​駅「舟屋の里伊根」から​IMG_5887.JPG

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湾内遊覧船に着いてくるカモメを撮ってみたIMG_5895.JPG



湾の中とはいえ、嵐などになると水しぶきは家に​かかると思うが、このとおり水の中に土台が入っている。

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 次に訪れたのは棚田。

 この近郊に、いろいろな棚田があり、「新井の棚田」が有名らしいが、これから向かう富山とは反対方向だったため、道の途中に立ち寄れる「日引きの棚田」に立ち寄る事にした。

 伊根からは76kmほど。立ち寄るつもりで向かったが、曲がりくねった山道をずいぶん走ってたどり着くことになったので、結構大変なドライブになった。

 

日引きの棚田 

かなりの曲がりくねった山道を行かなければならなかった。

田に水を張った時の風景の方が綺麗に思われた。IMG_6009.JPG

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 今日の目的地を消化して、次の宿泊地に向かう。

 場所は富山県黒部川明日(あけび)温泉、300kmの行程。途中北陸道のサービスエリア1カ所で休憩したが、17時頃、無事目的地に到着。このホテルは、いわゆる宇奈月温泉のような温泉街の中の建物ではなく、この施設単独で建っていた。

  建物は年季が入っていた。地域の保養施設的な役割を担っているようで、毎日のように温泉を利用しに来ておられる方多いように思われた。いわば、町営温泉のような印象。

 当日の宿泊者はそう多くなかったようで、翌日の朝食会場に並んだお膳の数は、10組あったろうか。

 スタッフの方の対応は懇切で、大浴場は多彩な湯船があり、露天風呂は内風呂から階段を上り下りして80mほど歩かなければならないが、広くとっても綺麗。気持ちよく入浴できた。ちなみに、温泉に並列してプールもあった。

 スタッフの方に、明日の予定を聞かれたので、「明日は黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で欅平まで行く予定」と伝えると、「先日までの豪雨で駅のひとつが冠水し、明日は営業休止になった。」と教えられた。その情報は得ていなかったので、残念ではあったが、富山地方の豪雨はニュースなどで知っていたので、そう驚きはなかった。

 

 旅行最終日は、所々晴れ間が見えるも、立山連峰の山々には厚い雲がかかり、風光明媚な氷見の海岸などから海辺の松越しに3、000m級の山々が連なる姿を見る事はできそうもないため、それを目的としたドライブルートはあきらめ、近郊をゆっくり眺めながら、新潟港へ向かう事にした。距離は220km。出港は23時30分なので、ずいぶん時間がある。

 

 ゆっくり、朝食をとり10時頃にホテルを出た。

 魚津の水族館(現存する我が国の水族館で一番歴史がある)を見学したあと、富山と新潟県の県境に向かった。

 数年前になくなった私の叔母夫婦が住んでいたところ。数年前になくなり、現役時代の私は葬儀に出席できなかったので、妻に出席してもらっていた。その妻から、そこに行ってみたいと提案され、私も長く叔母が住んでいたところを尋ねてみたい気持ちになり、妻の記憶をたよりに尋ねてみた。叔母が亡くなった後、叔父も後を追うように亡くなり、尋ねてみたが、建物は既に取り壊されてなくなっていたが、海辺の片田舎で、当時の叔母の生活が忍ばれ、来てよかったと思った。

 

​叔母が住んでいた近くの海岸で

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何をしているのか聞いてみると、「庭に敷くため」と言っていた。車で行ったからできること。

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 ゆっくりゆっくりした道を新潟に向かったが、やはり、下道だとナビに表示される残キロ数がなかなか減らない。時間はずいぶん余裕があるが、海岸線をとおりあまり変化のないところのドライブに飽きて来たので、高速に入って18時頃に新潟市内に到着した。市内で夕食をとり、20時頃にフェリーの手続きを終え、22時30分頃フェリーに乗り込んだ。

 

 帰りのフェリーは23時30分新潟発(敦賀を始発に、新潟の次は秋田港に立ち寄る)17時20分苫小牧東港到着予定で、日中をフェリーの中で過ごすが、波も弱く、快適な船旅で飽きる事はなかった。その間、妻は2度ほど大浴場を利用したのかな。

 快適に過ごし、順調な航海で予定より30分早く16時50分の苫小牧に到着する事ができた。自宅に到着したのは、スーパーで夕食材料(調理しなくていいお惣菜)を購入し、預けていた愛犬を引き取って18時ころに我が家に到着し、今回の旅行を終えた。

 

 まだ、旅行の余韻が頭に残っており、旅行の虫はまだうごめいていないが、数ヶ月もすると、また旅行に行きたい虫が頭をもたげるのだろう。