5日目は各地で豪雨の警報がでていたように思う。
この日の目玉は、びわ湖湖畔の近江八幡に立ち寄り、水郷巡りの船に乗る事。85km程度の道のりを12時近くに到着。今にも降り出しそうな空模様のためか、関係者ばかりが手持ち無沙汰で屯し、利用希望者は一人もいない。乗りたいと申し込むと6人まとまらなければ船を出す事はできない。ただし貸し切りにされると今すぐに出せるということだったので、その後のスケジュールを考え、貸し切りで頼む事にした。まんまと計略にはまってしまったのかな。(笑)
曇天ではあるが、風もなく、雰囲気としてはいい感じ。櫓で漕ぐタイプの和船で我々が座るところには屋根がかかっている。
ゆっくり、のんびり漕ぎ出し、船頭さんが説明する。結局、最初から最後まで、葦に囲まれた水郷地帯をただただ進むだけ。水郷地帯のため電線がなく、時代劇のロケによく使用され、この橋は「○○映画に使われた」などの説明が続く。水路から開けた所に出て、葦の根元にカイツブリが子育てをしているところに遭遇。カイツブリの子育ては、ほかにもうひと番い見かけた。それらを過ぎる事、突然雷鳴が鳴りだし、いきなりバケツを引っ繰り返したような豪雨に見舞われた。船頭さんはびしょ濡れ。船の中はみるみる雨水が溜まってくる(途中、船頭さんは橋の下に雨宿りして専用の柄杓で水をかき出していた)。
そのうち、たんなる淀んだ水たまりのように思えた水路の上流からいろいろなものが流れてきて、しかも速度は結構速い。雨が降る事で、水路には流れがあり、我々は上流に向かっていることなどがその事でわかった。流れが急になってくると、動力を積んでいない櫓による人力のみのため、流れに逆らって進もうとしても流れの速さの方がまさり、進むどころか後退をし始めた。乗り込んだ時に船頭さんに経験年数を聞いたところ16年といっていた。若い人が生業として行うには金銭的に割が合わないので、この事業を支えているのは定年退職後の人がほとんどとのこと。写真の通り、華奢な体をされたいかにもひ弱そうに見えるお方だったので、心配になり「戻っていただいてもいいですよ」と話すが、雨音に消されて聞こえないようだ。しかも漕ぐ事に一生懸命なのでなおさら。船頭さんは、体力回復を考えたのか、橋の下で休憩をとり、回復を待つ。再チャレンジの後、水路がカーブになった水流が急なところをなんとか脱出することができ、ゆっくり進みだす。すると橋に差し掛かったところで橋の上に人がいて、船頭さんと会話をしている。所要時間をかなり上回った我々を心配して、同僚がどうなっているのかを確認しにこられたようだ。結局、逍遥時間1時間20分のところ、2時間くらいかかってしまった。
子育て中のカイツブリ
突然の雨
のんびりとゆったりと水郷巡りを楽しむという当初の目論見が狂ってしまったが、自然を相手なので致し方ない。ひょっとして、水郷巡りよりも市内のお堀(安土城のお堀)をめぐるお堀めぐりの方がよかったのではないかなんて考えがよぎってしまった。
14時30分頃、ここを発って、この日の宿泊地天橋立へ向かった。距離は高速で150kmくらい。所要時間2時間半程度を見込んでいた。途中丹波地方の山の中でワイパーを最速にしても視界の確保がままならない位の雨に何度も見舞われたが、予定通り17時頃に到着。天橋立に到着する事には、あれだけ降っていた雨がやみ、青空が顔をのぞかせていた。
利用した宿は「天橋立ホテル」。数年前訪れた股のぞきの展望台の対岸に位置するようだ。
宿・部屋・温泉・食事・職員の対応など合格点だった。
部屋の窓から
大変でしたね〜
それにしてもすごい雨脚!
よくぞご無事で!
天橋立のホテル、
窓外の景色も最高ですね!
手前の粒つぶは、カモでしょうか?
旅行の先々で
素晴らしい鳥類のショット!
鳥写真名人になってきましたね〜
35年程前に単身赴任でアパート借りて住んでました。
当時不思議に思ったのは琵琶湖畔なのに「海水浴場」だったことでしょうか。
ここから天橋立まだも結構あるでしょうが、
数年前に開通した京都縦貫道利用ならかなり便利になったと思います。
いやあ、それにしても連日大変な距離ですねえ、元気すぎです。
これだと船に溜まった水を柄杓で掻き出す作業が必要になりますね。
御家のワンちゃんはドッグホテルですか?。
近江八幡の水郷を巡られたんですね。
自然が相手だから仕方ないですがこの時期は雨が降る想定も考えねばですね。
天橋立でのご宿泊だそうですが、やはり距離はありますね。
船に乗っている間に、稲光と雷鳴が何度も
近くであったので、この船に落ちたらどうしよ
うなんて、悪い想像をしてしまいました。
帰りたかったのですが、貸し切りで料金を
とっているからなのでしょう。私が「帰っても
いいですよ」と話しかけても、雨音に消されて
しまうこともあるのでしょうが、櫓を漕ぐのに
一生懸命で、帰るそぶりは見せません。
妻はのんきなもので、船頭さん任せ。私一人
気をもんでいました。(笑)
天橋立の写真の手前のつぶつぶは、桟橋
でもあったところの足場だけが残って、水面
にでている様な感じでした。
オヤジさんは、お若い時に近江八幡に
すんでいた事があったんですね。
車が交差できない細い道がたくさんあり
ましたよ。ナビに案内されるまま進みま
したが、踏み出すのにためらいがありま
した。
京都縦貫道経由で天橋立に向かいまし
たが、開通は数年前だったんですね。
本当は、有料道路の琵琶湖大橋をわたり
たかったんですが、時間が迫って来たので、
断念して、すぐ高速に入りました。
例の短時間大雨警報発令と言う感じ
でした。みるみる水郷の水路にいろ
いろなものが速い速度で流れてくるよ
うになり、川であることがそれで
わかりました。
愛犬は今年13歳になります。生まれて
半年くらいの時に、札幌で行われていた
しつけ教室に何度か通いましたが、その
時の指導者夫婦が、実は我が家の近所
の方だと言う事がわかり、しかも犬の預
かりもやっておられたので、以来、旅行
などに出かける時には、そこにお預かり
していただいています。小さい時から利用
しているので、愛犬の方も抵抗なくお世話
になっています。
ただ、愛犬もなれているとはいえ、1週間も
預かっていただいていると、だんだん精神
不安定になるらしく、旅行も1週間程度が
限度かなと思っています。
この時期に雨に当たるのは、覚悟しなければ
ですね。
この後にも、豪雨で計画を中止に追い込まれ
ました。再チャレンジしたいが、生きているうちに
できますか。(笑)
近江八幡から天橋立までは150kmくらいです。
近江八幡の水郷巡りは雨で全然乗れないよりはマシだったかもしれませんが?流れの速いところを無事に通過できて良かったですネ。
それにしても屯ってた職員は足元を見るようで不愉快です。関西人なら逆に客が来ないから"眠たい事言うてんと、トットと出せや!"っと言って普通料金で運行させると思います。
ワイパーが最速でも前が見えないのは撥水液を使われてないからでしょうか?ガラ◯とかの撥水液を使うと高速ならワイパー無しでも走れたりしますので、オススメします。但しワイパーブレードが傷むので1回/年の割りで交換が必要に成ります。私はそれが無い車はこわくて雨の日は運転出来ません。
ホテルの立地はとても良いですネ。目の前が天橋立なんて!?
でも、こういう経験で印象に残るもので
後で話のタネに・・・・
なんて無責任なことかいてすみません。
お風邪などひかれなかったですか。
天橋立ホテル、窓からの眺め素晴らしいですね。
九州行きの飛行機の窓からは前景眺めたことがあるのですが、
やっぱりゆっくりホテルに泊まって楽しみたいですね。