引き上げシステム(1:1オートブロックシステム)
プルージックによるバックアップは1系統のみのシンプルな引き上げシステム。引っ張り上げられますが、引っ張り上げる手を離したとしてもバックアップにより落下しません。やってみるとバックアップがいかに安全かつ必要であるかわかります。
安全な山登りのために・・・・体力、知識、装備、技術・・・いろいろな要素がありますが、常に知識を得る努力をし、常に装備し、常に使いこなせるようになっていなければなりません。日々の平凡な登山がそうでなければならないのです。自分の中では『日々の平凡に徹する』という言葉を使っています。
最低限の準備をもってしても事故は起こります。ただし、悲観的に最低限の準備をしていれば楽観的に対処が可能になります。登山事故に山の難易度は関係ありません。どこでも誰でも起こる可能性があります。
幸い、自分の仲間たち、その繋がっている方々はいろんな知識に長けている方々が多く、プロフェッショナルもおります。スキルアップに関してはいろんな角度から勉強することができますので興味のある方々、一緒に勉強しましょう。
過去、登山で使うロープワークや登山計画書の作成、読図、コンパスの使い方などなどやってきましたが、今回はロープレスキュー編でした。次回はファーストエイドを中心にやりたいかも。あと無線通信訓練とか。できれば自然体験指導者のフォローアップになるようなことも考えていこうと思う。
テープスリングでスワミベルトを作り、フィックスロープと繋いで身体確保する。もっともシンプルで簡単な方法。
チェストハーネスを使うとこんな感じ。
保温。倒れている傷病者を体位変換しながらシート(写真黄色いシート状のものはチェルト)を敷いて保温する。