北のはげおやじの徒然日記

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55,555と日本酒雑感

2020-02-27 09:19:08 | 日記
 昨日、買い物に出かけ「55,555」をゲットした。

 若い時分になじみにしていたお寿司屋さん(現在廃業、ブロ
グで紹介https://blog.goo.ne.jp/admin/entryeid=31e32edb507203a
9a2f7669927e52608&sc=c2VhcmNoX3R5cGU9MCZsa
W1pdD0xMCZzb3J0PWRlc2MmY2F0ZWdvcnlfaWQ9Jn
ltZD0mcD0z)
を利用していた時に愛飲していた日本酒「南」(土佐の高知の
地酒)が市内の酒屋で販売されていることがわかり、買い求
めてきた。


 妻はアルコールをほとんど嗜まないが、このお酒は、すし屋
を利用の都度、おいしくいただいたものだった。気に入ったお酒
ではあったが、特約店がわからず、なかなか手に入らないため、
当時美瑛にあった全国の地酒を取り扱っていた土井商店(現在
は旭川に転居)で、そちら方面へ出かけた折には、数本まとめて
買ってくるほど気に入っていたものだった。

 昨日は、久しぶりの「南」との再会にあわせて、おいしくいただく
ための食材をもとめて、堺町市場(増毛の遠藤水産の直営店)
まで出かけた。ちょうど、市場の駐車場に着いたときにODOメー
ターの数値が「55,555」になったので、道端にとまることなく
ゲットすることができた。


 市場で買い求めたものは、ホンマグロの中トロ、増毛産天然ヒ
ラメ、甘エビ、ズワイガニのむき身と春ニシン(地元だから手に入
るが、本州の方々はなかなか手に入りずらいもでは)


 心躍らせながら、二人で乾杯していただいたが、妻の反応
が全くだめ。今回は、私の意向というより、妻の希望でそろえ
たものだったので、勢い込んでさぞおいしくいただけるだろ
うと想像を膨らませながら杯をむけただけに、落胆の色さえ
浮かび上がっていた。5~6斥程度入ると思われるガラス製
の器に注がれた日本酒を半分もいただかないうちに、もう口
に運ばなくなってしまった。

「私の口に合わない」と言って、注がれたお酒を飲み干すのに
時間のかかったこと。今回は、すっきり系で日本酒の癖を抑えた
純米吟醸酒を買ってきたが、私も以前飲んでいた時に感じた
おいしさを感じることができなかった。

 こんな感想になったのは、たぶん、お酒の品質や製法が変わっ
たからではなく、いただく方の我々のコンデイションが変わった
からであろう。4~50歳代でばりばり仕事に子育てにまい進して
いた働き盛りのころにいただいた感覚と、70歳を過ぎていただ
く感覚には相当大きな味覚の変化が起きているのではないかと
思った出来事であった。