「高隈山系登山の魅力について」
鹿屋市雇用創造協議会が行う厚生労働省の委託事業の講座にて、高隈山について、お話をさせて頂きました。私の講義はわかりづらく、退屈だろうな、、、と思いつつも。高隈山の概要(位置、地形(山の形も含む)、動植物、人との関わり(山岳信仰、自然体験)についてと、登山の概要と魅力について。このうち、山岳信仰に関しては未だによくわからないことが多く、継続して調べていきたいところです。
何よりも高隈山について、とても関心をお持ちの方がとても多いことに驚きました。
山登りについて、伝えていくこと。私のライフワークとしていることでもありますし、霧島山岳会の社会的活動のひとつとして掲げています。山で遊びっぱなしではなく、自らがしっかり勉強し、伝えていければと思っています。
参加して頂いたみなさん、鹿屋市雇用創造協議会のみなさん、ありがとうございました。
次は9月7日、8日の国立大隅青少年自然の家「野外活動安全講習会」・・・続きます。がんばらねばね。
剱岳と北の星空の動き
登山計画の時に地形図を見て、剣沢と剱岳山頂の位置関係でキャンプ地の剣沢から星空を見ると、北極星が剱岳の真上に位置することがわかりました。
そこで、このようの写真を撮ろうと思っていたのですが、夕食中に雨。すでにテント内に撤収し、星空をあきらめて19時過ぎには寝ていたのですが、22時ごろ目が覚めて外に出てみるとスッキリ晴れて星空。しかも西に傾いた月が穏やかに剱岳を照らしているという剱岳と北の星空を写すには絶好の条件。
ただし、キャンプ場なので、どうしてもヘッドライトを付けた人々がたまに外に出ます。それが写真には悪影響なのですが、移動して撮影すると寝る時間もなくなるので、テントの前で。
カメラに入っていたネガフィルムはまだ残っていましたが、天体にはリバーサルを。すぐに入れ替えて撮ります。
今年の山の写真のベストかな。
Nikon New FM2/T + Ai AF Nikkor 28mm f2.8D (RDPⅢ)
山旅カメラ
旅が終わり、清掃も終了。防湿庫に入ります。
今回、剱岳と立山を縦走しましたが、カメラは何を持っていくか?悩みました。
剱岳は一般ルートではなく、源次郎尾根バリエーションルート。数時間もフリークライミングをしているようなもの。手を離せば終わりのところ。よってカメラの重さに振り回されないようにとすればできるだけ軽く。よって、メインはNikon FM2/T。私の持つ一眼レフの中でもっとも軽い515g。チタンの外装を持つカメラ。堅牢性も十分。電池も不要。
レンズも軽い28ミリの単焦点。自分は山では28ミリか24ミリ1本でほとんど事足りるので、これだけあれば十分です。
この2台は、もう長いこと使っており、ここ数年オーバーホールしていなかったので、トラブルがありましたが、両方とも今年オーバーホールをを済ませて、状態は完璧。
サブに、中判645を。富士フイルムのGS645S。とても軽く、チープな造りの中判カメラ。でも中判は中判。フォーマットサイズが大きいことは山岳写真みたいな遠景まで繊細に写したい場合に有利です。なめらかで繊細です。
剱岳の源次郎尾根へはFM2だけを持っていこうと思っていました、でも、結局中判カメラもアタックザックに入れました。結果、晴れて気持ちのいい景色。ただし、1グラムでも軽くが800グラム増えてしまいました。
35ミリ(FM2/T)のフィルムはネガ1本、リバーサル3本、中判は120を4本消費でした。
この滝は高度感ありますね。
海に潜った翌日は、沢。でも沢のほうが水温が高いので、快適でした。ここの沢は、アプローチ、下降が登山道ででき、沢登りが1.5時間ぐらいとショートルートにできます。ただし、ゴルジュと滝の連続。難しいけど、おもしろい。まるでマルチピッチクライミングをしているような感じもします。
写真は、5m×3段滝の最後。水量が少なかったので、正面を登れました。写真下のカマが深く、水深が2m以上あるので、落ちても大丈夫だろうという想像もできます。でもどう落ちるかわからないので、後続はビレイ。1段目はしっかりした倒木でセルフを取りますが、あとの2段はハーケンを打ち込みます。
FUJIFILM FinePix S5 Pro + Nikon Ai AF Nikkor 24mm f2.8D
雑誌STEREOの付録のスピーカーユニット(スキャンスピーク 5F/8422T03)で作るスピーカーシステム。エンクロージャーはロールペーパーの芯で、ユニットは上向き。広い音場が拡がるへんてこなスピーカーシステムですが、低音の量感は十分。結果、大成功になりました。
いくつか問い合わせを受けているので、ブログで図面をアップします。実は、もともとラフスケッチがあっただけだったので、図面はありませんでした。よって完成図です。
ターミナルについて:付けていません。スピーカーケーブルを直出し(5m)。
吸音材:入れていません。共鳴管独特のコーコーする音は若干ありますが、それほど悪くありません。吸音材を入れるとしたら、底部分に軽く。
結構オケでもとても小型スピーカーとは思えないスケール感があります。お気に入りはチェロ。低音よりにバランスなので、ツイーターが欲しくなるぐらい。