Nikon F5 + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
私の所有する一番新しいフィルムカメラ。といっても1996年発売のNikon F5。山岳遭難救助訓練の時に訓練の様子をサッと撮るために持って行きましたが、とても快適。瞬間にピントが合うのと、仕上がったネガは逆光でも露光不足ではなく、露出が正確。このF5に使われている3D-RGBマルチパターン測光が非常に優秀であることを感じさせてくれます。重いですが、そんな重さも感じませんし、チタンのファインダーカバーは堅牢さを象徴しています。普段マニュアルフォーカス、手巻きのカメラをメインに使っているので特に快適に感じるのかもしれません。
このカメラが登場した数年後はデジタルカメラが普及し始めるころ。学生時代の卒業論文は、自律型水中ロボットのセンサにCCDカメラを搭載して、デジタル画像処理で運動制御や観察対象物を捜索したする技術。このデジタル画像処理の技術はコンデジの顔認証機能などは身近ですね。工場の品質管理とか、、、ミサイルの誘導装置などなどいろいろ使われています。そんなデジタルカメラの技術を勉強しておきながら使ってるカメラはほぼフィルムという。。。
雨の中とか灰の中とか悪条件でこのF5の出番になるのですが、悪条件でもなんとも。3年前にオーバーホールに出したときに電源部やシャッターユニット、メイン基板を新品に取り替えていますので、まだまだ使えます。