前日、夕焼けのきれいなここに来たもののカメラを持っていなかった。翌日は、ブローニーフィルムでも夕焼けを収めようと中判カメラを。35ミリのNikon FM2も持って行き、しかもバイクなのでマミヤプレスでは重すぎ。より軽量なFUJI GS645Sを持って行きます。
GS645Sは1984年登場の中判のレンジファインダー。F-1やF3など重い35mmの一眼レフよりも軽く、山岳写真に使用する人も多かったようです。レンズにガードがついてることからメーカーも山でのハードな使用を想定したのでしょう。写真では縦位置のように見えますが、実はこれが横位置。普通にカメラを構えると縦位置の写真になります。
富士フイルムはこの手のコンパクトで取り回しがいい中判が得意ですね。今でも6×7のコンパクトな中判カメラがラインアップされています。”S”がないGS645というのがありますが、蛇腹式で普段はカメラボディの中にレンズが納まっており、クラシックな雰囲気です。今もGF670という最新のカメラも蛇腹式。使ってみたいカメラです。
Nikon New FM2/T + Ai Nikkor 35mm F2S (Ektar 100)
GS645,GF670(マップカメラ)
http://news.mapcamera.com/mapsele.php?itemid=7118
P-610MB + TW-501 2Wayバスレフ型(65L)スピーカーシステム。15年ぐらい前に自作したもの。このころは日本の誇るスピーカー工房”ダイヤトーン”のスピーカーユニットも手に入ったが今では手に入らない。P-610をこのスピーカーシステムに使った他に予備で新品を持っていましたが、使用機会がなく放出しました。でも定価の数倍で売れました。最近は自作する機会がないのですが、JBL PARAGON(パラゴン)というスピーカーの音を久しぶりに聴く機会がありました。このスピーカーは大型のフロア型。1960年ごろアメリカのJBLで開発されたスピーカー。一部のジャズ喫茶で見ることができます。大きさから一般的ではないのですが、落ち着いて明確な低域と艶かしい高域の広がりはいいですね。(パラゴンをマッキントッシュのアンプでドライブしている。)久しぶりに製作意欲を刺激されました。といっても部屋にもう入らないけど。。。
JBL PARAGON
http://www.audioheritage.org/html/profiles/jbl/paragon.htm
ブローニーフィルムを使う中判カメラは、MAMIYA UNIVERSAL PRESS(マミヤプレス)とFUJI GS645Sを使っています。マミヤプレスは写真のカメラ。レンジファインダーのボディに大きなレンズとフィルムバック、レンズに対応したファインダーと合体ロボのようになり、とても大きくて重たい。。。1度韓国岳に持って行きましたが、ザックの重さの60パーセントはこのカメラだったでしょう。そのときは運良く雲海だったのがよかったですが。といっても韓国岳山頂で大判カメラを構えてる人もいますけどね。このカメラは、6×9という中判ではもっとも大きいフォーマットサイズを使えるのが利点。ほかにポラロイドバックを使えばピールアルパートタイプのフィルムも使えたり、もちろん、645のバックもあります。ただし、露出計はないので、勘で撮ります。しかも120のブローニーで撮れる枚数は8枚だけ。1枚1枚の重みは35ミリの比ではありません。よって持っていったとしても撮らないときもあるので、フィルムの節約にもなりますね。広大な景色を撮影する山岳写真はよりフォーマットサイズが大きいほうが有利になるので、6×9はとても有用なのですが、さすがにこのカメラは重すぎて常用するわけにはいきません。が、これで撮った写真の滑らかさ、自然さは抜群でポジフィルムをライトボックスで眺めているとその場にいるような錯覚を感じます。
Photo by Niko