![P000348b P000348b](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/50/f2d0da22c38c1a393ec3855e45f668aa.jpg)
コダック破産のニュースはコダックのフィルムを常用している私にとっては衝撃でした。しかも”本”で買うのではなく、”缶”でフィルムをまとめ買いしています。100ftのフィルムの缶詰=30.5m。事業は継続していくということでひと安心ですけどね。すでに世の中のカメラはほとんどデジタルでしょう。忠実に記録するということではフィルムよりもデジタルの方が優れていますが、私の心に響くのは忠実な絵でなく、フィルムが描き出す非現実的な絵だったりします。モノクロは気分で印象が違ったりしますね。また、限られたフィルムなので、よく考えつつ1枚1枚大事に撮ったり、現像やプリントで液温やら時間を調整して仕上がりを楽しむ。ホコリも付きますが、レコードに針を落としたときのパチパチによく似ています。適度に心地いい。こういうフィルム文化が無くならないで欲しいです。いいものはわざわざ変える必要がないので、そのままフィルムメインでいきます。
![Dsc_0681 Dsc_0681](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/cb/bca3f2d4183470e00031c3140b40bab0.jpg)
Canon F-1改(F-1N) + FD 24mm F2.8
1976年に登場したカメラ。小学4年生のときに天体写真を撮るためにCanon FTbを使い始めました。その当時ちょうどミノルタα7000が登場してマニュアルフォーカスとオートフォーカスの過渡期でした。でも天体写真を撮っていたので、機械式シャッターのカメラにしか興味がなく、カメラに電池が必要なんてとんでもないと思っていました。気になるカメラといえばNikon New FM2。コパルの機械式縦走りシャッターを搭載し、1/4000のスピード。シンクロも1/250と高速。F3よりもハイスペックなところが特に気になっていました。といっても天体写真はバルブしか使わないんですけどね。でも小学生にFM2が買えるはずもなく、電池を入れず露出計を使わないFTbで写真を撮っていたおかげで感覚的に露出を決めることができるようになっていました。今でもデジタル一眼レフを使ったとしてもファインダーを覗く前に露出は自分で決めています。すでにCanonはEOSに移行しており、機械式は消滅。自分の興味は機械式が残り続けていたNikonに移りましたが、Nikon F-801sを使い始めたことでAF,AE機もいいなぁと。結局これを10年以上使いました。ただ、レンズに関してはNikkorレンズもいいですが、Canon FDレンズは捨てがたい。でもFTbはすでに壊れていました。それからずっとNikon。F2,F3,F4,F5,FM2,FE,FM3Aとあらゆるボディを使ってきました。最近、ジャンクのようなF-1を見つけ、露出計とレンズの連動部分に障害がありましたが補修でき、久しぶりにFDレンズを試してみているところです。
Nikon D2H + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D