こないだ、鹿児島に向かうフェリーをたくさん眺めていましたが、最近QE2(クイーンエリザベス2)見てないなと思っていました。でもすでに退役。日本で見ることはもうできないようです。
建造当初蒸気タービンを搭載し、30ノット弱で巡航していたといいます。でも機関故障に悩まされ、燃料消費量も大きく、後にディーゼル電気推進に換装されています。ディーゼル電気推進は、ディーゼル発電機+電動機の機関構成で、静粛性が必要な客船には一般的。砕氷船など、トルクが必要な船もこれですね。
写真は、鹿児島市の谷山港にて。1995年だったかな?
Nikon F-801s + Ai AF Zoom-Nikkor 35-70mm f3.3-4.5(カラーネガフィルム)
小学生の時から続けている天体写真。小学生の頃買ってもらった機材(赤道儀、鏡筒・・・)を今も使い続けています(写真)。
純正パーツはすでになくなっていますが、自作したり、改造したりして対応。ただし、正確に星を追尾するために重要な極軸望遠鏡(地球の自転軸に望遠鏡の回転軸を合わせるための望遠鏡。)の指標は1996年で終わっているために北極星を望遠鏡の視野内に入れてからあとは勘に頼ってセッティングしています。この望遠鏡を使い始めた1980年代は1996年なんて遠い先のことのように感じていましたが。
ここ最近アップした写真は結構アバウトに極軸導入したために甘さが出ていて、やや星が流れています。短いレンズなら全然問題ないのですが、長くなるともっと精度良く合わさなければいけません。
最近変わったのはカメラ。以前から理想は、天体写真はデジタルで。フィルムよりも高感度でコスト安。最近はノイズも少ない。ようやくデジタルカメラで撮り始めました。FinePix S5 Proはリバーサルフィルムに比べるとさすがにHα領域の感度は悪いですが、十分実用になります。コンポジット(コマ重ね)をすることでいい結果になりそうです。しかもここ最近の写真は月明かりがある星空でしたが、いい結果になりました。
この結果を受けて望遠鏡の直焦点(望遠鏡を望遠レンズのように使う。)を久しぶりにやってみようと思い立ったところ。より大きな絵で星雲などを写してみます。ただし、やはり、赤道儀を手動で連続的に追尾するのは精度が×なので、新しい機材も検討してみようかな?
夏になったら、天の川を。
この写真は、ただ三脚にカメラを固定して25秒シャッターを開いただけ。(ネガフィルムISO800)
バラ星雲(NGC2237-9)
いっかくじゅう座にある散光星雲。
肉眼では見えないため、写真で観察するか、特殊なフィルターを通してみるかになります。
が、どうやって探すか?
オリオン座のベテルギウスとこいぬ座のプロキオンを結んだ線状の中間点からややベテルギウス側にあるということで、このように写真のフレーム内に収めることができます。
バラにも見えるし、ツバキにも見えるし。もうちょい長いレンズで撮るとディテールがわかります。
前にも紹介しましたが、拡大してみると、近くを小惑星が通過している様子が見えます。星野写真に捉えられるということは、相当地球に接近していると思います。
FUJIFILM FinePix S5 Pro + Nikon Ai AF Nikkor 85mm f1.8D
木星(Jupiter)
今の時期の21時ごろ、一番明るい星です。おうし座にあり、おうし座のアルファ星アルデバラン(Aldebaran)の近くにありますが、アルデバランも明るさは1等星なのですが。。。いかに木星が明るいかがわかります。
アルデバランの近くは星が集まっています。ヒアデス星団(Mel25)です。
木星の右側には、プレアデス星団(M45 すばる)があります。肉眼で見ると、目がいい人は6・7個の星の集まりとして見えるはずですが、みなさんいかがでしょうか?
青白い光を放ち、周りのガス雲も青白く照らしています。すばるの歌にあるように青白いこの星たちは高温でエネルギーを大量に消耗しているために寿命が短い運命にあります。
FUJIFILM FinePix S5 Pro + Nikon Ai AF Nikkor 85mm f1.8D
小惑星(写真左の矢印の先にある線状の天体。軌跡を写真に捉えている。)
2月16日の夜(22:00頃)に捉えた小惑星です。
星の観察の仕方として、肉眼で見えない天体を写真で撮ってから観察するという手法もあります。
写真右の赤いガス雲は、バラ星雲と呼ばれているもので、肉眼では見えません。よって写真を撮ってから、うちに帰って眺めていたのですが、恒星でも惑星でもない天体が写っていました。小惑星です。
先日、ロシアに隕石(小惑星)が落下し、地上まで届きました。2月16日の未明には、"2012DA14"という小惑星が地球に接近し、静止衛星よりも地球に近いところを通過していきました。
大きな天体が地球に衝突するという映画みたいな状況が実際に起こりうるということですね。自分で写真を撮ってみるとより身近に感じてしまいます。
小さいころから星の観察が好きで、よく眺めていますが、流星が大気圏に突入して爆発する現象はたまに見られます。一度はドーン!という衝撃波(ソニックブーム)を聴いたこともあります。ロシアで窓ガラスを破壊したのもこれでしょう。でも小惑星を写真で捉えたのは初めてでした。
FUJIFILM FinePix S5 Pro + Nikon Ai AF Nikkor 85mm f1.8D
6AS7G(写真は、高信頼管タイプの6520) NEC製
出力管候補の真空管。
"TWIN TRIODE"=双三極管ということで、ひとつの真空管の中に2組の増幅部が入っているために、これ1本でステレオアンプの出力管とすることもできます。
でも、チャンネルセパレーションを重んじるオーディオアンプでは当然そういう使い方は嫌いますが。。。2組のユニットを使って、プッシュプルで使うか、それとも片方だけでシングルアンプとするか。テレビの音声用として、初段管に12AU7、出力管にこの真空管として、わずか2本でステレオアンプを設計したことがありますが、実際に製作していません。
もともとレギュレーション管といって定電圧電源装置の電圧制御用の真空管ですが、オーディオアンプにも適しています。この形状の真空管は形もいいですし。
初段管に用いるつもりのEC86(6CM4) hp製
UHF帯高周波増幅用の真空管(三極管)。増幅率が大きい、内部抵抗が小さい特徴の真空管。
増幅率や内部抵抗。出力や周波数特性にいろいろ影響するのですが、実際には作ってみなければわかりません。また、物理的な特性のよさと感覚的な音の心地よさは違うようです。
南九州山岳救助隊 ビバーク訓練
霧島連山の朝。高千穂峰のシルエットが闇から浮かび上がってきました。以前、新燃岳・獅子戸岳鞍部でビバークし、夜間捜索訓練を実施しましたが、そのときは2時間のビバーク。そのときも冷たかったですが、風がなくて十分耐えられました。今回は風の吹きさらす山頂でのビバーク。厳しかったです。が、装備の状況でどう感じるのか、何が必要なのか、遭難者はどういう気持ちになるのか、実体験することでわかることがとてもたくさんあります。過去なんども訓練だけじゃなく、実際の捜索も体験しましたが、やはり自然の厳しさを実感しています。それを忘れないためにも訓練としてやらなければなりません。
RICHO XR-2 + XR RIKENON 35mm f2.8 (SUPERIA PREMIUM 400)