Nikon F2
この固体は私の誕生年(1975年)に製造されたもの。F2は1971年に登場した完成度の高い機械式カメラで、適度に使用しメンテナンスをしていけば半永久的に使用できると言われています。自分も7年使用してきています。最近はこのようにファインダーを外して、ウェストレベルで使用しています。天体写真を撮るときにもこのほうが都合がいいので。欲を言えば全面マットスクリーンとウェストレベルファインダーが欲しいですが、そのうちに。
この写真を見て、あれ??と思った方もおられると思います。そう、ブラックボディのF2の底がシルバーなんです。もともと、真鍮にブラック塗装のブラックボディと、めっきのシルバーボディが存在します。それを組み合わせたような感じになっています。
2年ほど前1.5mの高さからコンクリート面に落下させてしまいました。しかもそこは斜面があり、落ちてからごろごろと転がっていったのです。でも故障せず、底板が凹んだだけ。ただ、底板と裏板が干渉しているせいか裏板が開きづらい状態でした。そのまま使い続けていましたが、重い腰を上げて修理します。
一部パーツをすでに外していますが、このボディがいかに使い込まれたかを感じました。落としたときに左端を損傷しています。
底カバーを外すとカメラの中身が見えてきます。シャッターブレーキのパーツ群が目立ちます。しばらく巻き上げてシャッターを切ってと動きを観察。すべてが連動して動く様子はまるで生きています。内部はきれいな状態で、損傷も見られず。
シルバーの底カバーを取り付けたところ。取り外した底カバーを観察してみると、ん??特に変形も無し。あれ?と思いながら試しにまた元に戻してみると、裏板の開閉もOK。てことは、落としたショックで底板が押し込まれただけだったようです。ま、でも気分転換にシルバーに換えてみようということで。おそるべきF2ですね。堅牢性は優秀です。これからも大事使い続けたいと思います。自分とどっちが長く生きるか!?
F2は一生のカメラですね。やはり大事な記録を残すときにはフィルムを使っています。F2はたまに持ち出して街撮りをしたりしています。多趣味な方ですね。私もいろいろと。。。ホームページ、ゆっくり見させてください。今後ともよろしくお願いします。
これを機にまたお邪魔しますので、宜しくお願いします。 よろしかったら 「心の中のフィンドホーン」 に立ち寄ってください。