レンズ修理中
早起きの朝。先日PENTAX LX + RICHO XR RIKENON 50mm f2で撮った写真に違和感。
自分はこう写したつもりはないのに。。。という。
普段機械式のNikon New FM2/Tは露出計の電池も入れずに使っているので、撮った時の絞りやシャッタースピードから写った写真はこうなるというのは敏感で。
レンズを分解してみると、レンズに問題ありでした。ボディと絞りの連動部分のレバーの固定ピンが外れてちゃんと連動していませんでした。でもただのピンなんだよな~。。。ねじにしてくれればよかったのに。
ついでに修理途中でほっといた、RICHO XR RIKENON 35mm f2.8 の絞りの粘りを修理しました。ベンジン浴で余分な油を落して、粉末の黒鉛を絞り羽根へ落として滑りをよくして修理完了。
PENTAXのカメラには、RICHOのレンズを主に使っていますが、理由はフィルターのサイズ。PENTAXのレンズは49mm。RICHOは52mm。他に使っているNikon NikkorとCanon FDも同じ52mmなので、フィルターやフード、キャップが共用できます。
XR RIKENONは下のセロー写真でもわかりますが、絞り開放から非常にシャープ。対してPENTAX SMC TAKUMARは心地いい柔らかさを感じます。
PENTAX LX(右) , PENTAX ME(左)
PENTAXとの付き合いはNikonやCanonよりそれほど長くなく、15年ほど前から。
PENTAX SPとSLを使っていましたが、今のメインはMEとLX。MEは最小クラスの手のひらに収まるほどの一眼レフ。LXもそれほど大きくありません。しかも軽量。
LXは1980年から2001年まで作られたベストセラーのカメラ。同年代ではNikon F3やCanon New F-1がありますが、いずれも防滴、防塵性能はそれほど徹底されていませんでした。でもLXはかなり徹底されています。そのため、開けるのが怖いので、自分でオーバーホールもしていません。調子がいいので、その必要もないですが。
New F-1とこのLXのシャッターは、機械式と電子式のハイブリッド方式。当時は、信頼性を要求されるプロ機材で電子式シャッターはまだ信頼性に欠けていたのでしょう。機械式なので電池がなくても動作します(シャッタースピードには制限あり)。New F-1では電池がないときはシャッターのフィーリングが大きく変化します。でもLXでは変化しないようになっています。
自分がLXで一番気に入っているのは、ファインダー。視野率は100パーセントではありませんが、ファインダー倍率が高いので、ピント合わせが容易。Nikon F3のDE-3ファインダーの見え方も秀逸ですが、アイポイントが長いけど、倍率が低くなっています。
それと、M42スクリューマウントのレンズがマウントアダプターを介してですが、使えること。豊富なレンズがあり、今も現行品があります。